半年以上鍵盤にさわらずにいてもそんなにヘタになったと思わずに済む運指の追求


指使いについて


関連したもの無関係なもの取り混ぜソフトいくつか



表中の☆は大体の難易度(体感〜
たぶん個人差ありすぎ。信用しないほうがいいと思う)

ベートーヴェンでいうと(なんでベートーヴェンなんだ)

☆☆☆☆☆ いかにも難しそうなやつ全部
☆☆☆☆ 月光3楽章
☆☆☆ 悲愴1楽章
☆☆ 悲愴2、3楽章、月光2楽章
☆ 月光1楽章

ぐらいの感じ、か。

☆☆☆☆以上は、指使いの工夫で楽になるということが殆どないので無視。
(そもそも自分が弾けないのに紹介なんてできない)
おそらく時代の問題もあって、たまにしか鍵盤に向かわない人でも持ちこたえられるようなふざけた指づかいが許されるのは、18世紀の作品まで。
それより後の時代のものだと、一般的な難易度評価で中〜中の下程度でも、練習嫌いな素人にはきびしい曲がけっこうありそうです(悲愴1楽章はアウトかも)

演奏上の難所ってのは、高速「ピロピロ」と豪快「ドカドカ」に決まってるんで、これらが含まれる曲には近づかないように、が原則。
ただ18世紀もの(バロックより後、モーツァルトあたりまで)の、ピロピロ、ドカドカは、ものによってはグダグダに鈍った指でもどうにか乗り切れます。
いちばんヒトにやさしいのはバロック時代の作品。
音符として記されたピロ、ドカはほとんどない。
もしかしたらあるのかもしれないけど、速度指定がないという事実を盾にとることが可能。
要は弾ける速さで弾けばいい。
たまに出てくる長めのトリルってのが事実上のピロピロ(文字通りのピロピロ)だけど、これはひきやすいように改変が可能、極端な話省略もあり。
速度を落としたりトリルを削ったり、楽になるための作業を、音楽の世界では「解釈」と呼ぶらしいです。
「これがこの作品に対する自分の解釈である」と。

何はともあれここでは☆☆☆が最高ってことで。

バロック時代の楽譜には速度指定がないと書きましたが、実際の市販の楽譜には速度指定やら強弱記号やら細かく記されていることがあります。
これは多くの場合、作曲者本人じゃなく後世の誰かの仕業と考えていいです。
カール・ツェルニーは、メトロノームによる速度指定なんてことまでしでかしてくれました。
だいたいこいつはアタマのいい悪戯小僧みたいなやつで、今どきなら自分の腕試しのためにコンピュータウィルスばらまくようなタイプです。
それでもって師匠のベートーヴェンにだけ忠誠を誓ってた。
バッハのインヴェンションに滅茶苦茶な速度指定つけてべたべたにロマンティックな強弱記号つけたのもこいつです。
もう悪ふざけとしか思えません。
「先生、バッハの曲集を先生風のロマンティック色でべったり塗りたくってやりました」
「おおカール、何てことを。そんな弟子に育てたおぼえはない」
「先生色の音楽が世界を征服するのもそんなに遠い先の話じゃないです」
「いや、しかしまだモーツァルトという強敵が」

というような話をどこかで読んだような気がするんですが、どこまで本当か知りません。



追記)
調律というか調律法の歴史というか平均律の歴史というか・・・に関して、いくつかのページでデタラメなことを書いてますけど気にしないで下さい。
(聞きかじり読みかじりの断片情報を貧しい想像で補ったような内容。その多くは、後日、間違いと判明)






