稼働後13年間の実績
令和4年8月25日
 平成21年8月稼働後13年目の状況を報告します。図1は13年間の年度別発電量及び売電量を示しています。今年目の発電量も1,453KW ・時でパネルは正常に動作しています。売電量は559KW ・時(38%)でした。

 図2は売電量と売電価格を示します。11年目以降価格が急激に減少しているのは買取価格の優遇処置がなくなったためです。(買取価格:1KW ・時当たり:48円→11円)

 優遇処置時代には節電し売電量を増やすことにメリットがありましたが。優遇処置のなくなった現在では余った電力をバッテリ-に蓄電し、消費電力に当てるのが本来なのでしょうが、バッテリー設置費用の方が高く付き断念しています。

 発電量は当然の如く日照時間と天候によります。今期は9月に雨天が多かったため発電量が最低となっています。日照時間が長く、クーラーを使わない3月〜5月の売電量が多くなっていますが、6月後半に真夏日が多発し、クーラーを使用したことで売電量が低下しています。

 図4は売電量と売電価格を示しています。今後もソラ-セルが順調に稼働してくれることを願っています。

図1
図2
図3
図4


稼働後14年間の実績
令和5年8月13日
 平成21年8月稼働後14年目の状況を報告します。図1は14年間の年度別発電量及び売電量を示しています。今年目の発電量も1,444KW ・時でパネルは正常に動作しています。売電量は559KW ・時(38%)でした。5

 図2は売電量と売電価格を示します。11年目以降価格が急激に減少しているのは買取価格の優遇処置がなくなったためです。

 図3は第14年目の月別発電量と売電量を図4は第14年目の月別売電量と売電価格を示します。

今期は10月に天候不順の日が多く、発電量が最低でした。また6月も梅雨空で晴れた日は10日程しかなく発電量は可成り下がっていますが、7月になると発電量が167kw.・時と月別発電量として過去最大を記録しています。この原因は今年7月は殆ど雨が降らず晴天の猛暑日が観測史上最高であったことに起因していると思います。、

 システムとしては安定しており、今後も順調に稼働してくれることを願っています。

図1
図2
図3
図4


稼働後15年間の実績
令和6年8月13日
 平成21年8月稼働後15年目の状況を報告します。図1は15年間の年度別発電量及び売電量を示しています。今年目の発電量は1,527KW ・時と最大の年間発電量でした。これでパネルは正常に動作していることが証明されます。売電量は579KW ・時(40%)でした。

 図2は売電量と売電価格を示します。11年目以降価格が急激に減少しているのは買取価格の優遇処置がなくなったためです。

 図3は第15年目の月別発電量と売電量を図4は第15年目の月別売電量と売電価格を示します。

 今期は図3に見る如く、前期7月に続き、8月も晴天と猛暑日により163KW・時(7月:167KW/時:過去最大)と大きな発電量であったこと、6月に雨が少なく発電量が多かったことなどにより、年間最大の発電量となったようです。

 太陽光及び災害時のための蓄電池設置に国及び都から補助金に出ることは知っていましたが、余り検討していませんでしたが、先日ある業者提案してきたので検討して見ました。12.7KWHの蓄電池を使用した場合の制御部及び工事費を含んだ総費用の見積が以下です。
機 器 12.7KWH蓄電池1式
価 格 2,970,000
国補助金 501,400
都補助金 2,506400
実質導入額 463,500
 システム費用約300万円に対して約50万円程なので費用は6分の1で導入できることになります。しかし、補助金は業者に支払われるのでなく、購入者に支払われるので、先ず業者に約300万円は支払う必要があるとのことです。また補助金の審査に時間がかかり、補助金が下りるのは半年から1年後になるとのことでした。

 現在導入の太陽光パネルの寿命は20年ですのであと5年の寿命です。この5年のために設置するとなると、蓄電器は5年間で償却することなり、償却費10万円/年のメリットをどこにあるかです。

 現在低価格の売電に回っている電力を蓄電器を介して利用できることが分かりました。しかし年間売電量は高々500KW・時(現在約5,000円)程度ですので、全部消費に回せても10,000円増程度にしかならず設置を止めることにしました。

 また、蓄電器システムの性能を調べてみたところ、次のようなことが分かりました。
 @提案の12.7KWHの蓄電器では停電時に消費量が2KWHだとすると最大で6時間しか保たないこと。
 Aその日の売電量は蓄電されるが、その後の消費電力の増加で消費され、蓄電量は基本的にゼロとなって仕舞う。
 B防災のための蓄電は夜間の電力料金の下がった時間帯での買電で行う。これを毎日繰り返すことになる。

 太陽光パネルや蓄電器の設置によって災害時に、停電中ズーと電力利用が出来るかのような説明がなされていますが、そのためには少なくとも1日の消費電力以上の太陽光パネルの設置と蓄電器を用意しておかねばならぬことが分かりました。
図1
図2
図3
図4


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