時代はタッチパネルだね

(2001.08.31 CREATE)

タッチパネルとは、液晶ディスプレイや、モニターディスプレイの表示部分に触れると、スイッチのように反応するシートが取り付けられたディスプレイのことです。制御の分野では液晶型が圧倒的に多く、操作を主にすることから 操作パネルとも言っています。

ちなみに私はコレを多用しています。

正面から

背面から


(あるお客さんとの会話)

”今回の装置は機構が多くて操作が複雑になりそうですから、操作パネルはタッチパネルでいいですか?”と、私。
”うん、そーだね。そうしてくれる。だけど、カラーにしてね。白黒やだよ。それから、異常履歴も見れるように。もちろん、日時も入れてね。自動運転時のモニターも出来るようにして。あっ、大事なことだけどメーカーは、○ジタルね。”と客。
ハイハイ。よく、勉強されてますねぇ。へたな事は言えません。
制御の画面の作成って結構、難しいのですよ。
機能を盛り込むのは、良いのですが、それを分かりやすく、使いやすく、見栄え良く(コレ大事)となると、うーーん。
ハマります。ものすごく。センスの問題でしょうね。私はまだまだ この辺のセンスが足らないようで苦労しています。
ナゼか? 
まず、機械の動作が直感的に画面で理解できること。
操作しやすいようなボタンの配置になっていること。
画面の変更によって迷子にならないこと。
なによりも、あれもできる、これもできる と、機能使いまくりになること。

会話の続き。
”カラーですか?じゃー画面サイズ小さくなりますけど いいですか?(このときは10インチで40万以上した)”
”どのぐらい?”
”5〜6インチですね。”
”しょーがないね。”
”異常履歴はバックアップします?”
”いらないよ、安くして”
ポンポンと話がまとまるのは、お客さんも いろいろ使っているからでしょうね。


(編集ソフトは使いやすい?)

タッチパネルメーカーは、とても多く、必ず画面を作成するソフトが必要です。今のところ、株式会社デジタルと三菱電機の製品を使っていますが、データの処理の考え方が若干違います。
だけど、画面のデザインを作る上では 大体 いっしょで、ボタンやらランプやらのアイコンが詰まったツールボックスで機能選択し、編集画面上で場所と大きさを指定します。
個人的には VisualBasic の様にドラッグ&ドロップできればなぁと思うのですが。まあまあ使うには十分だと思います。
ただ、デジタルの位置を指定するのに、ドット単位というのは、ちょっとシビアすぎて使いづらいですよ。ボタンの位置が微妙にズレていたりするし・・・。
だけど、ソフトの値段が三菱電機は高すぎ。
新製品が出るたびに、バージョンアップというのも、ユーザーにとっては頭の痛い話。
しかも、ファイル名の指定で漢字を使うとバグるのもいただけない。
もう、直ったのかな。


(使ったことは無いけれど)

タッチパネルのメーカーは一時期、調べました。ほんとに多くのメーカーがあります。そのなかで気を引いたのがタッチするシートだけを販売しているところ。
パソコンのディスプレイ用だったと思うのだけど、むかーしにつかってたライトペンのような使い方でディスプレイに触れるだけで、インターネットが見れます。と、いうような感じのモノがありました。
たしかに、高齢者用とか、障害者用とかには 有効だと思います。
制御には・・・。工場内にFAコントローラーを持ち込むには いいかも知れない。

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