御在所岳
秋になると写真等で見る山の斜面が彩られる様を見てみたくなります。でも京都周辺はまだ早いし…。早速WEBで情報収集。調べるうちに候補に浮かび上がったのが麓に湯の山温泉地図リンクのある三重県御在所岳です。乗換案内等で調べると新幹線を利用すれば3時間もかからないうちに山の上に着く計算です。ここのロープウェイの会社にサイトがあって見ると紅葉は山頂は終わっているが中腹は見頃らしい…という訳で決定しました。今回初めての御在所岳です。 |
御在所岳は千メートル級の山がそびえる鈴鹿山系で2 番目に高い山。高さは1212mあります。車では上れず乗り物はロープウェイを使います。三重県唯一のスキー場があり、登山、ハイキング、温泉、スキーと年中楽しめる所みたいです。 新幹線より名古屋で近鉄に乗換え四日市でまた乗換えして2時間余りで湯の山駅。ここからバスに乗り約10分でロープウェイ駅の麓に到着できます。麓ということはまだ歩いて登らなくてはならないのです。これは計算外でした。ところがもっと予想外なことに… |
近鉄湯の山温泉駅を降りると沿道には延々と続く車の列。大渋滞らしい。バスが待っていたが2時間かかるという話で断念…ちょっと待った!歩いたらええやん! 内なる声にせかされて4キロ余りの車道を歩きました。 |
歩き始めて10分もしないうちに足首の裏あたりに鈍い痛み…この先最低1時間はかかるだろうに大丈夫かいな。 しかし、しばらくすると不思議にも痛みが消えていました。 ススキと山。秋らしい光景です。 |
尖った山が御在所岳か…思ったより険しそう。しかも遠いなあ…本当にあれなのか? ブツブツ心の中でつぶやきながら歩きます。 |
ようやく温泉郷にたどり着きました。写真では見難いですがロープウェイが見えます。 |
いくつものゴンドラが山頂まで続いています。乗るのが楽しみになります。ロープウェイ駅へは車道を避けるなら石段を上がらなければなりません。これが結構あります。 |
麓の駅前に立体駐車場があります。駅や売店等もロープウェイ駅にしては新しくよく出来ています。 |
10人乗りのゴンドラは次々と来るのですがそれでも乗客が多いのでフル回転状態。 高度があって迫力ある眺めが楽しめます。ややガスがかかっているのが残念 |
乗った順番の都合良い席でなかった事もあり、うまく写真撮れませんでした。 |
山上の朝陽台に着くとガスがかかって何も見えませんでした(泣) 待つこと1時間余りでやっとここまで見えてきました。山ではあきらめず辛抱が肝心です。北海道の函館山での教訓が生かされました。 |
御在所レーダ雨量計 太陽光パネル付けたら気象衛星?それは無理か… |
北を見ると鈴鹿山系が眺められます。鈴鹿山系は西側が滋賀県、東側が三重県です。 |
ロープウェイ駅近くの朝陽台より、少し離れたこちらの富士見岩展望台のほうが良い眺めです。晴れていれば四日市市街や伊勢湾が見えます。文字通り富士山が見えることもあるかも…? |
南方面の眺め。高い山は鎌ヶ岳(1161m) |
岩のむき出した所があり、高山の雰囲気があります。 上にのっかっている岩、危なっかしいですねえ。 |
湯の山温泉を眼下に見ます。ロープウェイのゴンドラがいくつ見えます?原稿写真では14でしたが… |
白い鉄塔の高さはロープウェイとしては東洋一です。 昭和34年開通した当時は世界一でした。眩しい白さが存在を誇示するかのようです。 |
開通当時は線路の全長・高低差、ゴンドラの数、最大輸送人員が世界一でした。現在線路の全長日本一は六甲有馬ロープウェイだと思います。 |
残念ながら下界の遠くは靄って海が見えませんでした。 |
すこしだけ霧雨が降りました。その後、虹が出現!! |
日暮れも間近です。そろそろ帰らなくては。 |
帰りのロープウェイは長い行列で1時間以上待ち。 ようやく乗れた時にはきれいな夜景が待ち受けていました。前の席もゲットで言う事なし(♪) |
さすがにブレてしまいましたが…。 赤い帯は車でしょう。 乗客みんなこの夜景に見とれていたようです。 |
御在所岳の頂上はもう少し上でリフトですぐですが時間もないので行きませんでした。 駅から少し上に行くとレストランとカモシカが見られるカモシカ園があります。入る人ほとんど見なかったので、人気ないのかな?勿論私もパス。 結構登山する人があると見えて、登山靴を履いて登ってくる人を多く見かけました。ロープウェイ使って楽して登るより満足感は大きいと思います。だから、次回は…というのはないでしょう。やっぱりロープウェイ使っちゃいます。 |