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Web拍手・小ネタ:過去ログ


ピコりんのご案内>

「ふかしぎダンジョン」も、流行に乗って(笑)2004年3月から「Web拍手」を設置しました(・・・もう、余計な仕事増やすんだから)。そして、4月からは、お礼の言葉の他に月代わり小話も始めました(おかげでますます仕事が増えて・・・ぶつぶつ)。おかげさまで、小話もお客様に好評だったことですし、せっかくなので過去ログを公開することにしました(・・・仕事が増えるから、やめてよぉ)。
お楽しみいただければ嬉しいです。見て行ってね〜。おまけもあるよ(笑)。
※副音声と合わせてお送りしました(笑)。


<目次>

2006年2月分:「ドラクエのアトリエ篇」
2006年1月分:「アトリエ初詣で篇」
2005年12月分:「アトリエ・オークション篇」
2005年11月分:「アトリエ・メイドのお仕事篇」
2005年10月分:「アトリエ紐育華撃団篇」
2005年9月分:「アトリエ総選挙篇」
2005年8月分:「アトリエスペースシャトル:冷たい方程式篇」
2005年7月分:「エタマナ2メンバーのお店番篇」
2005年6月分:「アトリエ水戸黄門篇」
2005年5月分:「アトリエ・ゴルフ篇」
2005年4月分:「檄! アトリエ華撃団」
2005年3月分:「春の風物・アトリエ篇」
2005年2月分:「エタマナ2発売発表記念篇」
2005年1月分:「ブラックジャックのアトリエ篇」
2004年12月分:「アトリエ忘年会篇」
2004年11月分:「アトリエ戦隊篇」
2004年10月分:「読書の秋・アトリエ篇」
2004年9月分:「アトリエ替え歌篇」
2004年8月分:「ザールブルグ・オリンピック開会前夜篇」
2004年7月分:「イリスであずまんが」
2004年6月分:「某新作ゲーム(笑)発売にわきかえる各地の表情」
2004年5月分:「アトリエあずまんがでGO!」
2004年4月分:「野球シーズン開幕! アトリエリーグ全5チーム」


ドラクエのアトリエ篇(2006年2月)

その1:ザールブルグ版・導かれし者たち

エンデルク「私がなぜ、このような珍妙なヒゲを生やさねばならんのだ」
ダグラス「仕方ないでしょう。『王宮の戦士たち』といえば、騎士隊長に決まってますからね」
エンデルク「しかも、ぷにぷにを連れて歩かねばならぬとは――」
ダグラス「はいはい、ぼやかないでください。ホイミン役は人間にはできませんから」
エンデルク「だいたい、堅物でストイックで女性に免疫がないというキャラクターならば、私よりもウルリッヒ殿の方がふさわしかろう」
ウルリッヒ「エンデルク、なにか言ったか?」
ブレドルフ「ぼくは世界中の小さなメダルを集めているんだ」
ゲマイナー「陛下、勝手に自分に役を割り振らないでください」
ロマージュ「うふふふ、お色気あふれる踊り子、マーニャ役はあたししかいないわよね」
イルマ「占い師ミネア役も、あたしにぴったり。占い師をやっててよかったわ」
カリン「姉妹にしては、歳が離れすぎてるけどね(笑)」
マルローネ「やっほー、あたしはおてんば姫よ! 魔物ども、かかってらっしゃい!」
クライス「前半のおてんばという呼称には、私も全面的に賛成ですが、後半が納得できませんね」
マルローネ「うるさ〜い! ブライは黙ってなさい!」
クライス「私はじいさん役ですか? やれやれ・・・(←でも嬉しそう)」
ノルディス「ええと・・・。ぼくがクリフト役でいいんでしょうか」
エリー「うん、存在感は薄い戦いではすぐにやられちゃうし、ノルディスにぴったりだと思うよ」
アイゼル「エリー、それって、ホメ言葉になってないわよ。それより、トルネコ役の親父さんはどうしたのかしら」
ハレッシュ「武器屋の親父なら、『不思議のダンジョン』へ行って冒険してくるって、張り切って飛び出して行っちまったぜ」
エリー「それって、ゲームが違うんじゃ(汗)」

その2:フィンデン王国版・空と海と大地と呪われし姫君

アデルベルト「ええと、ぼくが主人公役でいいのかい? なんか、嫌な予感が・・・」
ヘルミーナ「ふふふふ、魔法は使えるしムチの名手で美貌も申し分なし。ゼシカ役はあたしで決まりだね」
クリスタ「胸は足りないみたいだけどね(笑)。ククール役のヴィトスはどう思う?」
ヴィトス「相手がヘルミーナでは、芝居とはいえ口説く気にはなれないな」
ヘルミーナ「ネーベルディック!!」
クリスタ「あらあら、ヴィトスが避けてアデルベルトに直撃しちゃった」
アデルベルト「あいたたた。やっぱり嫌な予感がしてたんだよなあ、とほほ・・・」
マルティン「オノ使いだからって、俺がヤンガス役かい? そんなに人相悪くないぜ。とほほ」
オヴァール「あんたなんて、まだいい方だ。王様の役だと聞いていたのに、魔物じゃないか」
ラステルミーティア姫役って、出番が少なくて寂しいわ。ところで、ユーディーはどこにいるの?」
ユーディット「・・・ここだよぅ」
メル「ふふふふ、ユーディットはくじ引きで馬の後ろ足役に決まったのよね」

その3:カロッテ版・エデンの戦士たち

パウル「やっぱりオイラが主人公の勇者に決まりだね、イェ〜!!」
ヴィオラート「残念でした。パウルは身長から言ってもガボ役だよね」
ブリギット「そうですわ。主人公はロードフリード様に決まってますわ」
ヴィオラート「あ、でも、ロードフリードさんはキーファ王子の方が・・・」
ブリギット「ダメですわ! すぐにパーティーから抜けてしまう役なんて」
ヴィオラート「ブリギットは上品だからリーサ姫でいいよね。あたしがマリベル役で――」
ブリギット「あなたはあっちに行っていなさい!」(とつげき炸裂)
ヴィオラート「きゃあああああああああ〜〜〜〜!!」(←お約束)
ブリギット「ふう、勝手に配役を決められてはかないませんわ」
クラーラ「うふふふ、そうね、お嬢様でわがままなところはブリギットの方が適役かもね」
カタリーナ「あたしがアイラ役でいいのかしら。踊りなんかできないけど」
クラーラ「いいんですよ、女剣士は他にいないんですから」
オイゲン「じいさんも他にいないから、わしがメルビン役で決まりじゃな」
バルトロメウス「そして、主人公の勇者は俺に決定!――ってか」
ヴィオラートホンダラは黙ってて!」

その4:カポック版・天空の花嫁

マレッタ「騒がしいな。何の騒ぎだ?」
デルサス「見ろよ、またリイタとビオラがもめてるんだ。結婚相手はビアンカフローラ、どっちにするかって言ってな」
アーリン「フ、主人公役のクレインも、気の毒に」
リイタ「いい? クレインと先に出会ったのはあたしなのよ。幼馴染と結婚するのが公式設定に決まってるじゃない!」
ビオラ「好きな気持ちだけでは暮らしていけない。お金も大事よ。だからあたしと」
クレイン「ううう・・・。一晩ゆっくり考えろと言われても、そんなにすぐには――」
ノルン「ノルンも言いたいことがあるニャ!」
デルサス「おっ、ゲレゲレじゃないか」
ノルン「どうしてノルンがキラーパンサーの役なのニャ? お姫様をやりたいニャ」
デルサスゲレゲレが気に入らないなら、チロルでもかまわないぜ」
ノルン「そういう問題じゃないニャ〜」
ゼルダリア「そういえば、デルサスにもハマリ役を見つけておいたぞ」
デルサス「お、そうかい? でも、そんな役柄あったっけか」
ゼルダリア「弓矢使いじゃからな。リリパットはどうじゃ。毒矢ずきんでもよいぞ」
デルサス「魔物じゃないかよ(汗)」
マレッタ「魔物であれば、成敗するに遠慮はいらないな、ふふふ」

その5:妖精の森版・ドラクエモンスターズ

ピコ「ううう、大きづちが持ち上げられないよぉ・・・」
ピエール「フッ、ボクの名前は由緒あるスライムナイトの名前だからね。ぷにぷにに乗って、いざ行かん!」
ポポル「そんならオイラは、金ぷにに乗ってメタルライダーだぜ、ベイベ」
長老「むううう・・・」
ピッケル「あれ〜? 長老さま、何を考え込んでるの〜?」
長老「モンスターに扮するのはよいが、なぜわしがドルイドなのじゃ? こんなしわくちゃでかっこ悪いモンスターは、気が進まんのう」
ペーター「何を言っているのですかな。長老さまが適役ということは、計算からも明らかですな」
長老ハーゴンとまでは言わぬが、せめて悪魔神官大魔道くらいは・・・」
ペーター「わがままですな。それでは、ランクを上げて鬼面道士ではどうですかな」
長老「おお、それはなかなか強そうじゃな。満足満足」
ピッケル「あれれ、色違いなだけで見かけは同じなのに、納得しちゃったね〜」
ペーター「計算通りですな。長老はあまりゲームをやり込んでいませんからな」

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アトリエ初詣で篇(2006年1月)

その1:ノルディス&アイゼル

ミルカッセ「さあ、皆さん、お祈りください。アルテナ様のご加護がありますように・・・」
アイゼル「・・・・・・」
ノルディス「・・・・・・」
アイゼル「・・・(今年こそは、ノルディスと――♪ きゃ、いやだ、あたしったら、はしたないわ)」
ノルディス「・・・(最近、抜け毛が増えてきたようなんです。どうかこれ以上、増えませんように)」
アイゼル「・・・ふう」
ノルディス「どうしたの、アイゼル? 顔が赤いよ」
アイゼル「え――? な、なんでもないわよ。それより、ノルディスは何をお祈りしたの?」
ノルディス「へ? い、いや、その・・・(とても本当のことは言えない) ええと――、そう、アイゼルと同じことだよ」
アイゼル「――!! ・・・ノルディスのエッチ

その2:『職人通り』商店会の皆様

ミルカッセ「さあ、皆さん、お祈りください。アルテナ様のご加護がありますように・・・」
ハレッシュ「・・・・・・(今年こそは、フレアさんと――)」
フレア「・・・・・・(今年こそは、ハレッシュさんと――)」
ディオ「・・・・・・(今年もフレアに悪い虫がつきませんように――)」
クーゲル「・・・・・・(そろそろ兄貴も娘離れしますように――)」
武器屋の親父「・・・・・・(髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪)」
ロマージュ「あら、親父さんったら――。流れ星に祈ってるんじゃないんだから。うふふ」

その3:クライス&マルローネ

ミルカッセ「さあ、皆さん、お祈りください。アルテナ様のご加護がありますように・・・」
マルローネ「・・・・・・(今年もちゃんとお仕事が来てご飯が食べられますように)」
クライス「・・・・・・(マルローネさんの爆発のとばっちりを受けませんように)」
マルローネ「・・・・・・(それから、イングリド先生に怒られませんように)」
クライス「・・・・・・(マルローネさんの変な料理を食べさせられませんように)」
マルローネ「・・・・・・(異臭騒ぎを起こして街の人に嫌われませんように)」
クライス「・・・・・・(マルローネさんの失敗の尻拭いに明け暮れませんように)」
マルローネ「・・・・・・(早くアイテム図鑑が埋まって、卒業に必要な単位が取れますように)」
クライス「・・・・・・(マルローネさんが悪い男にだまされませんように)」
マルローネ「・・・・・・(朝、目が覚めたら枕元に『賢者の石』がありますように)」
クライス「・・・・・・(マルローネさんが私の気持ちに気付いてくれますように)」
マルローネ
&クライス
「――アルテナ様、お願いします」
・・・チャリーン!
クライス「おや、何でしょう? 祭壇の奥から金属音が聞こえましたが」
マルローネ「お賽銭の音とは違うみたいね。何かしら?」
ミルカッセ「ああ、あれは、アルテナ様がさじを投げた音です。あまりに無理なお願いをする人がいると、時々あるんですよ」
マルローネ
&クライス
「・・・・・・・(汗)」

その4:王室騎士隊の面々

ミルカッセ「さあ、皆さん、お祈りください。アルテナ様のご加護がありますように・・・」
エンデルク「・・・・・・(私の願いはシグザールの平和と安寧。それ以上は何も望まぬ)」
ダグラス「・・・・・・(今年こそは、隊長を倒す!)」
アレ「・・・・・・(エンデルク様エンデルク様エンデルク様エンデルク様エンデルク様)」
ゲマイナー「おい、おまえ、声が聞こえているぞ」
ウルリッヒ「いいではないか。それより、ゲマイナー卿は祈らないのか」
ゲマイナー「ふん、俺は神や仏などには頼らんのだ。だがまあ、形だけでも手を合わせておくか」
ウルリッヒ「うむ、それがよい」
ゲマイナー「・・・・・・(先日お菓子をつまみ食いしてヘートヴィッヒを怒らせてしまったからな。早く仲直りできますように)」
ウルリッヒ「さすがはゲマイナー卿。形だけとはいえ、真剣きわまりない・・・」

その5:始まりの錬金術士たち

クルト「さあ、皆さん、お祈りください。アルテナ様のご加護がありますように・・・」
ドルニエ「・・・・・・(錬金術がこの地に根付き、アカデミーが完成しますように)」
リリー「・・・・・・」
イングリド「・・・・・・」
ヘルミーナ「・・・・・・」
ドルニエ「みんな、一生懸命、祈っていたね。私たちの気持ちはひとつなのだな」
リリー「あたし、テオとゲルハルトとヴェルナーとウルリッヒ様と、誰を選んだらいいのかわからなくて・・・えへへ」
イングリド「あ、あたしは、今年こそヘルミーナをぎゃふんと言わせてやる――って祈ってました」
ヘルミーナ「あたしもイングリドにぐうの音も出ないように思い知らせてやれますように――って」
ドルニエ「誰も、アカデミー建設の成功を祈る者はいなかったのかね。とほほ・・・」

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アトリエ・オークション篇(2005年12月)

その1:ザールブルグ・アカデミー主催オークション

エリー「アカデミー主催のチャリティ・オークションかあ。どんなアイテムが出品されるんだろう。楽しみだなあ」
ノルディス「校長先生の秘蔵の参考書が出品されたりしたら、ぜひ欲しいよね」
アイゼル「その時は、資金を心配する必要はなくってよ、ノルディス」
ルイーゼ「あの・・・。何が出品されているか、見えないんですけど」(←眼鏡かけなさい)
エリー「あ、そろそろ始まるよ」
マルローネ「さあお立会い! あたしが出品するのはなんと!――『賢者の石』よ! これさえあれば、マイスターランクへの進学も思いのまま!」
イングリド「マルローネ!! あなた、なんということを――!?」
クライス「その通りです。なんという非常識なことをするんですか。あきれて物も言えません」
イングリド「クライス、もっと言っておやりなさい」
クライス「その『賢者の石』は私が創った物です。出品するなら、ちゃんと自分で創り出したものを出すべきでしょう」
イングリド「クライス!! ツッコミどころが違うでしょう!」
ヘルミーナ「ふふふふふ、そんなアイテムは放っておいて、あたしの出品物に値を付けてもらおうじゃないの」
イングリド「それは――!?」
ヘルミーナ『あたしのひみつのえにっき』・・・。イングリドが10歳の時に書いていた絵日記よ、ふふふふ」
イングリド「ずっと前に失くしたと思っていたのに――。ヘぇルミ〜ナ〜〜〜!!」
エリー「あ〜あ、めちゃくちゃになっちゃった・・・」
ノルディス「帰ろうか」
アイゼル「そうね・・・」

その2:シグザール王室聖騎士隊主催オークション

ウルリッヒ「これより、第1回シグザール王立聖騎士隊チャリティ・オークションを開催する」
ダグラス「さあ、値段を付けてくれ! 俺がヴィラント山で退治したヤクトウォルフの毛皮だぜ」
貴族のご婦人「まあ、素敵な毛皮ね。コートにしたら暖かそう。銀貨2000枚で買いますわ」
ダグラス「よっしゃあ、売った! 毎度あり!」
ウルリッヒ「次の出品物は――おや、これは? うむむ、『騎士隊長エンデルクの肌着』だと?」
エンデルク「何だと? 誰が、そのようなものを・・・? 私はそんなものの出品を許可した覚えはないぞ」
ウルリッヒ「出品者は・・・『匿名希望』だそうだ」
街娘たち「キャーーーーーーーーーーーーーッ!! 買う買う、買っちゃう!」
貴族のご婦人「負けられませんわ! 銀貨5000枚でいかが?」
貴族のご婦人「わたくしは、銀貨1万枚出しますわ」
ダグラス「何だよ、この騒ぎは? ――あれ、先輩、どこへ行くんだい?」
アレ「来年分の給料を前借りに行って来るよ。何としても僕が競り落とさなきゃ」
ウルリッヒ「皆さん、落ち着いて! 押さないでください!」
エンデルク「クッ・・・。いったい何者の陰謀なのだ・・・」
ブレドルフ「やあ、盛況のようで、何よりだね」
ウルリッヒ「陛下・・・。盛況は盛況なのですが・・・」
ブレドルフ「やっぱり盛り上げないといけないから、僕も匿名で出品したんだけど」
エンデルク「陛下・・・。まさか!?(汗)」

