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  金蔵寺

金蔵寺は西山大原野にあって西山では最も古い奈良時代(創建718年)のお寺。京都には風水に関連して東西南北に岩倉(お経塚)があるのですが、ここは西岩倉と呼ばれていて唯一お経塚が残っています。
京都の紅葉の名所はどこも人が多く落ち着けないのですがここは比較的人が少ないです。山腹にあるお寺でバス停からも遠く(徒歩1時間以上)、狭い急坂のカーブを上がらなければならない不便な場所だからでしょう。
去る9月にも自転車で大原野までは来ましたが今度は山を上がらなければなりません。変速機能がないのがツライところ。ほとんど押して歩くことになり急坂では自転車を置いて行こうかとも思いました。

大原野の金蔵寺への道。この先の山を上がって行きます。
産の滝という5、6メートルほどの小さな滝ですがこの上にも2つの滝があるそうです。
ここまで来れば、もう一息です。しかしさらに急坂!

麓から40分ぐらい、やっと到着しました。山門の前では紅葉が出迎えてくれます。

山門をくぐり石段から振り返ると見事な紅葉に納得…
しんどい思いして来た甲斐がありました。

紅葉、竹垣、竹林、落葉…いい雰囲気
銀杏の落葉と紅葉が同時に見られるので、カメラマンに人気のある場所です。

今年の紅葉は出来が悪いと聞きます。しかしここ金蔵寺はどうでしょうか?

タイミングいい日に来ただけで、きれいな紅葉が見られただけではなさそうです。

落葉が鮮やかなのが、いい紅葉の条件だと思います。

ダイナミックな紅葉?

静かな山寺の雰囲気…

例年ほどではないものの今年にしてはいい紅葉に満足して帰れます。
帰りに崖に落ちそうになった車をレッカー車で引き上げている現場を見ました。写真に撮るのは失礼と思いありません。絶対スクープ写真は撮れないせしょうね。運転していた人は年配の女性でしたが、運転に自信のない人は無理しないほうがいいようです。
数日前からようやく晩秋らしく朝晩の冷え込んできたせいか、さすがに金蔵寺は鮮やかな紅葉でした。