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松尾大社神幸祭、船渡御

松尾大社(右京区)は「京都ミステリー」でも紹介した秦氏との関わりの深い神社。創建も平安時代と古くお酒の神様として知られています。それというのも渡来人秦氏によって大陸のお酒の醸造技術がもたらされ所以だからです。
その松尾大社神幸祭(平安時代末期から記録があるそうです)の見所でもある神輿の船渡しを見に行きました。
6社6基の神輿が桂川の桂離宮のある西岸から東岸へ船で渡ります。橋を使えば早いのですがそこは伝統を大事にして時間のかかるめんどうな船渡しを行うのがこの祭りの良さです。この船渡しは一時中断されていましたが1983年より再開されました。また昔は人が担いで渡ったと聞きますから凄いです。
撮影場所は八条通の桂大橋とその付近です。

来た時にはすでに4基が渡り終え残る2基の神輿が待機しています。

1トン以上(担ぎ棒を含めるとそれ以上)もある神輿を載せます。

いよいよ最後の神輿が運ばれます。

船は対岸近くまで来ると方向を下流に向けて岸に沿うように渡るようです。

担ぎ手の人達を乗せたモーター付きの舟が追い越していきます。

ゆったりと、しかし堂々と船は近づいてきました。

橋の下まで来ました。ゆっくりと方向転換して岸辺の浅瀬へ。

船が停止し、待ち構えていた担ぎ手が神輿を持ち上げます。その間に船は離れて行きました。

集合場所へ運ばれて行きます。

6基の神輿が勢揃い。この後神事が行われ御旅所に向かいます。

御旅所に収められた神輿。3週間後の還幸祭には松尾大社へ返されます。
私の住む地域のお祭りなのですが参加したことはなく、これまであまり見る事も無かったのですが、あらためて見ると立派な神輿と人々の熱意に感心しました。地元の祭りなのでこれからはちゃんと見守って氏神に参拝しなくては…と思いました。