その3:フィンデン王国祭オークション

パルク「はいはいはい、ついに始まりました、フィンデン王国祭記念チャリティオークション。最初の出品者は雑貨屋のユーゲンツくんです!」
ユーゲンツ「ぼくが出品するのは、このヒゲのないネコです。珍しいでしょう」
ユーディット「ちょっと待って! そんなの珍しくないわよ。あたしが出品するのはヒゲのないマンティコア、マイバウムの塔で捕まえてきたばかりよ」
パルク「こ――これは確かに珍しい。でも、大丈夫ですか、魔物ですし、暴れ出したら・・・」
ヘルミーナ「ふふふふ、その点は安心しなさい。たっぷりと『しびれ薬』を投与してあるから」
ユーディット「さあ、皆さん、どんどん入札してください!」
ヴィトス「ちょっと待て、ユーディット。ヒゲはさっき『錬金術の材料にする』と言って、きみが抜いていたじゃないか」
ユーディット「うわわ、ヴィトス、バラしちゃダメ!」
フィンク「ユーディット、インチキ、インチキ!」
パルク「ええと・・・(汗)。次の出品者に行きましょう!」
オヴァール「僕が持って来たのは、100年前のショートケーキだ。氷室で保存されていたから、今でも食べられるよ」
パルク「それはすごいですね! ・・・おや、でも」
ユーディット「ほんとだ。なんか変な臭いがするね」
オヴァール「なぜだ? 腐っているはずはないのに・・・」
ヘルミーナ「ふふふ、氷室のあるアルテノルトから、ここへ持ってくるのに何日かかったのかしら?」
オヴァール「・・・1週間(汗)」(※正確には135刻=6.75日)
ヘルミーナ「ショートケーキは、長くもたないからショートケーキというのよ、ふふふ」
ユーディット「じゃ、ダメじゃない」

その4:『職人通り』主催オークション

エリー「うわあ、『職人通り』でオークションをやってるんだ。にぎやかだなあ」
武器屋の親父「おう、エリーじゃねえか。暇なら、ちょいと頼みたいことがあるんだ」
エリー「はい、何でしょう」
武器屋の親父「オークションを盛り上げるために、同時開催で『美人コンテスト』をやるんだよ」
エリー「へ? 美人コンテスト? ――や、やだなあ、ダメですよ、わたしなんて」
武器屋の親父「おい、何を勘違いしてるんだ? あんたには審査員をやってほしいんだよ」
エリー「なあんだ・・・(でもちょっとがっかりだなあ)」
武器屋の親父「じゃあ、後は頼んだぜ。俺は用があるからよ!」
エリー「行っちゃった・・・。あ、ここが会場だね。審査員席は・・・?」
ハレッシュ「エリー、こっちだ」
エリー「あ、ハレッシュさんも審査員なんですか?」
ハレッシュ「ああ、ぜひともフレアさんに優勝してもらわなくっちゃな」
エリー「あの・・・、審査員は、ひいきしちゃいけないんじゃ?  それに、フレアさんが優勝しちゃったら、ますますライバルが増えちゃうんじゃないですか?」
ハレッシュ「そうか!? あ、でも出るからには優勝してほしいし、優勝したら俺も困るし・・・。ああ、どうしたらいいんだ!?」
エリー「壊れちゃった・・・。あ、そろそろ始まるよ」
ロマージュ「うふふふ、どうかしら、あたしのスタイル?」
ミュー「お腹空いちゃったよ〜。早くなんか食べさせてよ〜」
フレア「恥ずかしいけれど・・・、なんか晴れがましいわ」
ディオ「待て! フレアの出場を許した覚えはないぞ!」
クーゲル「ああ、わしが申し込んでおいたんだ。まずかったかな」
???「待て待て〜ぃ! 優勝候補のお通りでぃ!――じゃなかった、お通りよ♪」
エリー「あ、あれは――!?」
ハレッシュ「金髪縦ロールの・・・」
エリー「評価は0点にしておきましょう」
ハレッシュ「そうだな・・・」

その5:アルカヴァーナ主催カポック・オークション

ベグル「わがアルカヴァーナは民のためにチャリティ・オークションを行うのである!」
フィンフ「しくしく・・・。トン太くんを出品しろだなんて――」
ドライ「仕方ないよ、ボクらの食費を捻出するためだ」
フィーア「それじゃ、民のためじゃないじゃない」
ノルン「ニャ〜! お肉ニャ、お肉ニャ。クレイン、あのブタ、競り落としてニャ〜」
クレイン「で、でも、食べるのはちょっと・・・(汗)」
マレッタ「そうだな、ブタに罪はない。競り落として、逃がしてやろう」
デルサス「それじゃ、こっちも資金作りにしゃべるネコを出品するか」
ノルン「ニャニャ? デルサス、それって誰のことニャ?」
リイタ「デルサス! 言っていいことと悪いことがあるわよ」
デルサス「おい、怒るなよ、冗談だよ」
ノルン「大丈夫ニャ〜。出品されてもクレインが競り落として助けてくれるニャ〜」
リイタ「あれれ、ビオラ、ずいぶん大きなものを出品するのね」
ビオラ「あたしの出品物は『ビオラ等身大フィギュア』。クレインくん、競り落としてね」
クレイン「ええと・・・(汗)」
デルサス「それにしても、よくできてるな」
ビオラ「リイタの等身大フィギュアで、いっぱい練習したから。みんな潰しちゃったけど」
リイタ「なぁんですってぇ〜〜!?」
ゼルダリア「わしの等身大フィギュアも作ってくれんかの。工房に飾っておきたいんじゃ」

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アトリエ・メイドのお仕事篇(2005年11月)

その1:ローネンハイム家にて

御曹司「今日から、新しいメイドが来るんだったな。かわい娘ちゃんがよりどりみどり〜♪」
ハレッシュ「あ、ご主人様、庭仕事は任せてください! 力には自信があります!」
ダグラス「俺はこう見えても、繕い物が得意なんだぜ」
ルーウェン「へええ、人は見かけによらないもんだな」
御曹司「な、何だ、君たちは!? 男ばかりじゃないか」
ダグラス「当ったり前だ! こんなスケベ野郎の屋敷、危なくて女のメイドをよこせるかってんだ」
ルーウェン「ダグラス、いくら品性下劣とはいえ、仮にもご主人様だぞ。もっと丁寧な言葉を使えよ」
ダグラス「あら、たいへん失礼申し上げましたわ。――つーかルーウェン、あんたもかなり失礼だぞ」
ルーウェン「あら〜ん、ごめんあそばせ」
御曹司「き・・・気持ちが悪い! ――おや、あそこのテラスに金髪縦ロールのメイドがいるじゃないか。お〜い、きみ〜♪」
ハレッシュ「あ、行っちまった」
ダグラス「あそこにいるのって、育毛剤を使った『親父』だろ?」
ルーウェン「ご主人様も、気の毒に・・・」

その2:ドナースターク家にて

マルローネ「やっほ〜、シア、メイドのお仕事をしに来たよ」
シア「マリー――!? 本気だったの?」
マルローネ「うん、いい錬金術士になるには、礼儀作法も覚えた方がいい、お屋敷でメイドでもしてみたら?――って言ったのは、シアじゃない」
シア「あ、うん、そうだったわね(ほんの冗談だったのに・・・)」
マルローネ「せっかくだから、みんなも連れてきたよ」
ミュー「ねえねえ、厨房はどこ〜? あたし、お腹すいちゃったよ〜」(←わかってない)
ナタリエ「防犯対策はまかせといてね。なんたって、泥棒の手口はみんなお見通しだからさ」
キルエリッヒ「人間の社会には、妙な慣習があるものだな・・・。このような服、私には似合わぬぞ」
イングリド「わたくしも、メイド服には興味があるので(←笑)、来てみました。よろしくね」
シア「ああ・・・、ドナースターク家はどうなってしまうの? お父様、ごめんなさい・・・(卒倒)」

その3:カロッテ村 ジーエルン邸にて

オイゲン「村おこしに『萌え萌えメイド体験イベント』とは、ナイスなアイディアじゃ」
ローディ(←笑)「待ってくれ、このメイド服、俺も着るのかい?(汗)」
バルトロメウス「おっ、みんなお揃いのメイド服で、なかなかサマになってるじゃねえか」
ブリギット「さあ、メイドの皆さん、サボらず、きりきり働いてちょうだいな!」
ヴィオラート「あたしは庭の草むしりをするよ! 食べられる草もたくさん生えてるしね」
クラーラ「食材や日用品は、必要最小限の安いものを値切って買ってきたわ」
カタリーナ「あら、ここに捨ててある野菜や肉、まだ食べられるじゃない。もったいないから、夕食の材料に使いましょう」
ミーフィス「お酒を買うのはもったいないから、ファスビンダーからタダで持って来たよ〜」
ディアーナ「出入りの業者との馴れ合いは、一切排除したわ。厳しくやらないとね」
ドーリス「おばあちゃんの生活の知恵も、どんどん使ってちょうだいな」
ヴィオラート「やったね! 一ヶ月前と比べて、家計が10分の1に節約できたよ」
ブリギット「お、お待ちになって。これでは、まるでジーエルン家が守銭奴になったみたいですわ(汗)」
アイゼル「まったく・・・。どこが『萌え萌え』なんだか」

その4:デランネリ村・村長宅にて

デルサス「みんながメイドの修行をしたいって言うから、家を提供してやったんだ。ありがたく働けよ」
リイタ「もちろんデルサスもメイド服を着るのよね」
ビオラ「決定事項・・・」
デルサス「おい、何を言ってんだよ! 俺は男だぞ! クレインも何か言ってやれ」
マレッタ「クレインなら、とっくに着替えて庭掃除をしているぞ」
デルサス「・・・・・・(汗)」
ノルン「ニャ〜! みんなお揃いニャ〜!!」
ゼルダリア「ノルンのメイド服は特注品じゃ。しっぽを通す穴が開いておるからな」
リイタ「いい、ビオラ、あたしの仕事の邪魔をするんじゃないわよ」
デルサス「おいおい、リイタ。そこの壺は貴重品なんだから、大切に扱ってくれよ」
ビオラ「リイタが壊す。あたしが直す。それで丸く収まるわ」
デルサス「収まらないだろ!」
ノルン「あれ? ゼルダリア様、どうしたニャ〜?」
ゼルダリア「あいたたた、拭き掃除をしようとしたら、腰が・・・腰が・・・」
ノルン「ゼルダリア様は歳なんだから、休んでていいニャ〜」
リイタ「そうよ、わざわざ無理をして来なくても良かったのに」
ゼルダリア「一度、かわいらしいメイド服を着てみたかったんじゃ」
ビオラ「確かに、リイタよりは似合ってるよね・・・」
リイタ「なぁんですってぇ!!」

その5:リーゼ宮にて

ミーツェ「うふふふ、ポウさま〜♪ あたしとペアルックですね〜」
ポウ「何を言ってるんだい。メイドはみんな同じデザインの服を着るんだよ」
ミーツェ「一緒にお掃除しましょうよ〜」
ポウ「ダ、ダメだよ。オイラは小さな身体を生かして、家具の隙間の拭き掃除をするんだ。ミーツェは中庭でも掃除してきなよ」
ミーツェ「は〜い・・・」
ポウ「ほっ・・・。やっと、あっちへ行ってくれた」
ヴィーゼ「ああ、忙しい忙しい。あれ、ポウ、ミーツェと一緒じゃなかったの?」
ポウ「うん、ミーツェには中庭の掃除をやらせてるのさ」
ノイン「ちょっと待て! 中庭には池があるんだよ!」
グレイ「あの池には、時価100万コールは下らない貴重な錦鯉が何匹もいるそうだな」
フェルト「もし、ミーツェが見つけたら――」
ヴィーゼ「たいへん! 魚を見たミーツェに抑えが効くとは思えないわ」
フィー「明らかに、巨額の損害賠償を請求されるな・・・」
ノイン「ポウのせいだ。賠償金を払うために、一生タダ働きだな」
ポウ「あ、あわわわ・・・。――ミーツェ、待ってよ〜! 食べちゃダメだ〜!!」

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アトリエ紐育華撃団篇(2005年10月)

その1:アカデミー入学式にて

エリー「あ、錬金術士だ・・・。錬金術士がいる・・・。わたし、錬金術士大好き――!! ああ、憧れちゃうなあ・・・。『いよいよ、最後の調合だ・・・。この薬品を加えて・・・えい! やった、ついに金の調合に成功したぞ』・・・なんちて、なんちて――っ!!」
イングリド「ちょっと、エルフィール! あなたはそのようなキャラではなかったはずよ?」
クライス「――!! こ、これは――!?」
イングリド「あら、どうしたの、クライス。こちらは今度アカデミーに入った――」
クライス「どういうことですか? こんな子供をアカデミーに入学させるとは・・・。さあ、お嬢ちゃん、一緒に来なさい。私が校長に言ってあげます」
エリー「あ、あの・・・」
ルイーゼ「きゃっふ〜ん♪ これから、よろしくねぇん・・・って、あたしも、こんなキャラじゃないんですけど・・・。くすん」
ヘルミーナ「ふふふ、ヘルミーナは言った・・・。やれやれ、と」

その2:王室主催武闘大会にて

ウルリッヒ「それでは、第9代国王ブレドルフ陛下より、開会のご挨拶を賜ります」
ブレドルフ「やあ、みんな、楽しんでるかい? 人生はエンターテイメント!
エンデルク「・・・・・・人間五十年」
ブレドルフ「じゃあ、武闘大会、いってみようか〜。イッツ・ショータイム!!
エンデルク「・・・・・・下天のうちをくらぶれば」
ウルリッヒ「へ、陛下、そんな軽薄な・・・。エンデルクが怒ってますよ」
エンデルク「・・・・・・夢幻のごとくなり」
ダグラス「ガタガタ言ってんじゃねえ! 行くぞ、ラリー! ハイヤー!!」
ウルリッヒ「ダグラス! 馬の使用はご法度だぞ」
エンデルク「いざ来たれ・・・天下布武!
ウルリッヒ「エンデルク! 悪念将機の使用も禁止だ!(汗)」
エンデルク「御意・・・。不本意ですが、声が一緒だったものですから・・・」
ウルリッヒ「そこの一般参加者も、静まりたまえ!」
マルローネ「あたしの爆弾、ステキな爆弾、なんちて、なんちて――っ!!」
シュワルベ「シュワルベは言った・・・。ジョークになってないぞ、と」
ハレッシュ「俺は、曲がったことは嫌いだ。フレアさんの、フレアさんによる、フレアさんのための――」
ミュー「いしししししし! とりあえず斬っとく! くるくるくる――っ!」
シア「うふふふ、みんな仲良しさんで、嬉しいです♪」(←どこが?)

