このコーナーは筆者がMMCのワイン会以外で飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。

最近飲んだポムロールワイン（30）
Ch.La Croix 2000
Ch.du Couvent1999
Ch.Robert1999
Ch.Monregard La Croix2000
Ch.La Pointe 2001
Domaine du Rempart 1999

シャト・ラ・クロワはジャヌエックス・ファミリーが所有するシャトーの一つです。
その他クロ・デ・リタニ、ラ・クロワ・トゥリフォー、ラ・クロワ・サン・ジョルジュを所有しているのですが、
何故か最近は他のシャトーと比べ存在感が薄くなったような気がします。
造り方が悪くなったという訳でもなく、むしろエノローグ・コンセイユが変わってから
品質は向上したようです。

やや暗いルビー。
最初にオーク・フレーヴァーが来て、プラム、レーズン、チョコレートの香り。
ミディアム〜フル・ボディ。
滑らかさ上品さもあってなかなかの上出来。
グラスで6時間後でも衰えることなく更に良くなった。

ma note : 90

今まで飲んだ事の無いＰＯＭＥＲＯＬを一挙に３種類試飲しました。

位置：ポムロールの西　クロ・ルネと同じ所有者
土壌：表土=砂と砂利、地下層=クラス・ド・フェール
品種：メルロ80％、カベルネ・ソーヴィニヨン20％
樹齢：30年
セメント・タンクにて伝統的な醸造。マセラシオン3週間

赤みを帯びたガーネット。
ベリー系の果実はあまり感じられず、ミネラル、磯、海藻のニュアンス。
柔らかくそして少しブルゴーニュに似たエレガントでミディアム・ボディ。
ワインだけで飲むのはちょっと辛いかな。
ma note : 83

位置：ポムロールの西
土壌：表土=砂と砂利、地下層=クラス・ド・フェール
品種：メルロ70％、カベルネ・フラン25％、カベルネ・ソーヴィニヨン5％
樹齢：35年
パーセルごとにセメント・タンク、ステンレス・タンクを使用。
醗酵温度：28〜30℃　マセラシオン24〜35日間
熟成：タンクで18ヶ月

やや濃い目の少し紫色帯びたルビー。
ミネラル、木の皮、土。ベリー系はあまり感じられず。
ミディアム・ボディ。魅力に欠ける。
ma note : 8１

位置：カチュソーの東側、シャトー・ボルガールの側
土壌：表土=粘土と砂利、地下層=クラス・ド・フェール
品種：メルロ90％、カベルネ・フラン10％
伝統的な醸造法で長いマセラシオン。
熟成：クロ・デュ・クロシェで使用した樽にて熟成。

少し黒っぽい紫色がかったルビー。やや濃い色。
スパイス、黒系のフルーツ。
ほんのりと果実の甘みが感じられクリーミー。
エレガンスもあり。ミディアム〜フル・ボディ。
ma note : 8７

ポムロールでは所有面積を誇るシャトーです。
面積2１haあります。
昔は「凡庸なポムロール」でしたが近年はメキメキ品質を上げてきています。
このワインを最後に飲んだのは2001年5月に1997年産ですが、もちろん納得のいく品質でした。

テクニカル・データ
栽培密度：5500本/ha
平均樹齢：35年
土壌：砂と砂利
品種：メルロ75％、カベルネ・フラン25％
収穫：手作業
醗酵：セメントタンク。マセラシオン30日間
熟成：バリックにて１５〜１８ヶ月。新樽使用率３０〜３５％。


結構暗い色。ダーク・ルビー。
香りは最初弱めだがミネラル、だんだんとオーク、焼き魚、ヨーグルト最後はローストしたコーヒー。
ミデイアム・ボディ。
ややクリーミーさもあり。素敵なポムロール。
フィニッシュにアルコールのツ〜ンが無いのは良い事。
ひょっとしてここもミッシェル・ローランのお手伝いが入ったのかなっと思うくらいの
滑らかで垢抜けしたシャトー・ラ・ポワント

ma note : 89

ほとんど無名に近いシャトー（ドメーヌ）です。畑の位置も確認できていません。
所有者はＪ．Ｍ．ＥＳＴＡＧＥＲ。シャトー・オー・マイエやシャトー・ラ・カバンヌを所有している
Ｊ．Ｐ．ＥＳＴＡＧＥＲと関係があるのかもしれません。
面積は２ha。栽培品種はメルロ90％、カベルネ・フラン10％です。

少し茶色を帯びたルビー色。
爽やかなぶどうジュースや赤いフルーツ、アセロラを想わせる香り。
後から燻し香。
エレガントなタイプ。ミディアム・ボディ。
少しアルコールが目立つ。
この時点で評価は81点であったが、
5時間後に飲むと目立っていたアルコールも治まり、
非常にバランスが取れてきた。

ma note : 86

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