2002年ポムロール訪問記(1)

今年のポムロールへは、どうしょうかなあ〜〜〜、と思っていたのですが、
清水の舞台を飛び降りる気持ちで行くことにしました。
しかも、かなり強行突破の訪問となりました。
ほとんど準備もなく、半分行き当たりばったりの旅行となりました。
訪問先は有名シャトーではなく、本当に本当にマイナーでそして小規模の生産者を中心に
リストアップし、電話番号を探し、一足先にサンテミリオンの住人となっている「S」さんにアポをとってもらうことにしました。

飛行機
ボルドーへ行くときにはほとんどエール・フランスを利用しています。
大韓航空だと57,000円!!う〜〜〜ん、悩みました。
今回は予算も少なく、悩みに悩んだのですが、思い切って今年もエール・フランスにしました。

12時間半の飛行機の中は本当に退屈です。
しかも1人だと話し相手もいなく、いかに退屈せずに、この長時間を乗り切るかが大事ですね。
最初の機内食の飲み物サーヴィスは必ずシャンパンをもらいます。
ランソンのブラック・ラベルでした。
そして食事には赤ワインをいただき、ちょっといい気分になります。
その後は映画を観ながらうたた寝をするのですが、タイトルは覚えてないのですが、
エルフ族、ホビット族、ドワーフ族とかあってまるでドラクエのような映画でした。
(あとでタイトルを調べましたら「ロード・オブ・ザ・リング 2001年 米作」でした。)
せっかく夢中になっていたら、画面が途中で消えてしまい、また最初からチャンネルをいじってみると
音楽番組で、な、な、な、なんとポール・マッカートニーが映っているではありませんか!!
キャバーン・クラブのライヴです。
つい、つい、体でリズムを取ったりして、ほろ酔い気分で最高でした!!

でも問題はここからです。観終わって次にまた映画を観ようとすると、
当然なことながら途中からでしか観ることはできません。(なんとかして欲しいですね。)
夕陽のガンマンもやってました。ところが、いつもクライマックスの手前あたりで映画が切れてしまうのです。
結局、最後まで観ることはできませんでした。

空港
シャルル・ド・ゴールに着き、そしてホールの移動です。
シャトルバスに乗って移動するのですが、恥ずかしながら数年前、バスの乗り方(どのバスに乗ったらいいのか)が解からなく、
冷や汗もので急ぎ足で移動したことがありました。(笑)
今回は乗り継ぎ時間が3時間余りもあり、時間つぶしに大変でした。
とりあえず、本屋さんで GUIDE HACHETTE DES VINS DE FRANCE 2002 を購入し時間つぶしに入ります。
この本は毎年発行されているフランスワインのバイヤーズ・ガイドみたいな本です。
もちろん最初に見るページはポムロールに決まっています。
・・・・・・・と、その時!!!!
思わず、目が留まりました!!
聞いたこともないポムロールがありました!!
シャトー・グラン・ボーセジュール(Ch. Grand Beausejour)!!
面積0.65ha、メルロ100%、1998年ファースト・ヴィンテージ!!
しかも嬉しいことに訪問リストに挙げている、クロ・サン・タンドレ(Clos Saint Andre 0.65ha)と同じ所有者です。
もう、すでに胸が高まっています。

民宿
ボルドー空港到着は22:35です。
この時間帯の交通アクセスに不安があったので迎えに来てもらうことにしていました。
貧乏旅行なので、タクシーは使いたくありません。
宿泊する予定の民宿は初日のみ満室でしたので、本日は、ここ、
CHAMBRES D'HOTES CLOS LE CHENEです。
参考までに住所、電話番号は
7 les Grandes Versannes - Au Bois de l'Or SAINT−EMILION
05.57.25.06.29
料金は42ユーロです。トイレ・シャワー付き。バスタブはありません。室内には電話がありません。
周りはぶどう畑です。


5:30に目が覚め、散歩に出かけることにしました。
ちょうど日の出の時間です。天気は晴れ。
サンテミリオンの日の出
まだちょっと肌寒く、吐く息が白いです。
「ここはどの辺だ?」と辺りの畑を見たのですが、皆目見当もつきません。
耳覚えのあるシャトーはありませんでした。
教訓(1) ポムロールに行くときは必ずサンテミリオンの地図も持参すべし。

そして予定の1時間も早く、マダムは朝食の用意をしてくれました。
「昨日飲んだル・パンが美味かった。」と言うてはりました。

しばらくして、デジタル・カメラのバッテリーを充電している間にお迎えの車がやってきました。
今日から泊まる民宿へ移動し、そしてチャリンコを取りに行って、
いよいよ旅の始まりです。


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