その3:『職人通り』の武器屋にて

武器屋の親父「どうしたんだ、おまえら揃って?」
マルローネ「うふふふ、親父さんに、いい知らせよ」
アイゼル「秘密の図書室にあった『五輪の書』をひもといて、育毛の秘術を見つけ出したんです」
クライス「まったく・・・解読に苦労しましたよ」
武器屋の親父「何だって!?」
エリー「親父さんの髪の危機を救うため――」
ノルディス「われら、五輪の育毛戦士、ここに集結!!」(←ほんとは自分のためだったり)
マルローネ五輪育毛曼荼羅! いっけええぇ!」
武器屋の親父「おおおお・・・。光が見えるぜ、希望の光が――」
エリー「毛を生ずるは――空!
ノルディス「毛を育むは――土!
アイゼル「毛を清めるは――水!
クライス「毛をなびかすは――風!
マルローネ「そして、毛を滅するは――火!
武器屋の親父「ちょっと待て! 最後のひとつは違うだろう!?」
エリー「そうですよ、マルローネさん。毛を焼いてしまってどうするんですか」
マルローネ「へ? だって、よく言うじゃない。破壊なくして創造なしって」
クライス「あなたはテロリストですか?」
マルローネ「キャハハハハハ! すぐに抜く? ゆっくりと抜く? どっちにしても抜けるんだけどさ!」
全員「・・・・・・(←冷たい視線)」
マルローネ「えへへ・・・。・・・なんちて、なんちて――っ!!」
クライス「あまり似ていませんでしたね」
マルローネ「とほほ・・・。せっかく何度もゲーム画面を見て練習したのに」
武器屋の親父「俺の髪はとっくに破壊されてるよ・・・くううっ」

その4:マルローネ工房にて

イングリド「マルローネ! あなたはまた、市内で爆弾を破裂させたでしょう!」
マルローネ「え、ええと、あれは、ザールブルグに出てきてから初めて会った、お姉ちゃんが――」
イングリド「・・・・・・」
マルローネ「お姉ちゃんは、師匠の仇討ちをするんだって言ってるんです」
イングリド「マルローネ・・・。あなたの師匠は、誰だったかしら?」
マルローネ「え、ええと・・・(汗)」
イングリド「二重人格のふりをしてもダメ。早くあなたのサムシング・エルスを示さないと・・・。――留年よ!」
クライス「ナイスミーチュー!! マイネームイズ、クライス・キュール! マルローネさん、またトラブルを起こしたようですね!」
イングリド「クライス・・・。あなた、性格変わったわね」
クライス「仕方がないのですよ。声が同じなのだから、こういうキャラを演じろと言われまして・・・」
イングリド「とにかく、マルローネ。あなたにはペナルティを加えます」
マルローネ「待ってください! あたしはザールブルグの法と秩序を守るために、戦っているんです! トラブル・イズ・マイ・ビジネスです!!」
イングリド「あなたの場合、意味がまったく逆でしょう!」
クライス「ある意味、言い得て妙ですね・・・」

その5:幻影回廊メイアフラウ戦にて

ヴィオラート「きゃあっ!! この敵、強すぎますよぉ」
カタリーナ「がんばって! 約束したはずよ、勝って、必ず生きて帰る――って」
アイゼル「こうなったら、ヘルミーナ先生にもらった巾着袋を――」(←笑)
回想:ヘルミーナ『アイゼル、どうしようもなく追い詰められたら、この袋の中身を使うといい。けれど、いざという時まで中身を見てはいけないよ、ふふふふ』
アイゼル「こ――これは!?」
カタリーナ「ふうん・・・。仲の良さそうなカップルね。あなたと同じ錬金術士なのかしら」
アイゼル「ノ、ノルディスと、エルフィールの、ペアの肖像画・・・!?」
ヴィオラート「このふたり、素敵ですね〜。ラブラブな雰囲気ですね♪」
アイゼル「ま、まさか――」
ヴィオラート「はああ、いいなあ。あたしもこんなふうに、恋人と寄り添って・・・」
アイゼル「あ、あたしのいない間にぃーーーーーーーーーっ!?」
ヴィオラート「へ? どうしたんですか、アイゼルさん」
カタリーナ「す、すごい! アイゼルさんの戦闘力が見る見る上昇しているわ」
ヴィオラート「全パラメータがリミットを超えてます!」
アイゼル「ア〜イム・ジャスティス!! ロートブリッツ狂い咲き!!」
ヴィオラート「ひええ、一撃でやっつけちゃった・・・(汗)」

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アトリエ総選挙篇(2005年9月)

その1:アカデミー民営化論争:賛成の理由

エリー「ねえ、アイゼル、今度の選挙、どっちに投票する?」
アイゼル「例の『アカデミー民営化』法案でしょ。ヘルミーナ先生が賛成派だから、そちらに入れろって圧力がかかってるんだけど(笑)、まだわからないわね」
エリー「そうだね、イングリド先生は反対派だけど、いまいち中身がわからないし」
アイゼル「そうね、もう少し、詳しい話を聞いてみましょうか」

ヘルミーナ「アカデミー民営化は、どんな手段を使っても、成し遂げなければならないのよ、ふふふ」
アイゼル「あの・・・、ヘルミーナ先生。民営化しないと、どんな問題があるんですか?」
ヘルミーナ「いい質問だね、アイゼル。いいかい、今のままでは、アカデミーは、資金を出してくれているシグザール王室の言いなりだ。パトロンの意向に従わなければならないからね、自由な錬金術の研究ができないのさ」
アイゼル「はあ? そんなものですか」
エリー「ところで、これまで王室がアカデミーの運営になにか文句をつけてきたことって、あるんですか?」
ヘルミーナ「当たり前じゃないか! 例えば――。・・・ええと」
アイゼル「ない・・・ですよね。国王陛下も錬金術をよく理解してくださっていますし」
エリー「そうよね、しかもヘルミーナ先生は、周囲が何を言おうと、いつも好き勝手やっているしね」
アイゼル「アカデミー民営化なんて、どうでもいいんじゃないんですか?」
エリー「もしかして、イングリド先生が反対派だから、ヘルミーナ先生は対抗して賛成してるだけじゃ・・・」
ヘルミーナ「・・・・・・。そういえば、そうね・・・(汗)」

その2:アカデミー民営化論争:反対の理由

アイゼル「ねえ、エルフィール、あなた、今度の選挙、どちらに投票するつもりなの?」
エリー「ああ、例の『アカデミー民営化』法案だね。イングリド先生が反対派だから、そっちに投票しなさいって言われてるんだけど、まだわからないんだよ」
アイゼル「そうよね、ヘルミーナ先生は賛成派だけど、いまひとつ内容がよくわからないのよ」
エリー「そうだね、もう少し、詳しい話を聞いてみようか」

イングリド「皆さん、アカデミー民営化などという暴挙を許しては、錬金術に明日はありません!」
エリー「あの〜、イングリド先生。アカデミーが民営化すれば、もっと自由に錬金術の研究ができて、いいなあって思うんですけど、どうして問題があるんですか」
イングリド「あなた、わからないの? アカデミーが民営化されて自由になって、ヘルミーナが野放しにされたら、どんな怖ろしい研究が行われるようになるか・・・。暗黒時代の到来を許すわけにはいかないのよ!」
アイゼル「でも、今までもヘルミーナ先生は好き勝手やって来たのでは・・・」
エリー「そうですよ、民営化とか関係ないと思いますけど」
イングリド「ええと、それは・・・」
アイゼル「もしかしたら、ヘルミーナ先生が賛成派だから、イングリド先生は対抗して反対しているだけなのでは・・・」
イングリド「そ、そういえば、そうね・・・(汗)」

その3:マルローネ新党立ち上げ!

マルローネ「さあ、本部もようやく形がついたわね。あとは候補者のリストアップ――と」
クライス「まったく、あなたも物好きですね。『新党・爆弾娘』などという党を設立するなんて、遊びでやっているとしか思えません。神聖な選挙を何だと思っているのですか」
マルローネ「それだったら、あんた、どうして幹事長をやるなんて申し出たのよ。クライスのことだから、てっきり『ひねくれメガネ党』かなにか作って、対抗して来ると思ったのに」
クライス「そういう党は、ゲマイナーさんに任せておきます(←笑)。幹事長になった理由は簡単です。あなたを放っておいたら、何をやらかすかわからないからです!」
マルローネ「ああ、あのキャッチフレーズのこと? だって『ザールブルグをぶっ壊す』って、なんかインパクトがあって、かっこいいじゃない」
クライス「あなたが言うと、本当に街並みを破壊しそうで、物騒で仕方がありません。それに、イメージだけで選挙には勝てませんよ。市民の良識を甘く見てはいけません」
マルローネ「はいはい、だから候補者もちゃんと考えてるわよ。まず、『職人通り』1区にはシュワルベでしょ、それから2区にはナタリエを擁立して――」
クライス「どういう基準で候補者を選んでいるんですか」
マルローネ「ほら、最近は対立候補に刺客を送り込むのが流行りなんでしょ? だから、隠密行動ができて腕が立つ候補者を・・・」
クライス「意味が違います」
マルローネ「あ、あと落下傘候補も旬らしいから、『グラビ結晶』をたくさん創っておかなくちゃ」
クライス「勝手にしてください。それはそうと、明日の党首討論はどうするんですか」
マルローネ「あ、あたしは忙しいから、クライス幹事長、代わりに出て」
クライス「イングリド先生と対決したくないと、はっきり言ったらどうですか」
エンデルク「動くな! 市民から通報があった、過激派のアジトというのはここか!?」
マルローネ「へ?」
クライス「変な政党名を付けるからですよ・・・(汗)」

その4:カロッテ発――村おこし総選挙?

オイゲン「おお、ヴィオラート、村おこしのナイスなアイディアを思いついたぞ」
ヴィオラート「どんなアイディアなんですか?」
オイゲン「題して『ヘイヘイ、村おこしをあきらめない! 村おこしを止めるな! あなたの一票が未来を創る、カロッテ村総選挙』じゃ。要するに、総選挙じゃな」
ヴィオラート「選挙って、いったい何を争って、誰に投票するんですか?」
バルトロメウス「おう、そいつはいいな! 選挙となれば、宣伝カーやウグイス嬢が来るし、演説会もやるだろ。ワイロに買収に選挙違反、利益誘導に官製談合で、村がにぎやかになるぜ」
ヴィオラート「お兄ちゃん、わかって言ってるの?」
オイゲン「まずは、村の衆に政党を結成してもらう。そうじゃな、ヴィオラートには『にんじん党』などが似合いそうじゃな」
バルトロメウス「おっしゃあ! じゃあ、俺は――」
ヴィオラート「お兄ちゃんは『カロッテぐーたら党』で決まりね。ロードフリードさんは『品行方正ジェントルマン党』ってところかしら。なんだか面白そう」
バルトロメウス「何だとぉ!」
ブリギット「おほほほほ! ああ、おかしい」
ヴィオラート「あ、ブリギット」
ブリギット「聞かせてもらいましたわ! ほんとに、田舎者は単純ですわね。いいこと、本当の選挙というものは――」
オイゲン「おお、ハーフェンからの落下傘候補のお出ましじゃ」
ヴィオラート「ええ!? ブリギット、高いところから飛び降りちゃ危ないよ」
ブリギット「あなたはあっちへ行っていなさい!」(『とつげき』炸裂)
ヴィオラート「きゃああああああああ〜!!」(←お約束)
オイゲン「そうじゃ、いいことを考えたぞ。トップ当選した者には、わが孫娘クラーラを――」
クラーラ「おじいさま!! できない公約をマニフェストに載せてはいけませんわ!!

その5:カポック発――有権者の定義

デルサス「さあ、選挙だ選挙だ。カポックを良くするために、市民として一票を投じないとな」
マレッタ「珍しく、殊勝な心がけだな」
デルサス「そりゃあ、俺もいずれ故郷に帰って村を治める身だからな」
ノルン「ニャ〜! ノルンも投票するニャ〜!」
デルサス「ちょっと待て、投票できるのは人間だけだぞ。ノルンはネコだから無理だろう」
ノルン「ニャニャ? そんなわけないニャ!」
デルサス「でも、ほら、投票するにはこのハガキが要るんだぜ。おまえには、来てないだろ?」
ノルン「ニャ〜。がっかりニャ」
デルサス「まあ、半人前には選挙権はないってことさ」
リイタ「ちょっと待って! その言葉、聞き捨てならないわね。あたしたちが半人前だっていうの?」
アーリン「・・・・・・。撤回してくれ、さもないと――」
デルサス「おいおい、リイタもアーリンも、殺気立って、どうしたんだ?(汗)」
ゼルダリア「今の世の中では、●●●●●●には選挙権はないからのう。すまないな、ふたりとも」
アーリン「それは理解できる。だが今のデルサスの態度は――」
リイタ「そうね、許せないわね」
デルサス「うわわ、わかった! 俺がデランネリ村の村長になったら、ネコにも●●●●●●にも選挙権を与えるようにする!!」
パメラ「じゃあ、あたしにも選挙権ちょうだいね、うふふ」

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アトリエスペースシャトル:冷たい方程式編(2005年8月)
※今回の元ネタは、『冷たい方程式』(トム・ゴドウィン ハヤカワ文庫SF)です。

その1:スペースシャトル『リリー』号の場合

イングリド「わーい! きれい! 地球って真っ青なんだ!」
リリー「あらあら、イングリドったら、はしゃいじゃって。
・・・あれ、ドルニエ先生、どうしたんですか、難しい顔して」
ドルニエ「むむ、変だな。燃料の消費量が計算値を大幅に上回っている・・・」
リリー「へ? ・・・それって、どういうことですか、ドルニエ先生」
ドルニエ「このままでは、燃料不足で地上へ帰還できなくなってしまう」
リリー「えええ! 大変だぁ! でも、どうして?」
ドルニエ「質量オーバーだ。ちょうど人間一人分くらいだな。シャトル内に密航者がいるのかも知れん」
リリー「そんな? 誰が密航なんてするっていうの?」
イングリド「あ、もしかしたら怪盗デア・ヒメルとか」
リリー「――!! まさか、エルザが?」
エルザ「何言ってるのよ、あたしは正規の乗組員じゃないの」
ドルニエ「とにかく、全員を集めて船内をくまなく捜索しよう」
リリー「了解! イングリド、ヘルミーナは?」
イングリド「秘密の実験をするとか言って、船室に閉じこもってます」
リリー「すぐに呼んで来て!」
イングリド「はい!」
エルザ「あれ? 今、なにかが外部へ射出されたようなショックがあったよ」
ドルニエ「・・・? おお! 質量が正常値に戻っている。助かったぞ」
リリー「いったい何が・・・??」
イングリド「ちょっと、ヘルミーナ! 一大事だっていうのに、何やってたのよ!?」
ヘルミーナ「話しかけないでよ、今、レポートをまとめてるんだから」
イングリド「何のレポート?」
ヘルミーナ「ふふふ、あたしの秘密実験、『無重力状態におけるホムンクルスの成長促進』よ」
イングリド「何ですってぇ?」
ヘルミーナ「でも育ちすぎちゃって邪魔になったから、さっき外へ廃棄したわ」
イングリド「・・・・・・(汗)」

その2:スペースシャトル『マリー』号の場合

マルローネ「クライス! 非常事態って、どういうこと?」
クライス「燃料不足です。先ほどから、あらかじめ計算した以上の燃料が消費されていて、このままでは地球に帰還できなくなる可能性があります」
シア「そんな――!? どういうことなの?」
クライス「原因は質量オーバーです。計算値を逸脱した質量が、シャトル内に存在しています」
マルローネ「それって・・・?」
シア「ごめんなさい! 全部あたしのせいだわ!」
マルローネ「どうしたの、シア?」
シア「あたし、宇宙に出てからというもの、ご飯がとても美味しくて、2キロも太っちゃったの!」
クライス「はあ? 計器によれば、質量オーバーは2キロどころではありません」
マルローネ「そりゃあ、ケーキを食べ過ぎたら、2キロくらいじゃ済まないわよね」
シア「みんな、ひどいわ! あたしがもっともっとデブだって言うのね!」
クライス「違います。シアさんの質量は許容範囲内です。シャトル内に密航者が潜んでいるに違いありません」
マルローネ「密航者? まさか、怪盗デア・ヒメルじゃあ・・・」
ナタリエ「何バカなこと言ってんの。あたしは正規の乗組員だよ」
クライス「初歩的なボケツッコミですね」
マルローネ「よぉし! じゃあ全員を集めて密航者退治よ!」
ナタリエ「あと、乗組員でここにいないのはキリー姉さんだけだね」
シア「キリーさんは船室で休憩中のはずよ。非常呼集するわね」
クライス「待ってください! たった今、オーバー質量が消失しました。現在、シャトルはノーマル状態です」
マルローネ「へ? どういうこと?」
キリー「騒がしいな。ゆっくり休んでもいられぬ。何があった?」
マルローネ「あ、キリーさん、何してたんですか」
キリー「暇だったのでな、魔界から黒騎士を召喚してチェスをしていたのだ。非常呼集がかかったので、ゲームを中止して、たった今、帰らせたところだ」
マルローネ「・・・・・・」
クライス「質量オーバーの謎は解けましたね・・・」
ナタリエ「これからはチェスの相手はあたしがしてやるから、妙なヤツを召喚しないでくれよ」

その3:スペースシャトル『エリー』号の場合

エリー「どうしたの、ノルディス、非常事態って?」
ノルディス「うん、質量オーバーだ。このままでは、燃料の消費量が計算値を上回って、最悪の場合、地球へ帰還できなくなってしまう」
アイゼル「何ですって!? 質量オーバーって、どういうこと?」
ノルディス「計器によれば、オーバー質量はおよそ大人ひとり分。密航者かも知れない」
ダグラス「何ぃ、密航者だと!? おもしれえ、このダグラス様がふん捕まえてやる!」
エンデルク「フ・・・。われらの重要な宇宙飛行に危険を及ぼす不逞の輩は、剣のサビにしてくれる・・・」
アイゼル「それから、船外投棄ですわね」
エリー「ノルディス、見て!」
ノルディス「うん、倉庫に生体反応! 密航者だ!」
ダグラス「よっしゃあ、俺の出番だ!! ・・・って、あんたは!?」
ブレドルフ「やあ、見つかっちゃったか」
エンデルク「殿下・・・。これはいったい、何の真似です」
ブレドルフ「ぼくも宇宙を見たくてね。つい、出発前にこっそりと乗り込んでしまったんだ」
エリー「密航者は・・・王子様・・・??」
アイゼル「船外退去なんて、命令できないわよね・・・」
ダグラス「でも、このままじゃ、燃料不足で全員お陀仏だぜ」
ノルディス「たったひとつだけ、方法があります」
エンデルク「うむ、何だ?」
ノルディス「非常脱出用ロケットで、誰かひとりが脱出するんです。シャトルの質量はノーマルに戻りますし、ロケットは後から回収すれば大丈夫です」
エリー「やったぁ、さすがノルディス!」
ダグラス「問題は、誰が脱出用ロケットに乗り込むか・・・だな」
エンデルク「うむ、ここは危機管理担当のワイマール宙尉に人選を任せよう」
アイゼル「へ? あたしが選ぶんですか? ・・・じゃあ、ノルディス」
ノルディス「ええっ、ぼくかい? とほほ・・・」
エリー「ねえ、アイゼル、どうしてノルディスを選んだの?」
アイゼル「ばかね、あなたも錬金術士なら、そのくらいのこと、わからないでどうするの」
エリー「へ? わかんないよ」
アイゼル「だから、ほら、ロケットに好きな人を入れると、想いが通じるって言うでしょ」
エリー「ロケット違いだよ・・・(汗)」

