
バレロ、バレロと思って釣りをしたことがありますか?
諸々の理由から、キロ釣りの釣堀へ。
1kg=1500円だった。
金もそんなに持ってないし、
リリース不可だというので、
「釣れなくてもいいや。使ったことのないトップウォータープラグで遊ぼう」
と思っていた。
間違って1匹くらいは釣れるかもしれないし、
釣れなくてもかまわなかった。
しかし、釣堀のオヤジの態度で私の運命は変わった。
「どうせ、あんたにゃ釣れないよ」
なにをー!と思い、つい、実績のあるルアーを結んでしまった。
1尾くらい釣って、見返してやらなくては・・・
最初の1投で来たのがこの魚だ。
61cm3,5kgある。
この1匹で財布の中身は空っぽである。
1投しかせずに、釣り場を去るのも嫌なので、
その後、トップウォーターで遊ぶことにした。
釣れるわ、釣れるわ、トップに次々と魚が襲いかかった。
それも、1kgは優にありそうな魚ばかりだった。
バレロ、バレロと思い、無理に巻いたり、
逆に、遊ばせたりしたが、
何故かこの日は、まるっきりバレなかった。
キャッチしたニジマスを、
人に見つからないように、静かに岸に上げ、
コソコソとリリースし続けた。
この日、初めて分かった。
釣りは、バレるから面白いのだ。
バレるな、バレるな。と思うスリル。
バレずに釣り上げたときの安堵感・充実感。
全くつまらない時間と引き換えに、
釣りの面白さのワケが少しだけ分かった1日だった。