戻る

メールソフトのダウンロードはこちら


メールの設定ってこんなに面倒だったんだ、と。
つくりながらあらためて痛感。
重要なのはユーザーネーム、メールアドレス、パスワードの3つだけなんですけど、POP3だのSMTPだの認証だの言われると凍りつきそうです。

これに関しては助けになることは何ひとつできません。
頑張って設定してくださいとしか言いようがない。

ついでに面倒くさいことが苦手なので、設定データを儀式ばって大袈裟に管理するようなことはしてません。
もろもろの設定データは、exeファイル(ソフト本体)と同じフォルダに、分かりやすくテキストで保存させてます。
(データ入力して「確定」押すと同じフォルダ中に'mlst.txt'というファイルがつくられます。メモ帳で簡単に開けるこのファイルに、パスワードも含めたすべての設定データが入ることになります)
UI上でもパスワードにマスクはかけてません(テキストで保存されたようなものにマスクがかかってたら、とんだ茶番、ままごとだ)

なんで保存するのかといえば、毎回毎回同じデータを入力するなんて冗談じゃないと思うからで、これはたぶんセキュリティみたいなこととは正反対の方向を向いた話です(本気でデータ守らなきゃと思うなら、自分の頭の中以外の場所に保存しちゃダメだろという気がする)
保存場所を分かりくくしたりあれこれ工夫を凝らすことがせめてものセキュリティだろと言われればまったくそのとおりなんですが、そこで頑張りすぎてソフトの構造を複雑化させたあげく、何かトラブルが起こったときに解決への道を遠ざけたり、別のトラブルの原因になったりする可能性があるなら、それはそれでやっぱり冗談じゃない、というような声があちこちからいっぱい出てくれば、この手抜きもまんまと正当化されてしまうかもしれません。

何はともあれ設定データの管理をゆるくしたぶん、身軽です。

その気になればUSBメモリに入れて持ち歩いて、他人のパソコンで自分のメールを送受信できます(USBメモリからの直接起動なら、送受信し
た自分のメールが他人のパソコンに入り込むことはありません。全ての処理は同一フォルダ内で完結させてます)
もちろんそのUSBメモリをなくして知り合いに拾われたら赤っ恥かきます。

それぐらいでええやん。
という気持ちでいられる人以外は、このソフトは使わないほうがいいです。

基本機能の使い方については、面倒なので書きません。
ここを押せばこんなふうになるんじゃないかという予想はなるべく裏切らないようにつくってあります(たぶん)

おまけ機能としては、自動受信なんてものがありまして。
これをOnにすると、タスクトレイに常駐して、1分おきに勝手に受信処理をします(受信メールがあれば受ける。なければ何も起こらない。まあ当たり前)
普通に考えれば、こんなものが何の役に立つのかと。
メール受信なんてのは、そうしたいと思ったときに自分で受信ボタンを押してやりゃいいんです。
四六時中監視なんてしてくれても、べつに有難くも何ともない。
だいたいタスクトレイに常駐が許されるのは、IMEアイコンと、ネットワーク接続状況を示すアイコンだけです。
メールソフトごときがこの場所に居座るなんて生意気にもほどがあります。

そこまで分かっていて、何でそんな機能をつけたのかといえば、ことの始まりが職場用だったから。
とりあえず四六時中監視して自動返信してくれる機能がほしかった。

このソフトにも自動返信機能は付いていますけど、一般的に有難がられる機能とも思えなかったので、UIからの設定はつけてません。


自動返信機能を使う場合は、'atrp.txt'と名づけたテキストファイルを作って、exeファイルと同じフォルダ中に入れてください。
テキストの中身は最低4行。
全ての行に文字列が入っている必要はありません。
1行目と2行目に関しては空文字でもOK。

要するに、「受信したメールのタイトルとテキストの1行目が部分一致している」か、または、「受信したメールの本文とテキストの2行目が部分一致」していれば、3行目をタイトルに、4行目以降を本文にして、自動返信する、ということなんですけど、例を書かなきゃわかりにくいかな。

1行目 (からっぽ)
2行目 友達になってください
3行目 どういたしまして
4行目 >友達になってください←あたし、こういう人きらいです。

こんなテキスト内容にしておくとします。

で、たとえば

タイトル: キャサリンさん、こんにちわ
本文: グレッグ・アンダーソンといいます。友達になってください。

というメールが来た場合

タイトル: どういたしまして
本文: >友達になってください←あたし、こういう人きらいです。

という自動返信が行くことになります。


1行目 めっきり春めいてきましたね
2行目 (からっぽ)
3行目 どういたしまして
4行目 >めっきり春めいてきましたね←あたし、こういう人きらいです。

これだと

タイトル: こんにちわ、カールです。めっきり春めいてきましたね
本文: 桜の花が散る前に、一度お会いできればと思っています

に対しては、↓のような自動返信が行く。

タイトル: どういたしまして
本文: >めっきり春めいてきましたね←あたし、こういう人きらいです。


1行目 (からっぽ)
2行目 (からっぽ)
3行目 何やってんだバカ
4行目 いたずらはやめろバカ

こんなふうにしておくと

タイトルも本文もからっぽのメールが来た場合

タイトル: 何やってんだバカ
本文: いたずらはやめろバカ

という返信が行く。

返信の本文については行数制限なしです。
4行目以降はすべて本文とみなします。
ついでに、3行目と4行目は両方埋まっていないと、自動返信は実行されません。


それはともかく。

このソフトはいろんな意味で不完全です(このソフトに限らずだけど)
たとえば、UTF-8とかいう、ここ数年流行り出しているらしい文字コードには対応していません。
仕方ないのでUTF-8メールについては.emlとして開くようにしてあります。
それは多くの場合Outlookで・・・って、なに言っていってるか分かりませんよね。
いや、深く考えなくていいです。
何十通か、何百通かに一通、ほかと違う開き方をするメールがあるかもしれないってことだけ覚えててくれれば。
(深く考えたい人で、なおかつDelphi持ってる人は、こちらへ)