その4:スペースシャトル『カロッテ』号の場合

カタリーナ「ふう・・・」
ヴィオラート「どうしたんですか、カタリーナさん。ため息なんかついちゃって」
カタリーナ「宇宙へ出たら星占いをしようと思っていたのに、これじゃ星が多すぎて、占いにならないわ」
ヴィオラート「あははは、ぜいたくな悩みですね」
ブリギット「ちょっと! 何をお気楽なことを言ってるのよ! 非常事態よ!」
ロードフリード「みんな、これを見てくれ」
ヴィオラート「へ? これって・・・」
カタリーナ「倉庫に生体反応――。密航者ね」
ロードフリード「その通りだ。みんな知っているように、このシャトルは5人乗りだ。余計な人員が乗っていれば質量オーバーとなり、燃料が過剰消費される」
ブリギット「早く対処しないと、地球へ帰還するのに必要な燃料が失われてしまいますわ!」
カタリーナ「すぐ捕まえましょう!」
ヴィオラート「でも、捕まえて、どうするんですか?」
ロードフリード「船外投棄だ。非情なようだが、全員が助かるには、それしかない」
カタリーナ「密航者の身柄を確保したわ」
バルトロメウス「いててて、こら、放せよ!」
ヴィオラート「えええ!? お兄ちゃん?」
ロードフリード「バルテル・・・。大変なことをしてくれたな」
バルトロメウス「俺はただ、妹の身が心配でだな――」
ロードフリード「バルテル、済まない。俺はお前に船外退去を命じなければならない」
バルトロメウス「船外退去――って、冗談だろ? 極寒真空の外へ出たら、いくら俺だって・・・」
ブリギット「変ですわね・・・」
ロードフリード「どうした、ブリギット?」
ブリギット「ひとり分の質量をオーバーしているはずですのに、計器には5人分の質量しか表示されていませんわ。これなら、今の状況のまま、帰還できます」
ヴィオラート「どういうこと?」
パメラ「あら〜、何を騒いでいるのかしら? 休憩時間が終わったから、当直するわよ〜、うふふ」
ヴィオラート「そっか、このシャトルの5人目の乗組員って、パメラだったんだっけ」
カタリーナ「パメラって、幽霊だから・・・」
ブリギット「もともと質量ゼロですわね・・・」

その5:スペースシャトル『イリス』号の場合

ミーツェ「あ、ポウさま〜♪」
ポウ「げげ、ミーツェ・・・。こんなところで何をしてるんだい・・・?」
ミーツェ「ポウ様の側を片時も離れたくなくて、密航してしまいました〜」
ポウ「大変なことになったぞ・・・。ああ、ミーツェ、きみとは永遠にお別れだ」
ミーツェ「どういうことですか、ポウ様?」
ポウ「このスペースシャトルは厳密な計算に基づいて運航されていて、余分な燃料は一切積んでいないんだ」
ミーツェ「ケチくさいですね〜」
ポウ「従って、シャトルに計算外の余計な質量が載っていると、燃料が足りなくなり、地球へ帰還できなくなってしまう」
ミーツェ「はい? それで?」
ポウ「余計な質量は、速やかに船外投棄されなければならない。この方程式に例外はないんだ」
ミーツェ「ええと・・・。どういうことでしょう?」
ポウ「船外投棄されなければならない質量とは、密航者のこと・・・即ち、きみだ!!」
ミーツェ「ひえええええええ〜!!」
ノイン「おう! ミーツェじゃないか。どうした、ポウを追いかけて来たのかい?」
ヴィーゼ「すごいわね、愛する人を追って密航までするなんて。こんなに想われて、ポウは幸せね」
フィー「旅はにぎやかな方がいい・・・。歓迎する・・・」
ポウ「ちょっと待ってよ! 質量オーバーになるから、密航者は即座に船外投棄するってルールじゃなかったのかい?」
フェルト「普通の場合ならそうだ。でも、今回の飛行には余裕があるからね」
ポウ「へ? どういうこと?」
ノイン「忘れたのかよ? もともとグレイが乗り組む予定だったのを、ポウが無理やり割り込んできて、出発直前に交代したんじゃないか」
フィー「そう・・・。うるさい誰かさんから宇宙の果てまで逃げてやる、とか言ってな」
ヴィーゼ「だから、このシャトルには、グレイの体重に基づいた燃料が搭載されているのよ」
フィー「ポウとミーツェのふたりを足しても、グレイの質量には遠く及ばない。問題なしだ」
フェルト「まあ、仲よく宇宙のハネムーンを楽しんでくれよ」
ミーツェ「うふふふ、ポウさま〜〜〜〜〜♪」
ポウ「うわわ、誰か、オイラを船外投棄してくれ〜〜〜〜!!」

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エタマナ2メンバーのお店番編(2005年7月)

その1:ヴィーゼのお店番

ヤッケ「それじゃ、ぼくはちょっと留守にするけど、お店番を頼んでいいかな?」
ヴィーゼ「あたしだって、やってみせる!」
ヤッケ「あ、あの・・・。そんなに気合い入れなくてもいいからね」
ヴィーゼ「よぉし、がんばるぞ〜!」
ヤッケ「(大丈夫かな・・・)」

妖精さん「こんちは〜。・・・あれれ、これ、高いなあ。お姉さん、ちょっとまけてよ」
ヴィーゼ「ぜぇったい、まけないんだからぁ!!」
妖精さん「へ? お、おねえさん? 怖いよ(汗) ・・・さ、さよなら〜」
ヴィーゼ「・・・これで、いいんだよね」
ヤッケ「よくな〜い! お客さんを追い払ってどうするの(汗)」

その2:フィーのお店番

ヤッケ「それじゃ、ぼくはちょっと留守にするけど、お店番を頼んでいいかな?」
フィー「準備完了・・・。開店する・・・」
ヤッケ「あ、あの・・・。もう少し、愛想良くしてね」

冒険者「おう、これをくれよ。でも、ちょっと高えなあ。まけてくれねえか、かわいい姉ちゃん」
フィー「・・・無礼者!」
冒険者「な・・・なんだよ」
フィー「私の名はアウテリート・ゼヒツェン・スレイフ。この国の女王だ・・・」
冒険者「へ?」
フィー「その私が、この値段で売りたいと言っている・・・」
冒険者「ひ、ひいいい! し、失礼しやしたっ!!(脱兎)」
フィー「さよなら・・・」
ヤッケ「やっぱり、客商売には向いてないみたいだね(汗)」

その3:ノインのお店番

ヤッケ「それじゃ、ぼくはちょっと留守にするけど、お店番を頼んでいいかな?」
ノイン「よっしゃあ! 揉んでやるか!」
ヤッケ「え、ええと・・・。うちはマッサージ店じゃないんだけど」

ヴィーゼ「うわあ、繁盛してるなあ」
ノイン「さあ、寄ってらっしゃい、ノイン様の大安売りってね!」
フェルト「どんなものを売ってるんだろう?」
ノイン「さあさあ、買うか手伝うか! それ以外の用なら帰ってくれよ」

ヤッケ「ただいま〜。うわあ、すごいね、みんな売れちゃったんだ」
ノイン「へっへ〜、すごいだろ」
ヤッケ「あれ? でも、売り上げはこれだけ?(汗) これじゃ大赤字だよ、とほほ」

その4:フェルトのお店番

ヤッケ「それじゃ、ぼくはちょっと留守にするけど、お店番を頼んでいいかな?」
フェルト「俺に任せてくれ!」
ヤッケ「う、うん、よろしくね。もめごとが起きたら、ちゃんと用心棒がいるから」
フェルト「???」

トレーネ「こんにちは〜♪ あら〜、珍しいものがいっぱいあるわね〜」
ぷに親衛隊「お待ちください! ・・・こら店員、トレーネ様に失礼があってはならんぞ!」
フェルト「ええと、あの、魔物が店内にいると、他のお客さんの迷惑になりますから・・・」
ぷにイーグル「何事だ!? 店でのもめごとは、われら『鷹のプニ団』が許さんぞ!」
ぷに親衛隊「やるか! 田舎ぷにめ!」
ぷにイーグル「上等だ! ものども、集まれ!」
フェルト「お、おい、やめろよ、これじゃ、店がめちゃくちゃに――」
ぷに親衛隊「問答無用!」
☆※▲□×!▽●!!
フェルト「あ〜あ、商品がめちゃくちゃだ・・・」
トレーネ「あら〜、こっちのぷにぷにさんも、けっこう強いわね〜。でも、こんなところでケンカしちゃ、だ・め・よ♪」
フェルト「誰のせいだよ・・・(汗)」

その5:ポウのお店番

ヤッケ「それじゃ、ぼくはちょっと留守にするけど、お店番を頼んでいいかな?」
ポウ「おう! この『閃光のポウ』さまに、まかせてくれよ〜!」
ヤッケ「(ちょっと心配だな・・・。まあ、いいか)」

メイラ「こんにちは。・・・まあ、かわいい店員さんですわね」
ポウ「うわあ、きれいなお姉さん♪ いいにおいだなあ」
メイラ「ええと、これとこれをいただきますわね」
ポウ「お姉さんは美人だから、半額でいいよ! これとこれも、おまけしておくね」
メイラ「まあ、ありがとう」
ポウ「へへへ、またファンが増えちまうなあ・・・」
???「ポウさま〜!!」
ポウ「へ? ・・・うわわ、ミーツェ! どうしてここへ?」
ミーツェ「もう! わがツェッテル商業組合のお店を手伝わずに、こんなお店で何をやってるんですか〜!?」
ポウ「ええと、これは、その・・・」
ミーツェ「商売敵に手を貸すなんて、わたしが嫌いになったんですか――!?」
ポウ「いや、そんなことはないよ。でも、つまり、この・・・」
ヤッケ「ポウ・・・。帰ってくれていいよ」

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アトリエ水戸黄門編(2005年6月)

その1:ヴィント様とエンさんダグさん

エンデルク「静まれ! この紋章が目に入らぬか」
ヴィント「・・・・・・」
ダグラス「おまえら、ここにおわす方を誰だと思ってるんだ!? 畏れ多くも――」
盗賊A「ひいいっ」
盗賊B「お、おそれいりやした!」(土下座)
ダグラス「ちょっと待て、俺はまだ何も言ってねえぞ」
盗賊C「その眼光、その黒髪・・・」
盗賊D「“ザールブルグの剣聖”、エンデルク様――!!」
盗賊A「おそれいりやした。エンデルク様にはかないません・・・」
エンデルク「・・・・・・。フッ・・・」
ダグラス「おいおい・・・」
ヴィント「わしの立場はどうなるのかのう・・・(汗)」

その2:ドルニエ様とグリさんヘルさん

ドルニエ「イングリド、ヘルミーナ、こらしめてやりなさい」
イングリド「シュタイフブリーゼ!」
ヘルミーナ「ネーベルディック!」
盗賊A「ひ、ひいいいいいっ」
盗賊B「くそ、こいつら、なかなかやるぞ」
ドルニエ「そろそろいいでしょう」
イングリド「みんな、静まりなさい!」
ヘルミーナ「ふふふふ、動かない方がいいと思うよ」
イングリド「こちらにいらっしゃる方をどなたと心得ます!?」
ヘルミーナ「ザールブルグ・アカデミーの先代校長、ドルニエ先生よ、ふふふ」
盗賊A「へ? なんだよ、そりゃ」
盗賊B「知らねえな。ただのよぼよぼのじじいじゃねえか」
イングリド「・・・・・・。そういえばそうね」
ヘルミーナ「・・・戦闘能力もないしね、ふふふ」
ドルニエ「とほほ・・・」

その3:ラステル様とユデさんアデさん

ラステル「ユーディー、やっつけちゃって!」
ユーディット「よぉし、いっけええ!」
アデルベルト「でりゃあ!」
盗賊A「くそっ」
盗賊B「ひるむな、やっちまえ!」
ラステル「もういいわ」
ユーディット「オッケー! ――静かにしなさい!」
アデルベルト「この紋章が、目に――!? あれっ?」
ユーディット「どうしたの?」
アデルベルト「・・・ない! 紋章がない! 落としちゃったみたいだ」
ユーディット「もう! どうするのよ!?」
盗賊C「こいつら、何やってんだ?」
盗賊D「かまわねえ、チャンスだ、たたんじまえ!」
クリスタ「おやめ!」
盗賊A「げっ」
盗賊B「ありゃあ、シュルツェ一家の――」
クリスタ「あたしの友だちに、何をするのよ!?」
盗賊A「いえ、めっそうもねえ」
クリスタ「さっさと消えなさい」
盗賊たち「へ、へいっ!!」(脱兎)
クリスタ「ねえ、これってビハウゼン家の紋章じゃない? さっき拾ったんだけど」
ユーディット「さすがクリスタ! それに比べてアデルベルトは・・・」
アデルベルト「おそれいりましてございます・・・」(土下座)

その4:マルローネ様とエリさんアイさん

エリー「みんな、おとなしくしなさい!」
アイゼル「この恥ずかしい、へそ出し錬金術服が目に入りませんこと?」
マルローネ「あの、ちょっと、アイゼル・・・?」
エリー「こちらにいらっしゃる人を誰だと思っているんですか」
アイゼル「ザールブルグ・アカデミー史上最低成績保持者にして――」
エリー「卒業まで9年を費やすという前代未聞の記録を作り――」
マルローネ「ちょ、ちょっと、ふたりとも・・・」
アイゼル「『職人通り』名物の爆発騒動や異臭騒ぎは数知れず――」
エリー「工房を引き継いだあたしも肩身が狭かった――」
マルローネ「あ、あのね・・・」
アイゼル「“ザールブルグの爆弾娘”、マルローネさんですわ!」
マルローネ「・・・・・・」
エリー「どうしたんですか、マルローネさん」
マルローネ「そんなふうに紹介されても、全然嬉しくないわよ」
エリー「はあ・・・。本当のことを言っただけですけど」
アイゼル「悪者たちも、あきれて帰ってしまいましたわ」

その5:ロードフリード様とヴィオさんブリさん

ロードフリード「てりゃあ!」
盗賊A「くそ、こいつ、できるぞ!」
盗賊B「ただものじゃねえな」
ブリギット「ほほほほほ、今頃おわかりになりましたの?」
ヴィオラート「そうだよ、この人はね――」
ブリギット「カロッテ村随一の貴公子で、将来はドラグーン竜騎士隊の幹部――」
ヴィオラート「あたしの幼馴染のロードフリードさんだよ」
盗賊たち「???」
ブリギット「ちょっとヴィオラート! あたしのセリフを横取りしないでくださらない?」
ヴィオラート「へ? でも・・・」
ブリギット「あなたはあっちへ行っていなさい!(『とつげき』炸裂)」
ヴィオラート「きゃああああああああああ〜っ!」
ロードフリード「ヴィオは大丈夫かな? 盗賊を蹴散らしていってしまったけど」
ブリギット「心配要りませんわ(これでやっとふたりきりですわ)」
バルトロメウス「お〜い、待ってくれ〜」
ブリギット「あら、あそこに来るのはうっかり八兵衛バルテルさん。ほんとに兄妹そろって気が利かないんだから・・・」

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アトリエ・ゴルフ編(2005年5月)

その1:シグザール王室聖騎士隊カップ

エンデルク「でりゃあ! 私のスウィングを止められるか!!」
ダグラス「あ〜あ、隊長は気合が入りすぎなんだよ。またボールが真っ二つじゃないか」
“アレ”「エンデルク様・・・。ニューボールを磨いておきました。ぽっ」
エンデルク「貴様は・・・? キャディなど頼んだ覚えはないぞ! 青二才が!」
ウルリッヒ「ゴルフはメンタルなスポーツだ。カッカしていては勝てぬぞ」
ダグラス「でもよ、ウルリッヒのおっさん、そのスコアじゃ説得力ないぜ」
ウルリッヒ「くっ・・・」

その2:ザールブルグ・アカデミーオープンその1

マルローネ「よぉし、打つわよ〜!」
クライス「どうでもいいですが、ちゃんと前に向かって打って下さいよ」
マルローネ「だいじょぶよ。あたしくらいの腕になれば、ボールが止まって見えるんだから」
クライス「当たり前じゃないですか」
マルローネ「えいっ! よぉし、いっけええぇ〜っ!!」
クライス「さすがに飛びますね。馬力だけはあるんですね」
マルローネ「むっか〜っ、何よ、その言い方。それより、ちゃんとボールの行方を見ていなさいよ」
クライス「言われなくても確認していますよ。あなたのボールはあそこのグリーンです」
マルローネ「やったね! グリーンにワンオンしたのね。あたしってば、ゴルフの天才かも」
クライス「残念ですが、あそこは隣のホールのグリーンです。あなたのゴルフは調合と一緒で、力任せなだけでコントロールはめちゃくちゃですね」
マルローネ「ところで、前の組は全然進んでないじゃない。どうしたんだろう?」
エリー「あ、マルローネさん。困っちゃいました」
マルローネ「どうしたの、エリー」
エリー「ルイーゼさんがティーショットを打とうとしているんですけど、93回連続で空振りしているんです」
ルイーゼ「あら、また当たらなかったわ。おかしいわね、理論は完璧なのに・・・」

