1.3-2 コーナーモジュールの製作 〜土台と路盤を作る〜

実際に製作に入っていきます。

まず今回のレイアウトの構図ですが、
1、切り通し区間をやりたい
2、トンネルをやりたい
という2点を盛り込みます。
「トンネルから電車が出てきたら、切り通しのカーブにさしかかる」という感じです。
目標にするのは、東急田園都市線のたまプラーザ付近です。

東急カレンダー2003より。
今回はこのイメージで製作します。
トンネルから出てくると切り通しのカーブに差し掛かります。
カーブの半径は1112mm(内側)1145mm(外側)(共にレールの中心との半径)と決めましたので、
それを新聞紙にけがいて切り出しました。
で、それを板に写します。(↓)
けがいたら、切り出します〜( ̄▽ ̄)
普通の直線なら簡単に切り出せるのですが、
角度がついてくると面倒ですねぇ〜。
今回は切り出しやすい板でしたので、多少は作業がラクでした。
複雑な形状のベースを製作するのなら、材質を見極めた材料選びも大切だと
実感したり。
コーナーのアウト側には、側壁となる板も立ててみました。
今回は切り通しとトンネルがやりたい。というテーマです。
側壁部分となる板を切り出し、側壁を立てたら
ダンボールで作ったつい立の間に、丸めた新聞紙で土台を作っていきます。
トンネル部分も作って、仮置き。
これがカントの土台になるパーツです。
これは、KATOの車輌ブックケースの紙製外ケースを
チップ状に切り出したもの。
このようにして、レールのアウト側に高さを付けていきます。
画像は1段目貼り付けの様子です。
これを、今回は2段重ねでカントの高さとしました。
2段重ねの時のカントの高さは1.6mm〜1.8mmくらいでしょうか。
カントの作業が終わりましたので、
コルク道床を仮置きし、更に車輌を載せて具合をみることに。
置いた車輌はさておき(爆)
まぁ、こんなもんでしょう。
ちなみに、トンネルも仮置き。
いよいよフレキシブルレールの登場。
今回もPICOのPC枕木のタイプをチョイス。
更に今回は、レールの側面の錆色を茶色を塗って再現。
チマチマとした作業ですが、手間をかけただけの見栄えはアリですねぇ〜。
色を塗り終わった段階で、レールを仮置きしてカントのチェック。
車輌はバード社長からお借りした、マイクロの小田急車。
フレキシブルレールをコルク道床にスパイク(打ちつけ)をして固定しました。
モジュールの末端部分はユニトラックに変換済みです。
KATOの複線間隔に合わせたり、
フレキシブルレールをカーブに合わせてキレイに曲げたり、
フレキシブルレールとユニトラックを接合させたり・・・と、
走りに影響する現物合わせが多い工程ですので、
慎重に作業する部分です。
コーナーのイン側の側壁も立てました。
これでグっと完成図が見えてきた感じですねぇ〜( ̄▽ ̄)
コーナーのアウト側からの画像。
緩やかなカントつきのカーブ。
これなら美しい編成美が楽しめそうです。
本人はかな〜りお気に入り(笑
コーナーのイン側にも土台となる新聞紙を詰めました。
ついでに架線柱も立てられるようにしてみたり。
真上からのショット。
全体図はこんな感じ。
結構コンパクトそうで、大きかったり。
収納場所には困らなさそうなサイズにはしてみましたが、
いかがかな?
ベース作りもあと少しです。

つづく〜