1952年生まれの日本人アーティスト、田所美惠子はピンホール写真の稀有な大家である。彼女は東京の富士フォトサロン、コダックフォトサロン、プランタン銀座などで展覧会を開いている。
田所美惠子はカメラを持たず、彼女の写真は1ミリの三分の一ほどの穴を開けた密閉した箱、「カメラ・オブスキュラ」で制作される。幾千年も昔のこの光学的手法では、無限遠の被写界深度を得ることができ、人間の眼には感知できない映像を写真の中に現出させる。
素手の写真家、田所美惠子はパリの中を散策し、彼女の「レフレクシオン(反射、熟慮)」を私たちに届けてくれる。それは、これまで知らなかった私たちの街のパースペクティブである。
Nathalie
Oomori
訳:田所美惠子
Réflexions parisiennes de Mieko Tadokoro |
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1999年12月16日〜2000年1月8日 |
ギャルリ・ヴィヴィエンヌ内ジュッソーム書店(パリ) |
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