その3:ザールブルグ・アカデミーオープンその2

ヘルミーナ「ふふふふふ、よし、これで9連続バーディだね」
アイゼル「あの・・・ヘルミーナ先生?」
ヘルミーナ「たかが遊びのゴルフとはいえ、イングリドに負けるわけにはいかないんだよ、ふふふ」
アイゼル「で、でも・・・」
ヘルミーナ「常にフェアウェイをキープ、グリーンに乗れば、すべてワンパットでカップイン・・・。これなら絶対に負けはしない。ふふふ」
アイゼル「ええと・・・」
ヘルミーナ「何だい? なにか言いたいことでもあるのかい?」
アイゼル「ですから、『生きてるゴルフボール』を使うのは、ルール違反ではないかと(汗)」

その4:オイゲン杯争奪カロッテ村オープン

バルトロメウス「よ〜し、ロードフリード、勝負だ!」
ロードフリード「フフフ、騎士精錬所仕込み(←笑)の俺に勝てると思っているのかい?」
ブリギット「そうですわ。優勝はロードフリード様に決まりですわ」
バルトロメウス「やってみなきゃわからねえじゃねえか。ヴィオ、ドライバーをよこせ」
ヴィオラート「お兄ちゃん、このホールは狭いから、アイアンで刻んだ方が・・・」
バルトロメウス「うるせえ、まっすぐ打ちゃあ文句ねえだろうが。いくぞ、それ!」
ヴィオラート「あ! あ〜あ、曲がっちゃった。あっちにはOBがあるんだよ」
バルトロメウス「い、いや、大丈夫だ。ほら、競技委員のカタリーナさんが頭の上で大きく丸印を作ってくれてるぜ。OKってことだ」
ロードフリード「バルテルは、何もわかってないな」
ブリギット「そうですわ。大丈夫なら、腕を水平に広げて『セーフ』を示すはずです」
バルトロメウス「お兄ちゃん、丸印は『OB』ってことだよ。はい、ペナルティで打ち直しね」

その5:ガルガゼット・オープン

リイタ「行くよ!! とっておき、インパクト〜!!」
ノルン「うわあ、リイタはすごいニャ〜。300ヤードちかく飛んでるニャ」
マレッタ「うむ、わたしも負けてはいられないな」
アーリン「そういえば、クレインはどうした? 姿が見えないようだが」
デルサス「ああ、あいつはダメだ。打つボール打つボール、どれも源素還元されて消えちまうからな」
リイタ「それでも、応援にくらい来てくれてもいいのに」
ポポ「クレインはね〜、ノーマンさんに頼まれて、山の中でロストボール拾いをやってるよ〜」
デルサス「不憫なやつ・・・」

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檄! アトリエ華撃団(2005年4月)

その1:ザールブルグ華撃団・百合組

リリー(さくら)「ウルリッヒさんって、けっこう浮気者なんですね!」
エルザ(すみれ)「豪華なプレゼントなんて欲しくなかった・・・。財産なんて要らない・・・」
イングリド(アイリス)「決ーめた! クルトさんに隊長になってもらって、『お兄ちゃん』って呼んじゃお!」
ヘルミーナ(アイリス)「ダメよ! クルトさんはあたしの恋人なんだからね!」
カリン(紅蘭)「あたしらしい剣・・・。それは、設計者の思いに応えてくれる剣――」
シスカ(マリア)そこォッ!! ・・・お酒がこぼれてるわ、もったいない」
イルマ(織姫)「占いで大吉が出たから、この戦いは楽勝で〜す♪」
クルス(レニ)「的確な作戦・・・。完璧な勝利・・・」
ウルリッヒ(隊長)「済まぬ。私にはこの部隊の隊長は務まりそうにない・・・。副隊長ではダメか?」

その2:ザールブルグ華撃団・マリエリ組

エリー(さくら)「ああっ、また失敗しちゃった。えへへ」
アイゼル(すみれ)「まったく、田舎者のエリーさんは鈍くさいわねえ。ザル劇(←笑)トップスタアのあたしの足を引っ張らないでくださらない?」
マリー(紅蘭)「よぉし、あたしの開発した新アイテムの実験、いくよ〜! ・・・(大爆発)」
ミュー(カンナ)「むしゃむしゃ・・・。お腹いっぱい食べないと、勝てないからね〜・・・もぐもぐ」
ナタリエ(アイリス)「デア・ヒメルは、“しゅんかんいどう”できるんだよ」
アウラ(マリア)「あたしたちは、絶対にまけるわけにはいかないのよ!!」
ルイーゼ(かすみ)「アウラ先輩、そんなに気合を入れて値引き拒否しなくても・・・。あら、また伝票を数え間違っちゃったわ(汗)」
イングリド(あやめ)「しっかりしなさい、隊長さん。・・・ほほほほ、一度言ってみたかったのよ」
エンデルク(隊長)「・・・・・・。花見の準備をせよ!」(←何を言っていいか迷ったらしい)

その3:フィンデン華撃団・むに〜組

ユーディー(エリカ)「あははは、調合に失敗して、飛ばされちゃいました〜」
クリスタ(グリシーヌ)「盗賊呼ばわりされようと、守るべきものを守る・・・それがあたしの誇りだ!」
パメラ(コクリコ)「は〜い、マジカルゴースト、パメラのショーが始まるわよ〜」
ヘルミーナ(ロベリア)「あなたぁ〜ん、ステキよぉ♪ ――なぁんてね、ふふふふ」
ラステル(花火)「ユーディー・・・。あたしの白馬の王子様・・・。ぽっ」
メル(メル)「私のこの配役は、名前が同じだから? ・・・でも、このメイド服、かわいいわね♪(気に入ったらしい)」
アデルベルト(隊長)「ぼくがこの部隊の隊長――!? ああ、なんてツイてないんだろう・・・」

その4:カロッテ華撃団・にんじん組

アイゼル(エリカ)「ちょっと待って! 同じ赤い服だからって、この配役はないでしょ! エルフィールの方がお似合いよ」
ブリギット(グリシーヌ)「剣技・容姿・教養すべてを兼ね備えたロードフリード様こそ、わが一族の花ムコにふさわしい! ・・・ケホ、ケホ」
パウル(コクリコ)「あ、おハゲのおじさんだ、ヤッホ〜!!」(オイゲンさんを見かけたらしい)
ミーフィス(ロベリア)「酒でも飲まなきゃやってられないわよ! 燃え尽きろ〜!!」(竜殺し炸裂)
クリエムヒルト(花火)「バルトロメウスさん・・・。ぽっ」
ヴィオラート(シー)「ううう、主役のはずのあたしが、どうして売り子なのよぉ・・・」
クラーラ(メル)「まあまあ、それじゃ、あたしと一緒に司会で歌を歌いましょ」
ロードフリード(隊長)「この隊長役、バルテルに代わってほしいな(汗)」

その5:カボック華撃団・ポポ組

イリス(エリカ)「皆に、神の御恵みがあらんことを・・・あいた!」(アトリエで頭をぶつけたらしい)
ブレア(グリシーヌ)「ヴィラさん、あなたに決闘を申し込みますわ――!!」
ノルン(コクリコ)「ニャ〜・・・。クレインのこと、ママって呼んでもいいかニャ〜」(おいっ)
リイタ(ロベリア)「あたしの邪魔をするやつは、全部この爪で切り裂くわよ!」
ビオラ(花火)「クレイン君・・・。ぽっ」
マレッタ(織姫)「ちょっと待て! 名前か? 名前が似ているからか?」
フィンフ(シー)「ああん、トン太くんが逃げちゃったですぅ」
クレイン(隊長)「ええと・・・。みんな、がんばろう」
ゼルダリア(グラン・マ)「相変わらず存在感の薄い隊長じゃのう。ムッシュ、しっかりおし」

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春の風物・アトリエ篇(2005年3月)

その1:シグザール王国・常春の湖にて

イングリド「さあ、『奇跡を呼ぶ薬』をふりかけるわよ」
リリー「わくわくするわね。これが成功すれば、幻の花ロクフォゲルが復活するのね」
ヘルミーナ「いくわよ、そ〜れ!」

         ・・・・・・。

リリー「うわあ・・・」
ヘルミーナ「きれい・・・」
イングリド「やったあ!」
リリー「ピンク色の花が満開・・・素敵ねえ」
イングリド「ヘルミーナが調合した薬が混じっていたから、うまくいかないんじゃないかと思っていたけど」
ヘルミーナ「うるさいわね! あたしの調合に間違いがあるはずないでしょ!」
リリー「見て。この図鑑に描かれている絵よりも、実物は何倍も綺麗だわ」
イングリド「あ、リリー先生、本を持って来たんだ」
リリー「そりゃそうよ、研究者たる者、常に文献に目を通すようにしておかなくちゃ」
ヘルミーナ「先生、読んでくださいよ」
リリー「いいわよ。――ええと、『ロクフォゲルは古来より、春を呼ぶ花として、人々に親しまれてきた・・・』」
イングリド「ふむふむ・・・へくち!」
ヘルミーナ「何よ、イングリド、くしゃみするなんて、はしたないわね・・・くちゅっ!」
リリー「あらあら、ふたりとも、薄着だったんじゃないの?」
イングリド「大丈夫です――へくち!」
ヘルミーナ「くちゅっ! それより、続きを読んでください」
リリー「ええと――『しかし、この花は他の植物に比べて、放出される花粉の量が異常に多く』・・・くしゅん!」
イングリド「え・・・? ――へくち!」
リリー「『人間に重篤なアレルギー症状を引き起こすことがあるために次第に敬遠され、人里からは・・・くしゅん!――姿を消していった』」
ヘルミーナ「そ、それじゃ――くちゅっ!・・・あたしたちがしたことって――」
イングリド「だ、大丈夫よ・・・へくち! ザールブルグは、遠いもの」
ヘルミーナ「それだけが、不幸中の幸いね――くちゅっ!」
リリー「は、早く帰りましょう・・・はっくしゅん!」

その2:ザールブルグ・近くの森にて

クライス「どうしたのですか、マルローネさん、こんなところに呼び出して」
マルローネ「うん、実はね、爆弾の新作を開発したのよ」
クライス「帰らせていただきます」
マルローネ「何よ、話も聞かずに帰るなんて、失礼ね」
クライス「あなたの危険な研究の実験台になるのはごめんです。命がいくつあっても足りませんからね」
マルローネ「むっか〜っ! 実験台にするなんて、人聞きの悪いこと言わないでよ。あたしはただ――」
クライス「何だと言うのですか」
マルローネ「研究の成果を生身で直に感じてもらって、意見を聞きたいだけなのよ」
クライス「同じことじゃないですか」
マルローネ「とにかく見てよ。あたしの季節限定新型爆弾!」
クライス「季節限定? どういうことですか?」
マルローネ「じゃーん! その名も『杉クラフト』!」
クライス「マルローネさん・・・。まさか――」
マルローネ「そう! 『クラフト』に目いっぱいスギ花粉を詰め込んであるのよ。これをぶつければ、花粉症の魔物や盗賊から、完全に戦闘能力を奪えるわ」
クライス「そ、それは・・・(汗)」
イングリド「マぁ〜ルロぉ〜ネぇ〜!!」
マルローネ「げ、イングリド先生・・・どうしてここへ?」
イングリド「話は聞きました・・・くしゅっ! そんな非人道的な爆弾の製造は許しません!」
マルローネ「そ、そんなあ・・・。だって、これなら相手にけがもさせないで済むし・・・」
イングリド「アカデミーや街中で暴発したら、どうなると・・・へくち!――思うの!?」
マルローネ「あれ? イングリド先生、風邪ですか? さっきからくしゃみばっかり」
イングリド「とにかく、こんな邪悪な爆弾のレシピは没収し、アカデミーで永久に封印します――へくしゅっ!」
クライス花粉症のイングリド先生の逆鱗に触れましたね・・・」

その3:リサの村・ユーディット工房にて

ユーディット「へ、へ、――へくしゅっ! ああん、うっとうしいよぉ・・・」
ヘルミーナ「ふふふふ、かなり悩んでいるようね」
ユーディット「あ、ヘルミーナさん――くちゅっ! 新鮮な材料が手に入ると思ってリサに引っ越したのに、近くに杉林がこんなにあったなんて・・・へくちゅ!」
ヘルミーナ「ところで、花粉症に効く、いい薬があるんだけど」
ユーディット「ほんとですか!――くしゅっ!」
ヘルミーナ「そう、これを使うのよ」
ユーディット「うえぇ・・・何ですか、そのガラス瓶の中身。なんか、白くて長〜い虫がのたくってるんですけど」
ヘルミーナ「ふふふ、これはカイチュウという寄生虫よ」
ユーディット「薬って、へくしゅ! まさか・・・?」
ヘルミーナ「この虫がお腹にいるとね、花粉症にかかりにくいという研究結果があるの。だから――」
ユーディット「その虫を――!?」
ヘルミーナ「そうよ。この虫をね、ふふふ」
ユーディット「え、遠慮します!!」
ヘルミーナ「あら、逃げて行ってしまったわ。この虫が含有している成分を、別の手段で合成して作った特効薬があるというのにね。残念だわ、ふふふふ」
      ※参考文献:「体にいい寄生虫」(藤田紘一郎:著 ワニブックス:刊)

その4:カロッテ村・ジーエルン邸にて

ヴィオラート「こんにちは〜、ブリギット、今日も草むしりに来たよ〜!」
ブリギット「まったく、あなたも妙な人ね。わざわざ好きこのんで、ただ働きしに来るなんて」
ヴィオラート「そんなことないよ。春の野草は栄養満点、身体にもいいんだよ」
ブリギット「まさかあなた、うちの庭の雑草を食べているわけ?」
ヴィオラート「うん。ブリギットの庭の草は、他の場所より育ちがいいし」
ブリギット「あきれたわ。これだから田舎者は――」
ヴィオラート「刻んだにんじんといっしょに煮込んで、スープにすると美味しいよ。春の野草スープは絶品だよ。お米と一緒にリゾットにしてもいいし」
ブリギット「いいえ、けっこうよ」
ヴィオラート「ロードフリードさんの大好物で――」
ブリギット「ちょっと、ヴィオラート?」
ヴィオラート「へ?」
ブリギット「そのスープのレシピ、教えていただけるかしら?」
ヴィオラート「うん、動物性タンパクも必要だから、まずカエルやヘビや虫のブツ切りを入れて――」
ブリギット「・・・・・・」
ヴィオラート「ブリギットの庭は、カエルやヘビもたくさんいるから、助かっちゃって」
ブリギット「・・・・・・」
ヴィオラート「あれ、ブリギット、どうしたの? ・・・寝ちゃったのか。春だもんね」
ブリギット「・・・・・・」(←気絶している)

その5:カボック・ガルガゼット拠点にて

デルサス「ふわああああ〜」
マレッタ「朝から大あくびか。相変わらず、緊張感がないやつだな」
デルサス「仕方ねえだろ、ノルンの仲間のせいで、眠れなかったんだから」
ノルン「んニャ? ノルンの仲間って、何のことニャ?」
デルサス「ほら、春だし、ネコの恋の季節だろ? 一晩中、鳴き声がうるさくてよ」
ノルン「それとノルンと何の関係があるニャ?」
デルサス「そのうちおまえも騒ぎ始めるんじゃないかって考えると、ますます眠れなくてな」
ノルン「なに言ってるニャ? ノルンはネコじゃないニャ」
デルサス「どうだかね」
ノルン「それに、一年中、女の人と見れば声をかけまくってるデルサスより、ネコの方がよっぽどましニャ!」
マレッタ「その意見には、私も全面的に賛成だな」
デルサス「さ、殺気が・・・(汗)」

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エタマナ2発売発表記念篇(2005年2月)

その1:妖精の森にて

長老「おや、皆、張り切って旅支度をして、どうするつもりなのかの?」
ピエール「フ、言わずと知れたことだよ・・・。ボクたちもそれぞれマナになって、『エタマナ2』に出演しようというわけさ」
ペーター「ボクはもちろん、数のマナになるわけですな。計算などしなくとも、それは理の当然ですな」
ピエール「さしずめ、ボクは勇気のマナというところかな、フッ・・・」
長老「ピエール、おぬしはどう見ても気障のマナじゃろうが」
ピコ「ええと・・・。ボクも行っていいんでしょうか? それじゃ、弱気のマナってことで・・・」
ピッケ「ボクは間違いなく掃除のマナになれるよね〜」
パトッテ「おっと、あっしを忘れてもらっちゃ困るねえ。裏のマナはあっしが引き受けたぜ」
パウル「イェ〜イ! 行くぜ行くぜ! オイラは最強のマナになって、世界を救うんだ! 腕がチリンチリン鳴るぜ!」
ピッケル「でもパウルはやっぱり、変なマナだよね〜」
ペーター「おっと、パウルにその言葉は禁句ですな。ぼくの計算では、その言葉を聞くとパウルは――」
パウル「オイラが変・・・? うわああああああああ〜ん!!」
ピコ「あ、あの・・・。もしかすると、パウルは泣きのマナが似合うんじゃ・・・」
ピッケル「あれれ、長老様まで旅支度なんかして、どうするの?」
長老「わしも行くんじゃ。知恵のマナになれるのは、わし以外にはおらんからの」
妖精さんたち「なんでやねん!!」
ピコ「(長老様は、ボケのマナがぴったりかも・・・)」
ピコりん「でも、長老様以外は、みんなポポと見分けがつかないんじゃ・・・(汗)」

