2005年2月バックナンバー

2/22差別だ。ベッカムくんに待望の第3男が誕生。大方の予想を裏切ってクルーズという女性名だった。しかし英国のギャンブラーたちはこの程度の誤差は計算の範囲だ。なんと元服後のクルーズくんの将来を予想。「ビクトリア遺伝子が陽性化してヒットチャート一位を獲得する」「スペイン代表になる」など明るい未来が待っているらしい。ロミオくんもブルックリンくんも二人の子供なんだが、ここまで評価されなかった。二人の未来も賭けてみるべきだ。
そう言えば海外の人たちはどうしたんでしょうか。
↑高原。不発弾からスシボンバーに復帰。「本物の寿司よりHSVの寿司はうまい」と大絶賛。ジャンピングボレー以外ならなんとかなるのだろう。
↑プリティナカタ。なぜか相手サポからサインをねだられて急浮上。実戦するまでは大人気。
↑しいたけ様。代表でも活力剤となり、クラブでも好調。怖いのは怪我だけ。
→稲本、松井、福田。それなりに活躍中。さすがの日本マスコミもたいした情報は得ていない。
↓俺たちのシンジ。怪我が多すぎてポジションを失いつつある。残念ながら他人の不幸が必要。
↓ラストサムライ。鮮烈なデビューからは鳴かず飛ばず。「みんなボールくれない」味方からでも奪い取りたまえ。
↓↓↓本家ナカータ。「日本人、くそったれ」「彼の役割が何だったのかさえ理解できなかった」などは他人に言われたことだから多少割り引きたい。しかし、「チームのプレー態度に憤りを感じた。給料を引き出すときに恥ずかしいと思わなければならない選手が何人かいる。アウエーに来るサポーターがどのくらいの給料で働いて応援に来るか考えれば、特にだ」と会長に言われてしまえば、チーム随一の高給取りだけに気にしないわけにもいくまい。
そんな彼の救いは北方にある。ボビー・チャールトンが「ナカータのプレースタイルはプレミア向き」と診断。グルメなナカータとしてはイギリスの料理は不満かもしれないが、株価が高いうちに移籍することをお勧めする。
????ヤナギサワ。・・・・・え?
俺が何かしたのか。FAカップでマンチェとエバートンが激突。ルーニー移籍後の初めての凱旋マッチだったが、現地は予想通り裏切り者の大合唱。試合後も予想通り両チームサポが激突。警官5人を負傷させながら33人の逮捕者で逃げ切った。
ところで、この試合の一番の被害者はGKのキャロル。スタンドの何者かにロングスローを命中させられたらしい。ボールはファンブルしたりスルーしたりと技を見せつけるが、悪意はそういうわけにはいかないようだ。
謎の脳内地図。ハンガリーのジュルチャーニ首相は高らかにのたまわった。「我らが高潔なるハンガリー代表チームは死をものともしない勇気でアラブのテロリストと戦った」そうだ。なぜサッカーチームがテロ対策チームに再編成されたかは不明だが、どうもテロリストとはサウジアラビア代表チームのことらしいというのは確かである。
ジュルチャーニは2004年の日・ハンガリー首脳会談で「ハンガリーはアジア起源の国であり、ルーツはアジアにある。ハンガリーは一番西にあるアジアの仲間だと思って欲しい」と発言していたが、日本より遥かに近いアジアの仲間の国は彼の知識の中に無いようだ。
無くしたくないもの。ベレーザに追い風が吹いている。ニチレイがスポンサーになり、運営費を支援。GK小野寺、DF中地、四方、MF酒井は嘱託社員に昇格し、時給の世界から脱出した。ささやかなものではあるが、拡大していって欲しいものである。しかし、そんな世間の流れとは関係ないのが荒川。「レジ打ちが好きなんです」と西友でのバイトを続行。今後も期待出来そうである。
2/1なし崩し。ご本家より甘いマスクで知られているらしいナカタコウジのマルセイユ移籍が決まった。
トルシエ「練習だけ参加しろよ。いい経験になるぞ」
ナカタコウジ「クラブと契約交渉中だけど・・・ま、帰ってきたら仮契約します」
ディウフ「聞けばもうすぐ契約切れになるそうじゃない。牛歩戦術だ、フィリップ」
トルシエ「試合も見てけよ。コインブラには連絡しといてやる。あ、そうかマスコミにも煙幕をはらなきゃな。今回は入団テストではなく雰囲気を見てもらうためのものだよ。EU枠さえなきゃすぐ獲りたいんだけどねえ」
コインブラ「聞いてないぞ。だから奴は信用できない」←神をも恐れぬトルシエの所業。もう少し逆撫でしたら尊敬に値する。
牛島社長「今年こそは10冠だ。出せるわけがない。3億6千万満額一発回答以外ない」←もう10冠て言うのやめれ。期間空き過ぎ。
ディウフ「3億なんて出せるか。夢見が悪いから3000万くらいはくれてやる。ありがたく思え」
牛島社長「冗談じゃない。貸間の中心選手なんだぞ。こうなったら本人泣き落としだ」
ナカタコウジ「すみません、行きたくなっちゃいました」
牛島社長「・・・・みんな、こんな悪行は許せませんよね」
コインブラ「今まで貸間のために頑張ったんだ。行ってこい」←代表にさえ呼べればどうでもいいらしい。
きゃぷてん「タダ放出は今のルールでは仕方がない。クラブが損をしないよう考えないといけない」
牛島社長「どいつもこいつも勝手なこと言いやがって。最終手段だ、タダ放出で世間の同情を引いてやる」
ディウフ「そろそろ勝利宣言だな。ナカタコウジとの契約期間は1年半。年棒は5000万だ。この移籍に関するクラブの出費はほぼない」

