表紙に戻る


楽譜(参考運指つき)前半

楽譜(音の高さと長さの情報以外はほとんど削除した状態)

楽譜(参考運指つき)後半


2声インヴェンション ニ短調 BWV775

インヴェンション全15曲の中ではいちばん指の動きが楽。
階段昇りと7度跳躍の組み合わせ(これも一種の使いまわし用定型かな)ってのは、何だか知らないけど指なじみがとてもいい。
転調もとても穏やか。
平行調転調はほとんど変わった気がしないので、けっきょく2つの調しか経験しなかったなという気分。
ひとつの調に安住してる時間の長さってのはそのまま耳あたりの良さになりますね。
2回の長いトリルは、遅めのテンポをとれば16分音符一個につき3回打ちも可能でしょうけど、大のおとなが歯を食いしばって弾くのも何だかなという感じ。2回打ちでじゅうぶんです。
(ちなみに自分は極端に遅いテンポをとっているので3回打ち。2回じゃ指が待ちきれないというぐらい遅い。この曲を初めて聴いたときがそういうテンポの演奏でいまだにその呪いがとけていない。どこかのグループのパーカッショニストの鉄琴だか木琴だかによる演奏でした)