フュージングメモ帳
フュージングを始める皆さんに役立ちそうな情報をメモしました。
ガラスの膨張率
ガラスを混ぜるとき、膨張率(COE)があわないと割れてしまいます。どのガラスがいくつの膨張率なのかを知っていることが必要です。±2以内がのぞましいと言われています。
フュージングでよく使われているガラスと膨張率は次の通りです。
(単位は10の-7乗)
ブルズアイ フュ−ジング用 90
フュ−ジングでは標準的なガラス 詳細はブルズアイ
デザーク 95
色数は少ないがよい色がある。 ステンドと共用
システム96 96
スペクトラムで製造販売されていたが、同社の破綻とともに供給不安定。
ライヘンバッハ 90
パウダー、フリット
クグラー 93
パウダー、フリット
モレッティー 104
ロッド、ミルフィオリ
佐竹 110〜120
ロッド
ひずみビューアー(ストレソメーター)の簡単な作り方
焼成した後、膨張率その他の原因でガラスに歪みが残っているかどうかを見るのに便利なのがひずみビューアーです。フュージングにはぜひほしい道具ですが、買うと高価なので、手製で作りましょう。

まず、偏光シートをA4くらいの大きさ買ってきます。(東京では、東急ハンズなど)
次に小箱をつくり、中に電球(40w位)をセットし、上面にすりガラスをはります。
偏光シートを半分に切ってガラスの上にはり、後の半分をなんらかの方法で10cm位上に支えてやります。写真例では、ボルトと蝶ネジを利用しました。この時、2枚のシートの方向がお互いにクロスするようにしてください。

電気をつけ、2枚のシートの間にガラスをいれて上からのぞきます。全体が暗く見える中で、ひずみのあるところは白く光って見えます。

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