大嘗祭における『大嘗宮の儀』が11月14,15日に行われました大嘗宮の一般公開が11月21日から12月8日まで行われました。丁度皇居乾通り一般公開と重なったため、連日見学者は多かったようです。東京駅中央口改札口から行列が出来ており、人の流れに沿って歩いて行けば、皇居前広場の集合場所にたどり着き、手荷物検査、および金属探知検査をうけて、1時間程かかって坂下門を通ることが出来ました。
大嘗宮を見学するには2つのルートがありました。、坂下門を入り宮内庁前に出ると、第1は右折して直接見学のため本丸に向かうルートと、第2は宮内庁前を直進し、乾通りの紅葉を見物しながら進み、乾門手前で右折して、本丸に向かうルートです。第2のルートで本丸に向かうと左手林越しに大嘗宮の一部が見えてきましたが更に先に進むと視界が開け、芝生に覆われた本丸全体が見えてきました。歩いて来たところは本丸を取り囲む通路で、入場を待つ隊列の最後尾でした。列の2~30m先で第1ルートから来た列と合流しており、1時間強待ってやっと入場することが出来ました
見学通路は略正方形に建てられている多数の建物群の正面と左側側面に沿っており、建物に接近して見学することは出来ませんでした。五穀豊穣を願う新嘗祭は毎年11月に行われていますが、新天皇が即位して最初の新嘗祭が大嘗祭で、その祭場となる建物が大嘗宮です。大嘗宮は古式に則った黒木造りの建物ですが、大嘗祭のために造られ、使用後は取り壊されてしまうもので、この機会しか実物を見ることの出来ない貴重なものですので、時間は掛かりましたが、非常に威儀のあるものでした。(令和元年12月3日)
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