その2:ザールブルグ・アカデミーにて

エリー「ひいはあ、イングリド先生、ご指示の通りに、集めてきました」
イングリド「そう、ご苦労様。ぬかりはなかったでしょうね」
エリー「でも、どうしてなんですか? 『空飛ぶホウキ』とか『空飛ぶじゅうたん』とか、『フェーリング陣』とか『虚無の穴』とか、あと創ったこともない『竜の砂時計』の調合材料を全部買い占めて来なさいなんて。苦労しましたよぉ」
イングリド「ほほほほ、まあそんなことはないと思うのだけれど、念には念を入れておかないとね。またしてもヘルミーナに抜け駆けされるわけにはいかないのよ」
エリー「???」

アイゼル「だめです、ヘルミーナ先生。おっしゃっていた材料は、ひとつも手に入りません」
ヘルミーナ「ふん、やっぱりね。イングリドのやつが手をまわしたに違いないわね」
アイゼル「どういうことですか?」
ヘルミーナ「ふふふふ、遠距離移動や時間を超えられるアイテムをラフ調合して、古のエデンへ転移して『エタマナ2』にゲスト出演しようと思っていたのだけれど、どうやら無理のようだね」
アイゼル「・・・・・へ?」
ヘルミーナ「ふふふ、あたしたちヘルミーナ教室のメンバーはグラムナートシリーズにしっかり準主役クラスで出演していただろう? それをねたんだイングリドのやつが、総力を挙げて邪魔してきたというわけさ。さあ、あたしたちも全力をあげて、やつらの計画を阻止するんだよ」
アイゼル「は、はあ・・・(汗)」

その3:ケントニス・アカデミーにて

マルローネ「ふんふ〜ん・・・。さあて、衣装はこれがいいかな〜っと」
クライス「マルローネさん、今日はまたずいぶんご機嫌ですね」
マルローネ「あったりまえよ! 『エタマナ2』も正式発表されたし、あたしにまた出演依頼が来る可能性は高いもんね。しっかり準備しておかないと」
クライス「ああ、あの『イリス』での“ルローネ”とかいうマの抜けたチョイ役のことですね」
マルローネ「むっか〜!! 何よ、そのイヤミな言い方! そうか、自分が出演できなかったんで、ねたんでるのね」
クライス「そ、そんなことはありません」
マルローネ「仕方ないなあ、わかったわ。あたしの方から、“ライス”とかいう眼鏡キャラを追加してもらうように頼んでみるから」
クライス「何なのですか、その名前は」
マルローネク(苦)がなくなるから、ちょうどいいんじゃないかと思ってさ、あはは」
クライス「なるほど、マルローネさんにしては気が利いていますね。どんな役柄なのですか?」
マルローネ「ええと、“ルローネ”を追いかけまわす、イヤミで気取り屋のストーカーの役なんだけど・・・」
クライス「はあ?」
マルローネ「で、毎回毎回すれ違いばかりで全然“ルローネ”に会えなくて、そればかりか、戦闘に巻き込まれたり爆弾を踏みつけたり、井戸に落ちたり、災難にばかり遭うのよ」
クライス「お断りします」
マルローネ「そっか。それじゃ、あたしひとりでロケに行ってくるわね。2〜3年帰って来ないから、後はよろしくね〜」
クライス「ま、待って下さい!」
マルローネ「へ?」
クライス「その役、引き受けます・・・(血涙)」

その4:ヴィオラーデンにて

クラーラ「あら、どうしたの? みんな楽しそうね」
ヴィオラート「あ、クラーラさん、聞いて下さい! 『エタマナ2』が正式に発売発表されたんです! さっきカタリーナさんが報せてくれたんですよ」
クラーラ「まあ、楽しみね。でも、みんな、どうして旅支度なんかしてるの?」
カタリーナ「せっかくだから、ゲストキャラとして出演してみようかと思うのよ。ベルクハイデの市民役だったら、出してもらえるんじゃないかしら。さすらいの女剣士とかね。あ、さすらいの女占い師というのも、いいわね」
ヴィオラート「そうそう! さすらいのにんじん娘なんて、楽しそう!」
バルトロメウス「おいおい、にんじん娘って、いったいどんな役なんだよ」
クラーラ「まあ、素敵ね。では、あたしはさすらいの歌姫になるわ」
ヴィオラート「クラーラさん、それはやめておいた方が・・・(汗)」
バルトロメウス「それじゃ、俺はさすらいの勇者ってとこだな」
ロードフリード「おまえはさすらいの怠け者の方が似合うだろう、バルテル」
バルトロメウス「何だとぉ!?」
ヴィオラート「そういえば、ブリギットは行かないの?」
ブリギット「あたしはあなた方のようにうかれたりはしないのよ。ロードフリード様とふたりで、カロッテ村でお留守番しているわ。お店番だって、してあげてよ(ふふふ、みんなが村を出て行ってしまえば、ロードフリード様とふたりっきり・・・)。ね、ロードフリード様?」
ロードフリード「え? あ、ああ、そうだね、ブリギット・・・。(俺もさすらいの勇者役をやりたかったんだけど・・・)」

その5:カボック・ガルガゼット拠点にて

ノルン「ニャ〜! 『エタマナ2』の発売発表ニャ〜!!」
デルサス「何をそんなに喜んでるんだよ。俺たちの先祖の時代だぞ。俺たちには出番なんかないんだぞ」
ノルン「ンニャニャ? でも公式ページにノルンの名前が出てたような気がするニャ〜」
デルサス「おいおい、そりゃノインだろ? 早とちりするなよ」
ノルン「ニャ〜・・・。がっかりニャ」
リイタ「うふふふふふ〜」
マレッタ「リイタはご機嫌だな」
リイタ「だって、今回の主役はブランシモン一族なのよ! いよいよあたしのお母さんや仲間たちが大活躍するのよ! もう嬉しくって!」
ビオラ「でも女主人公は、あたしにそっくり・・・」
リイタ「もう! うるさ〜い!! あんたは黙ってなさいよ」
ノルン「そういえば、クレインはどうしたニャ?」
デルサス「相変わらず、影が薄いやつだな」
ゼルダリア「おお、みんな集まっておったか」
ノルン「ゼルダリア様? いったいどうしたニャ?」
ゼルダリア「なに、『エタマナ2』をより深く楽しむために、昔話をしてやろうかと思っての。あれはまだ、わしが若くてピチピチだった頃・・・そうそう、これが若い頃の肖像画じゃ」
デルサス「今と全然、変わらないじゃないかよ」
ゼルダリア「実は、リイタも知らぬブランシモン一族の秘密とは・・・」
ノルン「ニャ〜! ネタバレはダメニャ〜!!」
ゼルダリア「なんじゃ、つまらんのう。では、おとなしく5月を待つことにしようかの」

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ブラックジャックのアトリエ篇(2005年1月)

その1:えらばれたマスク

武器屋の親父「なあ、頼むよ先生、あんただけが頼りなんだ! 金はいくらでも出す! だから――」
ブラックジャック「いくら私でも、治せるものと治せないものがある。あんたの場合は無理だね」
ピノコ「ちぇんちぇ〜、なんとかできないの? このオジサン、かわいそうなのよさ」
武器屋の親父「先生! 先生は“奇跡の腕”を持ってるんだろ? 神様みてぇなもんなんだろ? 頼む、俺の髪の毛をふさふさに戻してくれ!」
ブラックジャック「金の問題じゃないんだ。いいかい、あんたの頭皮の毛母細胞は、完全に死滅しているんだ。頭皮全体を健康な他人のものと完全に交換するならともかく、手術で髪の毛を生やすことなど、不可能なんだよ」
武器屋の親父「く・・・くううううっ」
ピノコ「あ〜あ、あのオジサン、なきながらかえっていったわのよさ」

数日後、ザールブルグ新聞の社会面にこんな記事が載った・・・。

『昨夜、『職人通り』の武器屋の親父が強盗未遂容疑でシグザール王室騎士隊に逮捕された。調べによると、親父は昨夜半、中央広場を警邏中の王室騎士隊長エンデルク・ヤードに対して、バールのようなもので背後から殴りかかった容疑がかかっている。気配を察したエンデルクは即座に反撃し、親父を現行犯で取り押さえた。取調べに対し、親父は大筋で容疑を認めているが、「髪がふさふさした健康な頭皮がほしかった。神様にそう言われた」などと意味不明な供述をしているため、当局はアカデミーのヘルミーナ女史に精神鑑定の依頼を――』

その2:ピノコ生きてる

ピノコ「ちぇんちぇー! おともだちをしょうかいすゆよのさ!」
ブラックジャック「ああ、いらっしゃい」
イングリド「はじめまして、イングリドです(あら、いい男じゃない)」
ヘルミーナ「ヘルミーナです(翳がある男の人って、好みなのよね〜)」
ブラックジャック「うちのピノコは友達が少なくてね。仲良くしてやってくれ」
ヘルミーナ「ねえ、ピノコちゃんのお父さんって、ステキね〜」
イングリド「ヘルミーナ! 抜け駆けは許さないわよ!」
ピノコ「ちがうよのさ! ピノコはちぇんちぇーのおくさんなのよさ!」
ヘルミーナ「まさかぁ!」
イングリド「あはは、ピノコちゃんって、おませさんね〜」
ピノコ「ぶー」

         数日後・・・。

ピノコ「ち・・・ちぇ・・・」
ブラックジャック「どうした、ピノコ!?」
ピノコ「・・・・・・」
ブラックジャック「これは――!! 全身の随意筋が弛緩し、発語能力も喪失している。強度の酩酊状態に加えて、精神錯乱も起こっているようだ。なにか強力な毒を飲まされたに違いない。一刻も早く、処置をしなければ――。このままでは、多臓器不全を併発してしまう!」
イングリド「すいません! ピノコちゃんは――あ、やっぱり!」
ブラックジャック「きみは――。ピノコに何があったんだ!?」
イングリド「ちょっとふざけていて、ヘルミーナが沈黙麻痺酔い混乱の効果がある『冥土みやげ』をピノコちゃんにぶつけちゃったんです」
ブラックジャック「何だって――? しかし、この状態は、笑い事じゃ――」
イングリド「だから、『秘薬ウロボロス』を持って来ました。これを飲ませれば大丈夫ですよ。よいしょっと」
ブラックジャック「お、おい・・・」
ピノコ「・・・? あれ? ここ、どこ? ピノコ、どうしたのよさ?」
ブラックジャック「何てことだ・・・。先ほどあれだけ重篤だった症状が、すっかり消失している・・・」
イングリド「それじゃ、あたしは帰ります。ヘルミーナには、たっぷり焼きを入れときますから」
ピノコ「バイバ〜イ! またあそぶのよさ」
ブラックジャック「ピノコ・・・。友達は選んだ方がいいぞ(汗)」

その3:純華飯店

ブラックジャック「患者は、この少女か・・・」
シア「うう・・・、う・・・」
ピノコ「すっごくくゆしそうなのよさ。ちぇんちぇー、はやくしうつしてあげゆのよさ」
シア「う・・・ううう、マリー・・・」
ピノコ「しっかいすゆのよさ。ちぇんちぇーがすぐなおしてくれゆのよさ」
ブラックジャック「うむ・・・。おや、外が騒がしいようだが」
マルローネ「その手術、待ったあ!!」
ブラックジャック「誰だ。手術の邪魔をするな」
マルローネ「シアの病気は、あたしが治してあげるって約束したの! 『エリキシル剤』がもうすぐ完成するのよ!」
ブラックジャック「しかし、彼女の両親からは、その薬がいつまで経っても完成しないから、手術してくれと頼まれたのだがな」
マルローネ「でも――!」
ブラックジャック「それに、報酬に銀貨1万枚という大金を積まれた手術だ。止めるわけにはいかないな」
マルローネ「何ですってぇ!! あと2、3日、どうして待てないのよ! さてはお金に目がくらんだわね、このヤブ医者! 親友の命を、あんたなんかに任せるわけにはいかないわ! よおし、こうなったら――」
イングリド「マルローネ! 病室で爆弾を振りかざして、何をやっているの!?」
マルローネ「げ、イングリド先生・・・。でも、シアの病気は、絶対にあたしの『エリキシル剤』で治すって――」
イングリド「いいから、来なさい!」
ブラックジャック「・・・・・・」
ピノコ「ちぇんちぇー、どうしたのよさ?」
ブラックジャック「手術は、中止だ」

         一ヶ月後・・・。

シア「マリー、ありがとう。あなたの『エリキシル剤』のおかげで、すっかり元気になったわ」
マルローネ「良かったね、シア。あのヤブ医者、結局、手術は無理だって、途中で放り出したんでしょ。口ほどにもないわね」
シア「いいえ、そうじゃなかったそうよ」
マルローネ「へ?」

         その頃・・・。

ピノコ「ちぇんちぇー、どうしてしうつをやめちゃったのよさ。かんたんなしうつだったんでしょ?」
ブラックジャック「あの娘、マリーと言ったか・・・。できれば、彼女の薬で治した方がいいんだ・・・」

その4:おばあちゃん

ピノコ「ちぇんちぇー、このもり、いつまでつづくのよさ? ピノコ、ちゅかえたのよさ」
ブラックジャック「うむ、初めての土地で近道しようとしたのが失敗だったか。どこかで野宿しなければならないかも知れないな」
ピノコ「ほしふゆよゆに、ちぇんちぇーとふたりっきり・・・。ロマンチックだわのよさ」
ブラックジャック「おや、灯りが見える・・・。家があるぞ!」

ブラックジャック「こんばんは! (ドンドン!) 誰も出て来ない。留守なのだろうか」
ピノコ「かぎはかかってないよのさ」
ブラックジャック「ピノコ! 気をつけろ」
ピノコ「ちぇんちぇー! おんなのこがたおえてゆわのよさ!」
ブラックジャック「何だと!? ――おい、しっかりしろ!」
ゼルダリア「おお・・・、誰か知らんが、よいところへ。・・・いたたた」
ブラックジャック「(随分と古風なしゃべり方をする子だな)私は医者だ。どうしたのだね?」
ゼルダリア「持病のギックリ腰が出てしもうての・・・。ノルンもおらんし、往生しておったんじゃ・・・。マッサージしてもらえば、楽になるのじゃがな」
ピノコ「??? へんな子なのよさ」
ゼルダリア「おぬしも、かなり変な女の子じゃのう」
ピノコ「アッチョンブリケ!」
ブラックジャック「と、とにかく診てみよう」
ゼルダリア「おお、そこじゃそこじゃ。おぬし、なかなか筋がいいの」
ブラックジャック「こ、これは――! 一体どういうことだ? こんな奇妙な症例は見たことがない。皮膚は十代の少女だが、筋肉組織や骨の状態はまるで百歳の老人だ!」
ゼルダリア「当たり前じゃろう、わしはとっくに百歳は超えておる」
ブラックジャック「・・・・・・(汗)」

その5:こっぱみじん

ピノコ「ちぇんちぇー、きゅうかんよのさ! このおにいちゃん、きずだやけだわのよさ」
アデルベルト「う・・・、うう・・・」
ブラックジャック「どうしたんだ? 血だらけだし、それに、びしょ濡れだな」
アデルベルト「み、道を歩いていたら、お店の看板が頭に落ちてきて、ぶつかって転んだ拍子に、積んであった酒樽の山を蹴飛ばしてしまって、崩れてきた酒樽に巻き込まれて坂道を転がり落ちて、通りかかった馬車にはねられて、勢い余って井戸に落ちて――」
ピノコ「わあ、かあいそうなのよさ」
ブラックジャック「ふむ・・・。しかし、それほどの事故の割には、どの傷もかすり傷だし、打ち身ばかりで骨折は一箇所もない。きみは運がいいな」
アデルベルト「そ、そうですか? でも、ぼくはいつもこんなふうに事故に巻き込まれて――。運が良くなる手術って、ないんでしょうか?」
ブラックジャック「あいにく、そんな便利な手術はないな。ただし――」
アデルベルト「ただし――?」
ブラックジャック「私と専属契約すれば、どんな大けがをしても、たちどころに治してやれるぞ。悪い話じゃあるまい?」
アデルベルト「ほ、ほんとですか! ぜひお願いします! ああ、なんてぼくは運がいいんだろう!」
ブラックジャック「では、さっそく前金で150万コールいただこうか」
アデルベルト「へ? そんな大金、払えるわけありませんよ。とほほ・・・」
ピノコ「ちぇんちぇーは、しんりょーじょをひやくのに、こおりがしのおにいちゃんからおかねをかりて、ゆきだゆまなのよさ。だかや、はたやいてしゃっきんをかえさないといけないわのよさ」
ブラックジャック「ピノコ! 余計なことは言うな」

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アトリエ忘年会篇(2004年12月)