てな感じで移籍したらしい。それにしても貸間はプライド捨ててはした金でも取った方が良かったんでないかい?

不誠実な人々。ドイツを揺るがす不正ジャッジ疑惑は混迷を深めている。
ことの発端は、ワサビ抜きスシボンバーの所属するハンブルガーSVが、ドイツ杯でアマチュアチームのパーダーボーンに2-4と敗退したこと。ロベルト・ホイツァー主審はPKを2発パーダーボーンにプレゼントし、抗議したムペンザを退場処分にするなど大活躍。ここまでなら日本でもよくある不幸な出来事なのだが、試合後に「ロベルトはこの試合に大金を賭けていた。だから無理やりパーダーボーンを勝たせたのだ」と報道されたからさあ大変。調べてみるとこんな些細な試合には不自然な大金が動いていた。

ドイツサッカー協会は「審判員は高い報酬を受け取り、社会的に尊敬を得ている。その理想像を汚されたことを許すことはできない」と厳しく追及することを表明。
ツバンツィガーDFB会長は、「我々はまだ氷山の一角しか知らない。だがすぐに全ての事実が明らかになることを信じている。選手は関与していないと信じたいが、仮にそういうことがあったとしたら、遺憾だ」とコメントした。しかし、その願いも空しくプレッシャーに負けたホイツァーから次々と新事実が明るみに出る。
「私に関して公になっていることは、基本的には事実。やってしまったことをとても後悔しているし、ドイツサッカー協会、審判員の仲間、すべてのサッカーファンに申し訳なく思うし、検察やドイツ協会にすべて説明する用意ができている」
「報酬は10000ユーロ以上だった。5つの異なるリーグで1年くらい不正を続けていた。選手や他の審判も仲間だと聞いているし、報酬受け渡しの現場に立ち会ったこともある」

「ヘルタ・ベルリンのDFアレクサンダー・マトラング、ヨシッフ・シムニッチ、FWナンド・ラファエルも一味だ」
この発言にヘーネスは激しく反発。「3人はそろって否定している。彼らは何もしていない」しかし昨年のドイツ杯では3人が出場した試合で2-3と敗退。決勝点はオウンゴールで、ホイツァーはこの試合に120万円を賭けていた。状況証拠は揃っている。

