面取り用研磨ビットの作り方


ガラス器の内べりの面取りをして光沢面に仕上げたい時、ダイヤビットは粗目のものしか入手できないので、ホームセンターで売っている耐水ペーパーを利用してビットを手作りできます。なにより安価で惜しげなく使え、消耗してもすぐ作れるのが便利。




耐水ペーパーは紙やすりの一種ですが、耐水性があり、ガラスの研磨に使えます。
耐水ペーパーを2.5cm位の幅に切ってステンレスの軸にしっかりと巻き付け、ゴム輪で固定します。
ルーターの回転でほどけない向きに巻きます。多少端がずれるように巻くほうが接着剤がしっかり付く。



いったん軸を引き出してから接着剤E6000を塗りつけてからまた差し込みます。
E6000はべったりしたゴム系の強力な接着剤です。(通販で入手)



端にもたっぷりと接着剤をつけます。



反対側の端にも同様に接着剤をつけ、この状態で1日おいて固める。
中心の軸まわりと両端がしっかり固定されていれば使用上問題ない。



乾いたら、ゴム輪をはずせば完成です。



ガラス器の内べりの面取りに使ってみましょう。水をかけながらルーターを前後に動かして消耗が一か所にかたよらず、まんべんなくいくように削る。ビットは消耗してゆくが、下から次の新しい面が出てきます。ときには手でむいてやってもよい。



色々の番手のペーパーがあるので、数種類ビットを作っておくと便利。面取りなら600番→1000番→2500番と番手を上げて研磨すると、光沢面まで磨けます。左端はダイヤビット。



ステンドグラスHP