その1:ザールブルグ代表<コント・オレンジ>

エリー「皆さん、こんにちは〜、エルフィールで〜す」
エンデルク「・・・エンデルクだ」
エリー「ふたり併せて、コント(紺と)・オレンジで〜す」
エンデルク「・・・・・・」
エリー「あ、あの・・・、エンデルク様?」
エンデルク「パーティを盛り上げろという陛下のご命令なので、出演を承諾したのだが・・・。私は何をすればいいのだ?」
エリー「え、ええと・・・。そうだ、世の中が不景気だから、騎士隊も大変なんじゃありませんか?」
エンデルク「どういうことだ?」
エリー「ですから、リストラとかもあって、大変なんじゃないかな〜って」
エンデルク「リストラ? 何だそれは。王国に害をなす新たな魔物か?」
エリー「そうです、リスと虎のあいのこで、尻尾がもこもこしてる、しましま模様の――」
エンデルク「うむ、なるほど」
エリー「――じゃなくて! もう、あたしがボケてるんだから、ツッコんでくださいよ!」
エンデルク「ボケ・・・? ツッコミ・・・? わからぬ。どうすれば良かったのだ?」
エリー「ですから、手をこうして『なんでやねん』って」
エンデルク「・・・なんでやねん(汗)」

    ※某ゲームのイベントをパクってしまいました(汗)。でもまあ、自分で書いたシナリオだし(^^;

その2:ケントニス代表<眼鏡と爆弾(グラス&ボム)>

マルローネ「ちょっと!」
クライス「どうしたのですか、マルローネさん」
マルローネ「なんであたしが、あんたなんかと一緒に出し物をしなきゃいけないのよ!」
クライス「仕方がないでしょう。パーティを盛り上げろというイングリド先生のご指示なのですから」
マルローネ「だって、いきなり過ぎるわよ! 何の準備もしてないのにさ」
クライス「それを言いたいのはこちらです。あなたと一緒にステージへ上がるなど、命がいくらあっても足りませんからね」
マルローネ「むっか〜っ! あたしがいつ、あんたを危ない目に遭わせたりしたっていうのよ!」
クライス「つい最近では、マッシュルームと間違えてヤドクタケ入りのシチューを食べさせられたことですね。あと、ヴィラント山のふもとでウォルフの群れの中に置き去りにされたこととか、攻撃のとばっちりでストルデル滝の滝つぼに突き落とされたこととか――」
マルローネ「つまらないことをよく覚えてるわね。だいたい、過去を振り返っていては進歩はないのよ。未来に目を向けなくちゃ」
クライス「よくもまあ、そんなに自分に都合よく論理をねじまげられるものですね。あきれてものも言えません」
マルローネ「言ってるじゃない。それより、なにか出し物をしないと――」
クライス「その必要はありません」
マルローネ「へ?」
クライス「不本意ながら、今の会話だけで、十分にウケているようですから」

    ※クラマリは、日常会話そのものがすでに漫才?(^^;

その3:グラムナート代表<カロッテ娘。>

ヴィオラート「こんにちは〜、カロッテ娘。の末っ子、ヴィオラートで〜す」
ブリギット「こほん、同じく次女のブリギットです・・・(もう! あたしが何でこんなことを)」
ロードフリード「・・・・・・」
ヴィオラート「ええと、こちらがカロッテ娘。の長女、ローディさんで〜す」
ロードフリード「ヴィオ! どうして俺が? カロッテ娘。というグループ名にするなら、クラーラさんをメンバーにすればよかったじゃないか?」
ヴィオラート「だって、ロードフリードさんが一緒じゃないと出演しないって、ブリ――」
ブリギット「あなたはあっちに行っていなさい!」(『とつげき』炸裂)
ヴィオラート「きゃああああああああ〜っ!!」(ステージ袖に消える)
ブリギット「さあ、邪魔者はいなくなりましたわ」
ロードフリード「ヴィオは大丈夫かな? なんか、あっちですごい音がしてたけど」
ブリギット「田舎娘はたくましいですもの、心配要りませんわ。――(チャンスですわ!)ああ、急にめまいが・・・」
ロードフリード「ブリギット! 大丈夫かい」
ヴィオラート「ふうう、まいったまいった。――あ、ブリギット、壊した器物の修理代を請求されたんだけど、ジーエルン家に回しておくからね」
ブリギット「あなたはあっちに行ってなさい!」
ヴィオラート「きゃああああ! 『流星の小手』でどつかないで〜!!」(以降、繰り返し)

    ※ちなみにブリギットの『流星の小手』には『攻撃回数増加+3』と『クリティカル+3』が・・・(汗)

その4:レガルザイン代表<おニャン子クラブ>

ノルン「ニャ〜!! ノルンのオンステージニャ〜!」
デルサス「おい、どうでもいいが、何だよ、この懐かしいグループ名は!?」
リイタ「いいんじゃない? どうせあたしたちは時代設定が古いんだし」
デルサス「やっぱりネコのノルンがいるから『おニャン子』なのか? 発想が安易過ぎるぜ」
ノルン「なに言ってるニャ? ノルンはネコじゃないニャ!」
デルサス「でも、それ以外に考えようが・・・」
ノルン「名前を決めたのはリイタニャ! ノルンはイヤだったのニャ〜」
デルサス「へ?」
リイタ「えへへへ、『にくきぅ手袋』をつけたあたし、かわいいでしょ? だから――」
デルサス「そっちかよ」
ノルン「とにかく、出し物を始めるニャ! ここはノルンにおまかせニャ〜!!」
デルサス「おい、まさか観客をお菓子にするんじゃないだろうな」
ノルン「そんなことはしないニャ。ノルンのイリュージョンニャ〜!!」
デルサス「いや、そっちもまずいんじゃ・・・」
ノルン「レッツゴー! ゴーストニャ〜!!」
デルサス「やめろ! お客がパニックを起こしちまうぞ」
パメラ「あら〜? 誰か呼んだかしら? うふふ」
デルサス「ゴーストはゴーストでも、そっちかい・・・」

その5:妖精の森代表<妖精大喜利>

パウル「さあ、ナウなヤングにバカウケの、怪しさ大爆発ショー! 司会はオイラ、妖精最強の戦士パウル様だぜ、イェイ!」
ピコ「あ、あの・・・。ボク、こんな場所、初めてで、緊張しちゃって・・・。トイレへ行って来ていいでしょうか・・・」
ペーター「ふむ、計算は完璧です。笑いを取るには80%の計算と20%の意外性、これにつきますな。それに加えて世相を反映させてちょっぴり毒を加えれば、爆笑まちがいなしですな」
ピコりん「えっと・・・。友情出演しろって言われたんだけど・・・」
ピエール「フッ、どこが妖精最強の戦士なのだか。妖精族に自称“戦士”はひとりしかいないのだから、パウルが最強なのは当たり前さ、ベイビィ」
ピッケル「それに、パウルって、ちょっとだしね〜」
ピエール「オゥ、それは禁句だよ、ベイビィ」
パウル「え・・・? オイラが変? オイラが変・・・。うわあああああ〜ん!」
ペーター「おやおや、こうなることは“お約束”でしたな。しかし、司会がいなくては、プログラムを進めることができません。これは由々しき事態ですな」
ピコ「あ、あの・・・。パウル、元気出して・・・」
パウル「ダメだぁ、オイラ、もう何にもやる気がなくなっちゃったよぉ・・・しくしく」
ピッケル「しかたないな〜。じゃ、やる気が出るおまじないしようか」
パウルを囲んで輪になった妖精さんたちやるき〜、でろ〜。やるき〜、でろ〜
ピコりん「ふう・・・。友情出演なんて言って、結局は色モノじゃないか。ぶつぶつ・・・」

    ※「やるき〜、でろ〜」の元ネタは、ちよちゃん@あずまんがです。

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アトリエ戦隊篇(2004年11月)

その1:還暦戦隊コールドワラーズ

戦闘力ゼロ(笑)。チーム名の由来は、もちろん「●●の冷や水」です。でもちゃんと紅一点がいますね。

ポスト(グリーン)「最近、血糖値が上がってのう・・・」
レオ(イエロー)「それはいけませんのう。わしのように田舎で野菜中心の食生活をすれば、体質改善できますぞ」
ドルニエ(ブルー)「それにしても、前国王はなぜこんなチームを作ったのだろう・・・?」
ヴィント(レッド)「なに、老後の茶飲み友達が欲しかっただけじゃよ」
ゼルダリア(ピンク)「あいたたた、誰か腰をもんでおくれ・・・って、このメンバーでは絶望的じゃな、とほほ」
(ゼルダリアさんの場合、腰痛戦隊アルケンジャーだったり(^^;)

その2:眼鏡戦隊ヒネクレンジャー

ヴィトスやデルサス、オッフェンさんも候補に入っていたのですが・・・。性格的にはヴェルナーの方が適任?

ゲマイナー(レッド)「ふん、気に入らないね。眼鏡さえかけていれば共通のメンバーになる? 俺はそういう安直な考え方は嫌いだね」
クライス(ブルー)「まったくです。まるでマルローネさんのように、単純極まりない」
イクシー(グリーン)「こっちもいい迷惑です。一緒にしないでください」
ミーフィス(ピンク)「ぷは〜!! おいし〜い!!」
(↑飲んでさえいれば、どうでもいいらしい)
ディオ(イエロー)「ふむ、この戦隊名は、どうやら最初のふたりのキャラクターに引きずられてしまっているようだな」

その3:ごちゃまぜ戦隊アウトサイダーズ

人間ではないメンバーを揃えてみました。でも戦闘力では最強かも(^^;

キルエリッヒ(レッド)「よくもまあ、こんな妙なメンバーを集めたものだな」
ノルン(ピンク)「ニャ〜!! ノルンは妙じゃないニャ!」
リイタ(ブルー)「納得できないわ! なんであたしがここにいるのよ! 変な妖精はいるし・・・」
パウル(グリーン)「ええっ!? オイラが変・・・。――うわああああああん!!」
パメラ(イエロー)「あ〜あ、泣かせちゃった・・・。でも楽しそうなメンバーだわ、うふふ」

その4:育毛戦隊ハエルンジャー

隊員のうち、ピンクとグリーンには異論反論がある方もいらっしゃるでしょうが(汗)。気合だけは最強?

武器屋の親父(レッド)「おう! 俺たちの目標はただひとつ! 世界に発毛の喜びを取り戻すことだ! 行くぜぃ!」
ハゲル(ブルー)「任せとけ! 俺とあんたは一心同体だぜぃ!!」
ノルディス(グリーン)「あ、あの・・・どうして僕がメンバーに入ってるんでしょう?(汗)」
ロードフリード(ピンク)「俺も、この人選には納得できないな。それにしても、ヴィオの育毛剤で伸びたこの髪の毛、なんとかならないものかな・・・」
オイゲン(イエロー)「若い者は怖いもの知らずじゃな。『明日はわが身』という言葉もあろうに」

その5:天然戦隊ナチュラルボンクラーズ

戦闘能力極小(笑)。チーム名の元ネタは「ナチュラル・ボーン・キラーズ」だったり。

ルイーゼ(レッド)「え? あたしがリーダー・・・ですか? ええと、何をすればいいんでしょう? とりあえず、本を読んで調べますね」
ミルカッセ(グリーン)「この爆弾、爆発させたらすっきりするでしょうか・・・?」
ミュー(イエロー)「ねえねえ、ご飯まだ〜? お腹すいちゃったよ〜」
ラステル(ピンク)「妖精さん、妖精さん、どこにいるの?」
クラーラ(ブルー)「きゃ〜! ヴェルナー雑貨店のこのお面、かわいい〜!!」

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読書の秋・アトリエ篇(2004年10月)

その1:アトリエ界読書好きランキング(独断入ってます)

第1位:ルイーゼ「は? あたし・・・ですか? ごめんなさい、今、読書中なもので」
第2位:イクシー「本当はわたしが一番のはずなのに、あのふたりがケントニスに来てからというもの、おちおち本も読んでいられないんです(怒)」
第3位:メル「ええ、本を読むのは――てぇっ!!――大好きよ・・・どりゃあ! いったん読み始めるとね――たあっ!――やめられなくなるのよ・・・えいっ! 戦闘中でもね」
第4位:ノルディス「いつか、世界中の本を読んでみたいんだ・・・。え? そんな意味じゃないよ!(なぜか赤面)」
第5位:ビオラ「うん・・・。おせんべとクレイン君の次に好き・・・」
第6位:ポスト「この図書館の蔵書が、わしの唯一の生きがいじゃよ・・・。――あ、こら! わしの大事なチーズケーキを持っていかんでおくれ!」
第7位:オヴァール「ふん、1日中、この氷室からは出られないんだ。本でも読んでいるしかないじゃないか」
第8位:ヘルミーナ「おや、あたしがこの順位とは、心外だねえ。まあ、イングリドのやつよりは上位だから、いいとするか、ふふふふ」
第9位:イングリド「ま、いいでしょ。わたくしはヘルミーナのように悪趣味な本は読まないことにしていますからね、ほほほほほ」
第10位:クライス「はあ? 思ったより低い順位だというのですか? そんなことはどうでもいいでしょう。所詮、本を読んでも私がほしいものは手に入りはしないのですから・・・」

その2:アトリエ界読書嫌いランキング(あえて順位付けはしてません)

ダグラス「そんなヒマあるか!」
武器屋の親父「本を読んだって、髪なんて生えてこねえよ、くうぅっ!」
リイタ「本ですって!? 本なんてキライよ、ふん! 本が好きだなんていう人の気が知れないわ!」
(↑本好きのビオラに反発しているらしい)
パウル「オイラは剣と踊りがあれば十分さ、イェ〜ッ!!」
パメラ「だって、本なんて持てないし、ページもめくれないもん。生きてるころは好きだったんだけど・・・」
      ↓ ※マルローネさんは別格(笑)なので別個にページを設けました。↓

その3:マルローネ工房にて

マルローネ「ちょっと、クライス! まだなの?」
クライス「今、やっていますよ。騒がれると気が散ります。静かに待っていてください」
マルローネ「だってぇ、イングリド先生ったら『この秋に錬金術書を10冊読破しなさい。でないと卒業させませんよ』なんて言うんだもん」
クライス「今までサボってきたあなたの自業自得じゃないですか」
マルローネ「もう! うるさ〜い!」
クライス「それに、ムキになって、こんなに難解な本ばかり選んで来るなんて、自殺行為としか思えません。もっと簡単な錬金術書があるでしょうに」
マルローネ「そ、それは――女の意地よ!」
クライス「おかげでこっちも、いい迷惑です。・・・さあ、できましたよ」
マルローネ「どれどれ・・・わ、すごい! これならあたしにも読めるわ! さすがクライス! この調子で、残りの9冊もお願いね!」
クライス「はああ・・・。『高等錬金術講座』を図解して『絵で見る高等錬金術講座』に直すだけで3日もかかったというのに、この上、あと9冊ですか? 『絵で見るドルニエの理論』やら『絵で見る四大元素の精霊』やら『絵で見る奇跡の医学書』やら、どうやって書けばいいというのです?」
マルローネ「お願い〜、見捨てないで〜! クライスだけが頼りなの!」
クライス「・・・今度だけですよ(←内心、嬉しくて仕方がない)」

その4:アカデミー図書室にて

ノルディス「本はいいよね。調べれば何でもわかる」
エリー「すごいなあ、あたしなんて、ノルディスの半分も読めないよ」
アイゼル「当たり前じゃない。どんくさいあなたが読書でノルディスに張り合おうなんて、最初から無理なのよ」
エリー「アイゼル、あたしはそんな意味じゃなくて・・・」
ノルディス「いつか、世界中のすべての本を読んでみたいんだ」
エリー「世界中のすべての本って・・・。まさか――!?」
ノルディス「どうしたの、エリー」
エリー「じ、じゃあ、ノルディスは、あんな本や、こんな本まで、読みたいと思ってるのね!」
ノルディス「へ?」
アイゼル「いやあっ!! ノルディスのエッチ!!」
      ↑いったい、どんな本だと思ったんでしょうか?(笑)

その5:ポットの森・ゼルダリア邸にて

ゼルダリア「さて、世の中も平和になったことじゃし、皆で読書の秋を満喫することにしようかの」
ノルン「ニャ〜! ノルンも本を読むニャ〜!」
デルサス「どうせお前が読むのは『吾輩は猫である』かなんかだろ?」
ノルン「バカにするなニャ! ノルンはネコじゃないニャ!」
デルサス「じゃあ、何を読むんだよ」
ノルン「この前は『だれも猫にはきづかない』を読んだから、今日は『町でいちばん賢い猫』を読むニャ。その次は『猫は殺しをかぎつける』ニャ〜」
(注:いずれも実在の本です)
デルサス「結局、ネコから離れられないじゃないかよ。でも微妙にラインアップがマニアックだな・・・」
ゼルダリア「デルサス、おぬしには、これがふさわしかろう、ほれ」
デルサス「何だよ、『完全村おこしマニュアル』(オイゲン・バルビア著)ってのは!?」

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アトリエ替え歌篇(2004年9月)

※申し訳ありませんが、諸般の事情により、タイトルだけ掲載いたします。詳細な歌詞を知りたいという方は、メールにてご請求ください(^^;

