写真立ての止めかた

写真立て(フォトフレーム)に写真を止めるルオー工房のやりかたを公開しましょう。


テグス・クロス法 (フュージングの場合その1)

「伸びるテグスとかゴムテグス」といわれるテグスが、ビーズ屋さんなどで手に入りますが、普通のテグスと違い適当に伸びて弾力があり、写真を止めるのに使えます。

フュージングで枠を作ってから、平滑なフロートガラスを裏からフォトボンドで中にはり、写真立てにします。

フロートガラスの角をあらかじめななめに削っておき、テグスが引っ掛けられるようにしておきます。


枠の裏からフォトボンドでフロートガラスを枠にとめ、このようにテグスを引っ掛けます。

「フォトボンド」は紫外線硬化型の接着材で紫外線(太陽光など)にあてると堅くつき、ガラスには最適の接着材です。しかも接着面以外は固まらないので、はみだした部分は後でふいてしまえばよいというすぐれもの。(メーカー:サンライズMSI)


裏からみたところ。「伸びるテグス」を8の字になるようにクロスさせてかけます。始めにテグスを短かめに結んでおいて、引っ張りながらかけてやるとよい。


写真を入れるときはこのように、テグスの下をくぐらせます。



入りました。好きな位置にとめられます。



表からみるとこのようになります。テグスはほとんど見えません。



■ビニール板のカールを利用して止める方法(フュージングの場合その2)





このように写真を中央に簡単にとめられます。

裏はこうなっています。透明ガラスで作ったL字のとめパーツが4箇所接着してあり、その中にビニールをきっちりとはめて写真を押さえています。

L字のパーツはガラス片を切ってフォトボンドで接着して作ります。


中の押さえはこのように巻いたビニール(厚み0、2mm)を切って作ります。


巻いたくせ(カール)を利用して、そらしながらきっちり切って写真を押さえながらはめこみます。


フュージングの写真立ては写真の止め方に一苦労しますが、これら2つの方法では写真はどの位置にでもとまり、出し入れも簡単です。留め具がすべて透明なので、フュージングの枠にも透けて見えにくいのが特色です。





■ステンドグラスの場合

ステンドグラスの写真立ての場合は、次のように真ちゅう線で作った押えを4か所ハンダ付けするのが簡単です。







正面から見るとこんな感じです。


ステンドグラスHP