さらに波紋は拡大する。1/29、1/30に行われるブンデスリーガ全試合の担当主審が、前日に一斉変更となった。サッカーくじ愛好者のため担当審判は5日前前後に発表されていたが、今後は直前まで発表しない方針となった。
ブレーメン−ロストク戦を担当する予定だったユルゲン・ヤンセンも疑惑の境界線に急浮上。試合から外される運びとなった。
落ちたホイツァーはさらに選手名を垂れ流す。パーダーボルンのタイス・ワテリンクが、10000ユーロでホイツァーの仕事を手助けしたらしい。パーダーボルンのビルフリート・フィンケ会長は、「その選手が第3者から報酬を受け取っていたのは事実だ」とあっさり承認。そのほかケムニッツ、ディナモ・ドレスデンの8人の選手と3人の審判員が関与した可能性が懸念されている。

そんななか、最初の逮捕者が出現。ホイツァーがクロアチア・マフィアと接触したとされるベルリンのシャルロッテンブルクにあるカフェキング店主とその弟2人など4人。全員クロアチア系だそうだ。すでに3人が詐欺罪で起訴確定となっている。

ドイツ・サッカー協会はこの惨状を受け特別調査委員会の設置を決めた。現在調査対象は9試合だが、ホイツァーの自白を話半分としても50、60試合は調査の対象となる。

・・・・・・ああ、疲れた。

誠実な人々。イングランドのノーサンプトン州リーグの試合で主審を務めたアンディー・ウェイン審判が、なんと自分にレッドカードを提示して退場。「もみ合いの中で選手に威圧的な態度を取ったことを反省した」
いかなる方法で選手ではなく自分がレッドだと分からせたかは定かではないが、試合前日に義父を亡くし、妻の重病も発覚。当日にも友人の急死が明らかになるなど当時ノーサンプトン州不幸ランキングのトップをひた走っていた。そりゃ内省的にもなるだろうが、前日に義父が亡くなっても休暇を許されないイングランドサッカー事情。恐ろしい国である。

ロシアサッカー協会のコロスコフ会長は、辞任する意向を表明した。W杯欧州予選でポルトガル戦に、1−7で虐殺され、国民に総スカンをくらったのが原因と見られる。「クレムリンの知り合いにも相談した」と政治的圧力にも屈したことを告白。
まああっさりやめるところ、どこかの国の国営放送会長よりもまともな人間ではある。

赤字も世界一。チェルシーは2003-2004シーズンの赤字額が約175億円に達したと発表。イングランドでの新記録をマークした。しかしこんなことでアブラモビッチの野望は砕けない。アンブロ社に49億円もの違約金を支払ってスポンサー契約を打ち切り、アディダスと10年間で約600億円という契約を結ぶそうだ。
この背景にはベッカムと個人契約を結んでいるのがアディダスで、アンブロがユニを提供する限りベッカムを獲得できないという事情があるらしい。「今季終了後に、不動産屋が断れない宇宙的巨額オファー」を行うらしい。
世界に一つだけの関係。ACミランのガリアーニ会長は、パオロ・マルディーニの背番号3を引退後に永久欠番とすることを発表した。フランコ・バレージの6以来の出来事。
「偉大な選手は忘れることができないようにミランの歴史に残らなくてはいけないのです」
ちなみにマルディーニは1984年のデビュー以来、20年に渡って最高レベルのプレーを持続。生え抜きと呼ばれるには不断の努力が必要であるのだなあ。
禍福はあざなえる縄の如し。マンチェのリオ・ファーディナンドはとある日ベントレーで練習場に颯爽と乗りつけた。ところが、帰る頃にはなぜかいちごヨーグルトまみれにされていたという。
「リオの顔を見せてやりたかったよ。もうカンカンだった」チームメートのいたずらという線で操作されるようだが、Jリーグの誇るいちご好きが我がクラブには存在する。その当時4様がどこで何をなさっていたかは誰も知らない。

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