紫陽花の花を求めて(5)

正 覚 寺

 正覚寺は横浜地下鉄Gライン・センター北駅より徒歩7,8分の所です。しかし、駅前の道路の複雑な立体構造(地下鉄の駅のホームは駅ビルの1階だが、改札口はビルの3階に有り、ビルを出ると駅前広場が展開している)から方向を間違え、可なり遠回りをしてしまいました。

 正覚寺の門を入り林に囲まれた参道を2分ほど進むと右手奥に本堂が有ります。本堂に参拝後、参道に戻り、直進すると、左手山側の裾野とその前に広がるお墓の所々に紫陽花は植えられています。

 今年の気温の上昇が早かったため、開花時期が例年より早かったようで、花は最盛期を過ぎていました。(令和5年6月22日)



旧芝離宮恩賜庭園

 元々大名屋敷であった旧芝離宮恩賜庭園は現在東京都に移管され、維持運営されており、昔の面影を損なうことなく、四季を通じて多数の花の咲く木が植えられているようです。今回はその一つである”あじさい”を観てきました。

 あじさいと言えば日陰の場所に纏まって植えられている風景を想像しますが、庭園を訪れた人々に庭園としての景観を損なわずに、季節感を味わって貰うのが目的としているようで、景色の中心から外れた脇役的場所に1株づつ植えられていました。(令和6年6月7日)



開成あじさいの里

 開成あじさいの里は小田急線新松田駅よりバスで7分ほどの所にある広大な水田地帯にあり、東京ドーム3.6倍ほどの広さの中に5,000本ほどのあじさいが植えられているようです。開成町では昭和53年から58年にかけて碁盤の目のように水田や水路を整備し、効率は良くなりましたが殺風景となったため緑化事業を進めることとなり、町の花である「あじさい」を農道及び水路に沿って58、59年の2年間にわたって5,000本を植栽したようです。

 予想外にあじさいを見に来る人が多くなってきたことから、昭和63に第1回の「開成町あじさいまつり」を開催し現在に至っているようです。あじさい祭りの期間中は開成駅前よりシャトルバスを出して、多くの見学者を迎え入れています。当日も気温は高かったのですが、水田のためさわやかな風が吹いていてゆっくりとあじさいを観賞することができました。(令和6年4月27日)



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