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大物スター=ペルセウスの二重星団を連れて 歩く「首なしの怪人」



観望会などで「とにかく星ってたくさんあるんだよ〜」といって
見せるもののひとつがペルセウス座にある「ペルセウスの二重星団」
写真をご覧になればおわかりのとおり、ふたつの星の塊が
並んでいるように見えるところからこの名前がついています。
とにかく望遠鏡の視野いっぱいに大小の星が輝く様子は
感激してもらえること請け合いなのです。

でも、ここで紹介するのはこの星団を連れて歩く「怪人」、
それも首なしの…という怖いお話。
見るのはできるだけ5cmとか7pの大きな双眼鏡か、
望遠鏡なら倍率を20〜30倍くらいに下げてみてください。
二重星団を見るとそこからカシオペア座の方に
ゆるいカーブを描く星の列が見えると思います。
これが「クサリ」です。そしてそれをさらにたどって行くと
漢字の「人」の形の星の並びに気づきませんか?
これが足。その上に星が固まってなんとなく胴体を作っています。
が、その上に「首」がありません!
「な〜んだ」といわれればそれまでなのですが、
アメリカあたりの星見人たちの間では、空じゅうを捜しまわって
こんな楽しい見え方をする星ぼしを見つけるのが流行っていて、
これらを紹介する本まで出ているとか。
ちなみに私のこのページも、こんな楽しみ方に共感して始めたものです。










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