このコーナーは筆者がMMCのワイン会以外で飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。

最近飲んだポムロールワイン(28)
Ch.Clos de Salles 2001
Ch.Haut Tropchaud 1990
Ch.la Bassonnerie 1989
Ch.l'Evangile 1983


シャトー・クロ・ド・サール 2001 2003年11月22日 

久し振りにページUPしました。^^;
記念すべく初めて(ボトル)より飲んだ2001年のポムロールがこのシャトー・クロ・ド・サールです。
最近飲み会がやたらと多くなってしまい、家に居る時ぐらいは禁酒したいのですが、
娘がボジョレ・ヌーヴォーを飲みたいって言いだしましたから「ヌーヴォーより美味しいワインを飲ませてあげよう。」と
夜中の1時に抜栓しました。
なんだか嬉しくなってきますね。こうして父娘一緒にワインが飲めるなんて!(デレデレ・・・)

このクロ・ド・サール1998年がファースト・ヴィンテージだと誤解されそうなんですが
実は昔から存在するワインで1998年がリニューアル後のファースト・ヴィンテージになります。
その貴重なリニューアル前のラベルが届きました。
これです。(メンバーのS王さんがわざわざ瓶を持って来て下さリました。ありがとうございます。^^)

普段はなかなか娘と二人きりで話しをする事は無いのですが、
今日はポムロールの地図を見せながらの解説付です。
「ペトリュスがここで・・・ル・パンはここ・・・そしてこのワインはここ・・・・
昨年、自転車漕いでパンクした場所はここで、歩きながらここまで歩いてきて・・・」

さて、1998、1999、2000年そして2001年と飲んだきたシャトー・クロ・ド・サールですが、
3つのヴィンテージに比べると第一印象はエレガントです。偉大な2000年と比べるとややパワーの点で劣ってはいますが
間違いなくいいワインです。
黒よりも赤のイメージがあり、チャーミングで気品のある2001年です。


シャトー・オー・トロショー 1990 2004年1月1日 

新年明けましておめでとうございます。
昨年後半、このコーナーはほとんどサボり状態でしたが、今年はもっと気合を入れてUPして行く予定でございます。

シャトー・オー・トロショーとの出会いはもうかれこれ13年前になります。
現在の所有者はモンターニュ・サンテミリオンにあるシャトー・メゾン・ヌーヴのオーナー、
ミッシェル・クドロワです。1987年から所有しています。
ロケーションはル・パンの隣(北側)という最高の位置にあります。
メルロ100%、新樽100%にて造られています。
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赤と茶の混ざったガーネット。
ハーブ、腐葉土、ヨード。時間が経つとミルク・ティーの香り。
典型的なメルロの熟成した鉄分とミネラルを感じる。少し茎っぽさもある。
この年では円やかな果実味を期待したのだがちょっと不満であった。最後はドライ・フィニッシュ。
ところが抜栓5時間後4cm程残っていたグラスを飲むと円やかな甘みのある果実味が出ていて
驚いた。もしこの5時間あとのグラスを飲まなかったら厳しいスコア(83点)を付けていただろう。
Ma note : 87


シャトー・ラ・バソネリ 1989 2004年1月3日 

低価格の飲み頃ポムロールとしては非常に有り難い存在。
しかし、ワインは古ければいいってもんじゃありませんが。
そのワインに適した熟成時間というものも当然存在することであって、
飲むタイミング(時期)も外してはいけません。
このバソネリーはどちらかと言えば若い時期に楽しんだ方が、
その良さが十分発揮されるワインでしょう。

部屋の温度も少し低めでセラーから出てきて間もなかったので
ちょっと失礼だったかもしれないが、この1989は
愛嬌に欠け、無骨で、果実味に欠ける。
磯や苔っぽく、植物を感じる。
少々時間をおいて待ってあげてもさほど変化は感じられなかった。
昨年夏に飲んだときはチャーミングだったのだが。
ボトル差なのか。かと言って劣化では無い。
Ma note : 79


シャトー・レヴァンジル 1983 2004年1月11日 

ちょっとルラックスした休日の夜に開けた1本です。
あまりにも有名なシャトー・レヴァンジルですから敢えて説明は不要でしょう。



まだまだ濃い色(オレンジがかったガーネット色)の割には
アタックは強くありません。(ミディアム・ボディ)
乾燥ハーブを中心にヨード、熟し過ぎた赤系のフルーツ、スーボワ、きのこ、松の木の皮、
など香りは複雑。時間が経つと少しタール。
口中ではエレガントであるが余韻は短く単調な味わいで、少し茎っぽさが感じられる。
心惹かれる要素に欠ける。色気に欠ける。
80年代前半のボルドーは今、いかに。ちょっと心配。
Ma note : 83


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