バッハ
(*印は別人の作じゃないかと、もっぱらの噂。どうでもいいけど)
初心者用プレリュード ニ長調* ☆☆ BWV925
ヘ長調 BWV927
ト短調 BWV929
イ短調 BWV942
初心者用6つのプレリュード 1番ハ長調 ☆☆ BWV933
2番ハ短調 BWV934
3番ニ短調 ☆☆ BWV935
4番ニ長調 ☆☆ BWV936
5番ホ長調 ☆☆ BWV937
6番ホ短調 BWV938
小プレリュードと小フーガ プレリュード イ短調* BWV895_1
フーガ イ短調* ☆☆ BWV895_2
インヴェンション ニ短調 BWV775
シンフォニア ハ短調 ☆☆ BWV788
パルティータ 1番〜メヌエット ☆☆ BWV825_5
2番〜シンフォニア ☆☆☆ BWV826_1
イギリス組曲 1番〜ブーレー ☆☆ BWV806_5
4番〜メヌエット BWV809_5
5番〜パスピエ ☆☆ BWV810_5
6番〜ガヴォット ☆☆ BWV811_5
フランス組曲 1番〜アルマンド ☆☆ BWV812_1
1番〜サラバンド BWV812_3
1番〜メヌエット BWV812_4
2番〜アルマンド ☆☆ BWV813_1
2番〜クーラント ☆☆☆ BWV813_2
2番〜サラバンド BWV813_3
2番〜エア ☆☆ BWV813_4
2番〜メヌエット BWV813_5
2番〜ジーグ ☆☆ BWV813_6
3番〜アルマンド ☆☆ BWV814_1
3番〜サラバンド BWV814_3
3番〜メヌエット ☆☆ BWV814_4
4番〜メヌエット - BWV815_4
4番〜ガヴォット ☆☆ BWV815_5
4番〜エア ☆☆ BWV815_6
4番〜ジーグ ☆☆ BWV815_7
5番〜アルマンド ☆☆ BWV816_1
5番〜サラバンド BWV816_3
5番〜ガヴォット ☆☆ BWV816_4
6番〜アルマンド ☆☆ BWV817_1
6番〜クーラント ☆☆ BWV817_2
6番〜サラバンド BWV817_3
6番〜ガヴォット ☆☆ BWV817_4
6番〜ポロネーズ BWV817_5
6番〜ブーレー ☆☆ BWV817_6
6番〜メヌエット - BWV817_7
6番〜ジーグ ☆☆ BWV817_8
ゴルトベルク変奏曲 アリア BWV988_00
第1変奏 ☆☆ BWV988_01
第2変奏 ☆☆☆ BWV988_02
第3変奏 ☆☆☆ BWV988_03
第4変奏 ☆☆ BWV988_04
第9変奏 ☆☆ BWV988_09
第10変奏 ☆☆☆ BWV988_10
第16変奏 ☆☆☆ BWV988_16
第18変奏 ☆☆ BWV988_18
第19変奏 BWV988_19
第21変奏 ☆☆ BWV988_21
第22変奏 ☆☆ BWV988_22
第30変奏 ☆☆☆ BWV988_30
平均律クラヴィア曲集1巻 1番〜フーガ ☆☆☆ BWV846_2
8番〜フーガ ☆☆☆ BWV853_2
平均律クラヴィア曲集2巻 9番〜プレリュード ☆☆☆ BWV878_1
9番〜フーガ ☆☆☆ BWV878_2
22番〜プレリュード ☆☆☆ BWV891_1
22番〜フーガ ☆☆☆ BWV891_2
本当の初心者用(バッハの作品としては偽物でも、「初心者用」の言葉には偽りなし) メヌエット ヘ長調* - BWV_Anh113
メヌエット ト長調* - BWV_Anh114
メヌエット ト短調* - BWV_Anh115



モーツァルト
ピアノソナタニ長調KV284 3楽章 ☆☆☆ K284_3
ピアノソナタハ長調KV330 2楽章 K330_2
ピアノソナタハ長調KV545 1楽章 ☆☆ K545_1
3楽章 ☆☆ K545_3





バッハとモーツァルトを出してる以上、ペダルに関しても何か書いといたほうがいいのかな。
自分は使いませんが、これは弾いているときの姿勢がだいたい足を組んでいるかイスの上にあぐらをかいているかのどちらかなので踏みたくても踏めないというだけのこと。
絶対使っちゃいけないとは思ってません。
やむを得ず最低限つかう、何か意図を持って積極的につかう、どっちもありで何が悪いと。





バッハ以外のバロック作品
パーセル 組曲 ト長調 プレリュード - Z660_1
アルマンド Z660_2
クーラント Z660_3
メヌエット - Z660_4
ヘンデル 組曲 ニ短調 アリアと変奏 ☆☆ HWV428
ラモー 雑曲集より 「タンブーラン」「野蛮人」」 Rameau





19世紀の作品で簡単そうなのをちょっとだけつまみ食い
アルベニス エスパーニャ〜前奏曲 EspanaPreludio
ショパン 前奏曲〜作品28の7 イ長調 ChopinOp28_7
デュラン シャコンヌ ☆☆ DurandChaconne








ごくごく単純な編曲の真似ごと
バッハ なんか合唱曲のような - BWV244chr
ハイドン ドイツ国歌だったかオーストリア国歌だったか - hydn_emp