堤防の黒鯛釣り概要

堤防の黒鯛釣りでは、港や河口などに設置されている防波堤/護岸堤で、コマセを必要としない短竿のヘチ釣りを主に取り上げます。


東京湾の釣りヘチ釣り

昭和初期に鶴見竿と称される短竿で、横浜方面から川崎一帯にかけての港の防波堤や埋め立て地の護岸で、ヘチに寄りつく黒鯛を対象とした釣が現在まで発達してきたものです。
釣り期は、春から晩秋までを中心に、6月下旬から10月初旬が最盛期です。東京湾の各堤防は黒鯛を狙う釣師で賑わいます。
この釣りは、黒鯛が堤防に付着する生物(カニやイガイ等)を捕食しに近づいてくる性質を利用ます。2,5m位のへち竿と呼ばれる短竿に、シンプルな太鼓リールに道糸とハリス、それに針。カニや紫イガイ等をエサに、小さなガン玉を針に付け落し込みます。




全神経を竿先と道糸の微妙な動きに集中させ、黒鯛のアタリを読み取ります。堤防を移動しながら何度となく落し込みを繰り返し、道糸の微妙な変化や、竿先に伝わる震えにすかさず反応し合わせます。
ついに黒鯛との駆け引きが開始されます。堤防の足元水面下1ヒロ2ヒロで繰り広げられる壮絶な黒鯛の引きは、シンプルな仕掛けと短竿を通してダイレクトに腕に肩に腰に全身に、喜びと緊張をともなって一気に爆発します。一度この経験を味わうと病みつきになります。

検量風景左の写真は東京湾で行われた黒鯛研究会の大会検量風景です。東京湾の堤防でもこれだけの黒鯛が釣れました。
是非、皆さんも近場の堤防へ出かけてみませんか?


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