このコーナーは筆者がMMCのワイン会以外で飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。

最近飲んだポムロールワイン(31)
La Gravette de Certan 2001
Ch.Beausejour 1997
Ch.Hosanna 2001
Ch.Certan Marzelle 2000


ラ・グラヴェット・ド・セルタン 2001 2004年4月11日

ヴィユー・シャトー・セルタンのセカンド・ワインです。
ラベルが新しくなっていたので買ってみました。^^;


明るい紫がかったルビー。濃度は中位。
すみれ、ブルーベリー、微かに削った後の鉛筆、ジンジャー、ヨードの香り。
最後のほうにヨーグルト、バルサミコ。
セカンドワインとしては非常にレベルが高い。
偉大なヴィユー・シャトー・セルタンの片鱗がうかがえる。

ma note 87


シャトー・ボーセジュール 1997 2004年4月14日

このシャトーの詳細は全くの不明です。
畑の場所、面積、品種割合も解かりません。
現在はどこかへ売却されて存在しないのかもしれません。



お汁粉を想わせる小豆色。
香りは菫やハーブ。
ミデイアム・ボディであるがバランス良く、ぐいぐい飲めて、
飲み飽きしない。
今が旬な時かもしれない。

ma note 83


シャトー・オザンナ 2001 2004年4月20日

1999年が初リリース以来3年連続飲む機会に巡り合えました。



暗いルビー色。
黒系のベリーをクラッシュしたような香と鉛筆を削ったような木のフレーヴァー。
威圧感のある果実味とやや滑らかなタンニン。
2000年程の強烈さは無いにしろ、偉大なオザンナには間違いはなし。
時間をかけて飲んでいてさほど変化は無くやや単調である。

ma note 92


シャトー・セルタン・マルゼル 2000 2004年4月23日

ポムロル地区の旧CHセルタン・ジローはムエックス社に
買収された後、第一パーセルをオザンナとしてリリース。
第二パーセルをCHネナンに売却。
第三パーセルをCHセルタン・マルゼルとしてリリースしました。
土壌は粘土質の基盤の上に小石、砂、粘土がよく混ざった土壌で、
ブドウの樹齢は平均して25年です。

管理と醸造はペトリュウス、トロタノワ、オザンナと
同一チームで行われ、熟成に際しては新樽が50%用いられます。

ラベルには、美しく咲いたアキレギア(西洋タマネギ)の花が描かれ、
偉大な2000年が記念すべきファーストリリースとなりました。
川端酒店さんの頁より引用)




暗いルビー。
最初に強いオークの香。ブラック・ベリー・ジャム。削ったあとの鉛筆など香がぐんぐん
勢いよく昇ってくる。
噛めるような果実味。男性的なメルロ。フル・ボディの100%メルロ。
華々しいデビューを飾った。セルタン・マルゼル2000。
敢えて欠点を探すのならば起承転結の「結」が弱い。
オザンナと同様、終わりはやや単調。
まだまだ世間に揉まれてない、いちびった若造のような荒削りの面がある。
しかしぐいぐい迫ってくる勢いは可能性あり。

ma note 93


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