2.1-3 簡単なストレートモジュールの製作 〜シーナリーとストラクチャーを作る〜

奥行き300mm、長さ496mm(ユニトラック248ストレート2本分)のストレートモジュールを製作中です。
バラストを撒いて、完成を目指します。

個人的なことですが。
バラストは国内・外の様々なメーカーからリリースされていますが、私はTOMIX製を使用しています。
一般的にTOMIXのバラストは粒子が大きい・・・と思われるかもしれません。
実際の石ころをピュアに1/150スケールダウンするのならば、確かにTOMIXのバラストは大きいです。
しかし、Nゲージを見せるという意味ではTOMIXの解釈というのは決して間違っている訳でもなく、
むしろ丁度良い感じかと思います。
皆さんも様々なバラストを実際に比較して、自分のイメージに近いものをチョイスすると良いでしょう。
またこの作品では行いませんが、バラストを撒いた後のウェザリングも非常に効果的です。

バラストを撒きます。
私のバラストの撒き方はレイアウト作例カタログのスポイトを使用する方法ではありませんので、
←の画像のような下準備をします。
KATOの架線柱をセッティング済みですので、
架線柱を立てる穴にバラストが入らないように詰め物をしておきます。
あとでピンバイスでグリグリとほじくり返すのも面倒ですので。
バラストを撒きました。 使ったのはTOMIXのライトグレー。
撒く時のポイントは・・・本物っぽく・・・(爆
枕木はバラストで埋まっては×です。
バラストと枕木がツライチか、ちょっと枕木が出ているくらいが丁度良いかと。
こればかりは普段からの観察力でしょうから、要研究ですな。
また、バラストは線路の端に「余盛」というヤマを少しつけてやるとベターです。
具体的には こんな感じ 。
バラスト撒きが終わったら、バラストを固着させます。
スポイトでチマチマやるのがオーソドックスな方法ですが、
私はボンド水を霧吹きで雨のように降らせてやる方法を
模型店の方から教えてもらいましたので、その方法で。

スポイトを使う方法と違い、バラストの表面のみにボンドが染みて固着する方法ですので、
ポロポロとバラストが崩れてくると補修作業が必要になりますが、
基本的には難工事にはなりませんので、問題には感じていません。

また、いっぺんに多くの面積を処理できますので、時間的にもラクです。
ボンド水はスポイトと同様くらいの濃さでしょうか?
TOMIXのバラストはボンド水を降りかけた時に バラストがダマになる・・・といったことがないので、
中性洗剤を薄めた用水での下処理は要りません。

ポイントは20〜30cmくらい離して、霧雨を降らせる感じです。
ボンド水を振り掛けても、窪みが出来るなどのトラブルはありません。(私は。)
それと、廻りにボンド水が散らばるので モジュールの廻りに新聞紙を敷き詰める必要はあります。(^^
モジュールの不必要な部分を新聞紙でマスキングしたのも、このためです。

それと、今回ポイントはポイントとして使わないので良いのですが、
実際ポイントを配置する時は、バラストの撒き方、固着方法には気をつけなければなりません。

バラストが固着しました。
固着には2〜3日放って置くのが一番ですね。
まず固着していない部分が無いか、チェックします。
ポロポロとバラストが崩れる部分があれば、今度はスポイトなどでチマチマと補修します。
補修をしていないと、最悪、正常な近隣の部分も崩壊してしまう可能性があります
これはバラストの表面が固着していて、中の部分が固着していない為に起こるようです。
モジュールレイアウトは慎重に移動・保管するでしょうから、通常はあまり問題ないでしょう。
しかし、強い力が加わったりすると意外と脆く崩れたりもします。注意。
ちょいとバラストが足りなくなってしまったので、
端っこの一部にTOMIXのバラスト「F・ミックス」を使用してみましたが、( ̄ー ̄;)
固着する前はライトグレーと近似色でしたが、固着すると全然色が違うぢゃ〜ん(爆
人工芝にフォーリッジを撒きました。
これはボンドを直接芝生に塗布して、その上にフォーリッジを載せていきます。
必要あらば、上からボンド水を振り掛けるのも手ですね。
人工芝一色よりも、フォーリッジを組み合わせた方が 自然な感じが再現できるかと思います。
道路も未完成ながら、一部使用してみました。
バスコレに加え、バンダイから発売されたワーキングビークルのトラックも載せて渋滞を再現。
本当は保線の車両を置く予定で作ったスペースでしたが・・・
適当な車両が無かったので、Bトレを置いてもらいました。
花畑が良い感じを出している・・・と思いますが、どうでしょうか?

とりあえず、ここで作業ストップ。
何年か使った後、老朽化で解体しちゃいました〜