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  湖北の桜(マキノ町)

関西では最も遅い海津大崎のソメイヨシノが満開だという。思えばまだ海津大崎の満開の桜は見たことがありません。遠い昔の若かりし頃に行った記憶はガラガラの道と人気のない湖岸でした。それもそのはず、行き当たりばったりで行った時は開花前だったのです。あれから20数年経ってようやく満開の桜を見ることが出来ました。
その海津大崎の桜から程近い所に清水(しょうず)の桜があります。樹齢300年以上のエドヒガンという種類で加賀藩前田候が上洛のさいその美しさに何度も振り返ったことから「見返りの桜」とも呼ばれています。また水上勉の「櫻守」という小説にも登場する言われのある桜です。最初にこの桜を見に行きました。

JR湖西線のマキノ駅前でレンタサイクルを借り清水(しょうず)の桜を見に行きました。満開から日が経っているのでこんな感じですがもう少し早ければきれいなピンク色だったそうです。
地図リンク

この日は薄雲が覆っていましたが幸いわずかな青空があったのでその部分が弱くならないようにアップして撮ってみました。

葉が見えるので散るのも近いかも知れません。

すぐ傍の土手にもきれいなソメイヨシノが数本あります。田園風景の向こうを走る列車も見えます。
人の多い海津大崎よりこちらで弁当食べたほうがいいようです。私も土手を降りて京都駅で買った助六寿司を食べました。

清水の桜を後にして海津大崎へ。昨日今日が花見客のピークで一方通行規制にもかかわらず車の列がのろのろ。歩いた方が速いぐらいです。わざわざ車で来なくてもいいのに…と思いました。
車道を往復したくないので桜並木の入り口に自転車を置いて歩く事にします。


こちらも満開、見頃でした。

振り返るとかなり歩いた事がわかります。でも桜はまだまだ続いています。

ホテルがありました。勿論泊まりません。
ここから元来た道を戻ります。

湖をバックに撮ることはこんな機会でもないと…

「義経の隠れ岩」
義経が兄の頼朝により都を追われ奥州平泉に逃げる時に身を隠したと言われる岩だそうです。

左の写真と絵柄がおんなじ。

こんな物が露店にでていました。

自転車でマキノの町に戻り浜に出ました。
湖西線から見る湖岸沿いの風景は好きなので、座る時はいつも湖側。午前中なら湖岸や緑が輝きいっそう美しく見えます。とりわけ桜の季節や冬の雪の降った後が一番ではないかと思います。