その1:リリーさん(元歌:「サザエさん」)
その2:錬金術士マリー(元歌:「魔法使いサリー」)
その3:ボェボェボェの武器屋(元歌:「ゲゲゲの鬼太郎」)
その4:おかねもちラステル(元歌:「ロックリバーへ」)
その5:売れ!ヴィオラート(元歌:「とべ!グレンダイザー」)

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ザールブルグ・オリンピック開会前夜篇(2004年8月)

その1:前夜祭・社交パーティ会場にて

ブリギット「やっと見つけましたわ、アイゼルさん!」
アイゼル「あら、何かご用?」
ブリギット「ほほほほ、いろいろ調べて、アイゼルさんの弱点を見つけましたの」
アイゼル「わたしの弱点ですって?」
ブリギット「貴族を気取っていらっしゃるようですけど、実は中流家庭の息女だそうですわね」
アイゼル「ち、違うわ! あれは出版社の誤植で――」
      ※『マリーのアトリエ&エリーのアトリエ 設定解説ファンブック』62ページ参照のこと
ブリギット「ふ・・・。言い訳は見苦しいですわよ」

シア「あらあら、いさかいはこの場にふさわしくありませんよ」
アイゼル「シアさん・・・」
シア「そういえば、ブリギットさんはご病気だったんですって?」
ブリギット「いえ、おかげさまで、もう治りました」
シア「そうなの? マリーが作ってくれた、よく効くお薬があるんだけど」
ブリギット「はあ・・・」
シア「すごいのよ。のむと、お花畑が見えるの」
アイゼル「シアさん、それって――!?」
ブリギット「え、遠慮させていただきますわ」
ラステル「まあ、素敵ね。あたし、きれいなお花畑を見たいわ」
アイゼル「ラステルさん、それはやめておいた方が・・・(汗)」

ブレア「おーほほほほ! ザールブルグの社交界といっても、大したことありませんわね!」
アイゼル「聞き捨てならないことをおっしゃる方ね。どこが大したことがないのかしら?」
ブレア「ほほほ、皆さんの名前のことですわ!」
アイゼル「は?」
ブレア「わたくしの本名はフレンツヒェン・フォン・リュフテンシュタインですわ! いかが? これほどまでに高貴な名前がザールブルグにありまして?」
エルザ「そっか、確かにあたしの本名エリザベート・マクスハイムも負けてるかも」
アイゼル「でも、なら、どうしてブレアなんて名乗ってるの?」
ブレア「そ、それは・・・、世を忍ぶ仮の姿ですわ」
エルザ「ふうん、パン屋とか?」
ブレア「!! ――なぜ、わかりましたの!?」
エルザ「だって、あたしもそうだったし」
ブレア「・・・ま、負けましたわ」

その2:シグザール城にて

ダグラス「いいか、みんな聞け! この大会には世界中から人が集まってくる。盗人やごろつきもいるだろう。市民や外国の客を守るために、みんな気合を入れてけよ!」
騎士隊員「おう!!」
エンデルク「うむ、その通りだ。だが、人手不足は否めぬ。そこで、応援を頼むことにした」
ダグラス「おう、上等だぜ! ドラグーンでもアルカヴァーナでも、どんと来い! シグザール聖騎士隊がいちばんすごいってことを、わからせてやるぜ!」
エンデルク「うむ。その意気だ」
騎士隊員「緊急報告です! 市内各所にアポステルの群れが出現!」
ダグラス「何だと!? さっそく出やがったか! よし、全員出動だ!」
エンデルク「待て・・・」
ダグラス「なに言ってるんだよ!? このままじゃ――」
謎の女「フ・・・。弱い犬ほど、よく吠える」
エンデルク「来たか、キルエリッヒ・・・」
ダグラス「お、お前は、魔界の――。どういうことだい?」
エンデルク「外国の騎士団に頼んでも人手不足は深刻なのでな・・・。応援を頼んだのだ」
キリー「訓練されたアポステルが500頭・・・。これで間に合うだろう」
ダグラス「そんなの、ありかよ・・・(汗)」

その3:『飛翔亭』にて

ディオ「いらっしゃい・・・。おや、見ない顔だな」
デルサス「ああ、祭の噂を聞いて、遠くから来たんだ。うまい酒を飲ませてくれないか?」
ディオ「ああ、どうぞ」
リイタ「ねえ、ここの自慢料理ってないの?」
ディオ「すまんな、お嬢さん。今日は客が多くて、料理はあらかた出てしまったところなんだ」
リイタ「そんなあ・・・。あ、その後ろの棚に、おナベがあるじゃない! なんか入ってそう」
フレア「あ、それは――」
ノルン「んニャニャ!? それはやめた方がいい気がするニャ!」
リイタ「え? どうして?」
ノルン「すっごくキケンなにおいがするニャ〜!!」
ディオ「フレア、そのナベの中身は?」
フレア「ええ、ゆうべ、マリーさんが酔っ払って、勝手に厨房に入って作ってたものなんですけど」
ディオ「何だと?」
フレア「捨てようかと思っていたんですけど、触るのも怖くて」
リイタ「ほんとだ、なんかうごめいてるし、妙な煙も出てるし」
デルサス「げ・・・。こりゃ、触らぬ神に祟り無しだな」
クレイン「どこにでも、ルローネさんみたいな人はいるんだな・・・」

その4:開会式準備中

マルローネ「さあ、開会式は花火で派手に盛り上げるわよ〜!!」
クライス「こういう時だけは、張り切るんですね」
マルローネ「むっか〜! どこがこういう時だけなのよ!」
クライス「どうでもいいですが、いいかげんに火薬を扱って、爆発事故など起こさないようにしてくださいよ」
マルローネ「うるさいわね! イングリド先生みたいなこと言わないでよ」
謎の女「・・・これでいい?」
マルローネ「あ、うん、それはそこに置いといて」
クライス「おや、見かけない方ですね。アカデミーの新入生ですか?」
マルローネ「ううん、爆弾に興味があるっていうから、助手に雇ったのよ。ええと、名前はバイオリンだっけ?」
謎の女「・・・ビオラ
クライス「そうですか。それにしても、あなたも物好きですね、マルローネさんの助手になるなんて、命がいくつあっても足りませんよ」
ビオラ「そこ、気をつけて・・・」
クライス「はあ?」
ビオラ「さっき、うっかりして、その辺にフェムトクラフトをばらまいちゃったの」
クライス「何ですか、それは?」
ビオラ「目に見えないくらい小さいけど、踏んづけると、死ぬから」
クライス「・・・・・・(汗)」

その5:フローベル教会・特設メディカルセンターにて

クルト「準備の方はいかがですか?」
ミルカッセ「はい、大丈夫です。アカデミーの皆さんのおかげで、湿布薬や傷薬もたくさん用意できましたし」
イングリド「ほほほほ、アカデミーとして当然のことですわ。生徒たちのいい調合訓練にもなりましたし。――あ、もちろん、品質や効力が一定以上のものしかお納めしていませんから、ご安心ください」
クルト「そうですか。アルテナ様に感謝をささげねばなりませんね」
イングリド「お役に立てて嬉しいですわ。――おや、そこにある薬は・・・?」
ミルカッセ「はい、ヘルミーナ先生がさきほど持ち込まれたものですが、なにか・・・?」
イングリド「これは――! 『力の素A錠』に『精神の素B錠』! 『知識の目薬』に『不老長寿の薬』!!」
クルト「何なのですか、その薬は?」
ヘルミーナ「ふふふふ、ドーピング用の薬よ。大量に売りさばくのに、こんなにいい機会はないわ」
イングリド「ヘルミーナ! あなた、神聖な大会に不正を持ち込もうというの?」
ヘルミーナ「ふふふ、あんたにそんなことを言う資格はないと思うけどね」
イングリド「何ですって?」
ヘルミーナ「あんたの弟子のエルフィールが、『千年亀の卵』や『ヘビのお酒』でドーピングしまくって、武闘大会で優勝したことを知らないとは言わせないよ、ふふふふ」
イングリド「くっ・・・」
      ※このネタ、シャレにならなくなってしまいました・・・(汗)

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イリスであずまんが(2004年7月)

その1:西表島

マレッタ「賢者の赤水晶って、創るのが難しいのか?」
クレイン「いろいろと本を読んで調べている」
マレッタ「(ふむふむ)・・・ギルギィの杖とボイルドエッグと――」
デルサス「おいおい、グライブエッグだろ?」
マレッタ「――!! ・・・それぐらい知ってるよ! わざとだよ! ついだよ!」
デルサス「どっちだよ・・・」

その2:ノルンの怪談

ノルン「昨日、ものすごい怖ろしい体験をしたニャ〜」
デルサス「おう、どうした? 朝起きたら標準語になってたとかか?」
ノルン「そ、それも怖いニャ〜」

その3:節食中&低カロリー幸福

マレッタ「ああ、お腹が空いた。今日は朝食抜きで剣の鍛錬をしていたからな」
・・・酒場「ワイルド・モス」にて
マレッタ「ジャージャー丼セット、ロールパン大盛りだ」
リイタ「太るよ」
マレッタ「大丈夫。わたしはいくら食べても太らない体質だからな」
リイタ「ほ〜ぉ、そうですか! じゃあ、ジャージャー丼100杯食べてもらいましょうか!」
マレッタ「??? 何を怒っているのだ?」
・・・・・・
マレッタ「(ぱくぱく)」
ノルン「すごいニャ〜。ノルンはそんなにたくさん食べられないニャ〜」
マレッタ「そうか?」
ノルン「その半分、ううん、3分の1でも、おなかぽんぽんニャ〜」
リイタ「そいつは幸せだね!!」
ノルン「なに怒ってるニャ〜?」

その4:いっぱいあるけど

デルサス「あのよ、前から聞きたかったんだけどよ、ベグル・・・隊長のどこがいいんだ?」
アイン「う〜ん」
ツバイ「そうだな・・・」
フィーア&フィンフ「・・・かっこいいトコかな?」
デルサス「うわ、こいつら、人を見る目がねえよ!」

その5:ノルン心

リイタ「ごめん、ノルンに借りた本、持って来るの忘れちゃった」
ノルン「いいニャ〜。ノルンは心が広いから、許してあげるニャ〜。海のように広い心ニャ〜」
リイタ「ふーん」
ノルン「具体的に言えば、フワール湖くらいニャ」
リイタ「ビミョーに狭いね」
ノルン「でも悪魔の魚とかも住んでるニャ〜」
リイタ「やな心だね・・・」

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某新作ゲーム(笑)発売にわきかえる各地の表情(2004年6月)

その1:ザールブルグ・アカデミーにて
エリー「ううう・・・」
ノルディス「どうしたんだい、エリー、情けない顔して」
エリー「せっかく『イリスのアトリエ』が発売されたのに、依頼の仕事が終らなくて、ゲームしてる時間がないんだよ」
アイゼル「ほんと、あなたって鈍くさいわね」
エリー「アイゼル・・・」
アイゼル「あたしなんか、1週間も前にレポートを提出し終えて、体調を整えているのよ」
ノルディス「うん、実はぼくも、今日から1ヶ月はスケジュールを空けてあるんだ」
エリー「そんな・・・。ノルディスまで」
ヘルミーナ「ちょっと、アイゼル!」
アイゼル「(ぎく)・・・は、はい、何でしょうか、ヘルミーナ先生?」
ヘルミーナ「悪いけど、今日から1週間ほど講師を替わってくれないかい?」
アイゼル「へ?」
ヘルミーナ「あたしは、これからイングリドと決着を付けるので忙しいんでね。よろしく頼むよ、ふふふ」
エリー「あ、あの・・・もしかして、決着を付けるって?」
ヘルミーナ「もちろん、『イリス』の早解きで勝負さ。攻略本抜きでね」
ノルディス「それじゃ、もしかして――」
ヘルミーナ「ああ、イングリドも、代理の講師をノルディスにやらせるって言っていたね」
ノルディス「とほほ・・・」

その2:シグザール城にて
エンデルク「何だ、ダグラス、外出か?」
ダグラス「(やべ・・・見つかっちまった)あ・・・ええと・・・」
エンデルク「貴様は今日は城門警備のはずではなかったのか?」
ダグラス「いや、あの、重要な用事がありまして」
エンデルク「ふむ、騎士隊としての任務よりも重大な用件というのか」
ダグラス「は、はい! そうであります!」
エンデルク「行き先はどこだ・・・」
ダグラス「ええと、『飛翔亭』のクーゲルの旦那のところです」
エンデルク「なるほど・・・。『イリスのアトリエ』を買いに行くというわけか」
ダグラス「げ、バレてたのか・・・。はい、売り切れないうちに確保しなきゃいけませんからね」
エンデルク「ならば、私の分も頼む」
ダグラス「はあ?」
エンデルク「ゲマイナー卿と、モルゲン卿と、陛下の分もな。これが4人分の引換券だ」
ダグラス「予約までしてたのかよ・・・(汗)」

その3:ケントニス・アカデミーにて
マルローネ「ちょっと、クライス! 開けなさいよ! 開けなさいってば!!」
イクシー「うるさいですよ、マルローネさん。廊下ではお静かに願います」
マルローネ「あ、聞いてよイクシー、クライスったら、ひどいんだよ」
イクシー「またいつものケンカですか。ひとを巻き込まないでください」
マルローネ「だって、あいつったら、あたしが苦労して手に入れた『イリスのアトリエ』を、勝手に先にプレイしてるんだよ」
イクシー「はあ?」
マルローネ「『ゲームにうつつを抜かすなど、時間の無駄です。あなたももう少し大人になっていただきたいものですね』なんて、イヤミったらしく言ってたくせにさ。スイッチ入れたとたんに夢中になって、返してくれないんだよ」
イクシー「・・・・・・」
マルローネ「ところで、あなたはクライスになんか用なの?」
イクシー「はい、クライスさんが注文されていた『イリスのアトリエ最速攻略本』が届きましたので、お知らせに来たのですが」
マルローネ「へ? ・・・むっか〜! ク、クライス〜!!」

その4:ヴィオラーデンにて
ヴィオラート「はい、『イリスのアトリエ』、入荷しました〜」
バルトロメウス「こら、押すんじゃねえよ、ちゃんと数はあるんだからな」
ブリギット「ちょっと、あなた!」
ヴィオラート「え、どうしたの?」
ブリギット「何よ、この属性。“バグがある”とか“壊れやすい”とか」
ヴィオラート「あ、だからそれは、値引き品で――」
ブリギット「こんなのばかりじゃない! まともな商品はないの!?」
ヴィオラート「だって、運んでくる間に、雨に降られたり地面に落としたり・・・」
ロードフリード「俺も、これはひどいと思うな」
バルトロメウス「だったら、買わなきゃいいだろ」
カタリーナ「こんにちは。あら、なんか殺気立ってるわね」
ヴィオラート「カタリーナさん! その、手に持っているのは――?」
カタリーナ「ええ、『イリスのアトリエ』よ」
バルトロメウス「すげえ! 属性が“限定版コンボ”“攻略本つき”だぜ!」
ヴィオラート「どうしたんですか、それ?」
カタリーナ「ああ、さっき道端で拾ったのよ」
ヴィオラート「・・・運がいいなあ」

その5:メッテルブルグにて
ヴィトス「ユーディット! 今日こそ借金を耳を揃えて返してもらうぞ!」
ユーディー「え、ええと・・・。3万コールしかないんだけど」
ヴィトス「なるほど・・・。だがぼくも手ぶらじゃ帰れないんでね(ちらり)」
ユーディー「ああっ! だめ! この『イリスのアトリエ』は差し押さえちゃイヤ!」
ヴィトス「ふうん・・・(にやり)」
ユーディー「ラステルに頼んで、やっと手に入れたんだもん!」
ヴィトス「ふん、ぼくもそれを奪うほど薄情じゃないさ」
ユーディー「ほっ・・・」
ヴィトス「実は●●●の正体は●●●なんだ。それから、●●のレシピを手に入れるには●●で●●●をして――」
ユーディー「いやあっ!! ネタばらしはやめてぇ!!」
ヴィトス「やめてほしかったら、さっさと5万コール揃えるんだな。また来るよ」(←鬼畜)

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アトリエあずまんがでGO!(2004年5月)

その1:はばたいた飛べない鳥は
クライス「アカデミーは自由な校風ですからね。サボって落ちこぼれる生徒も多いのですよ」
エリー「へ――」
マルローネ「あたしじゃないよ」
クライス「マイスターランクへ進学する生徒がいる一方で、特別試験を課せられる人もいます」
アイゼル「へ――」
マルローネ「あたしじゃないよ」
・・・・・・
マルローネ「あたしじゃないよね?」
クライス「あなたです」

その2:ライバル
ダグラス「よ。あんたとは、一度ちゃんと話してみたかったんだ」
エンデルク「・・・・・・?」
ダグラス「・・・もしかして、俺のこと、覚えてない?」
エンデルク「うむ」
ダグラス「ほら、武闘大会とかで戦ったじゃないか」
エンデルク「・・・・・・」
ダグラス「おぼえてない・・・? おぼえてないね」
エンデルク「うむ」
ダグラス「まあいい! とにかくライバルなんだ! よろしくな!」

その3:憧れ
エリー「ノルディスはヘルミーナ先生の授業は受けないの?」
ノルディス「今のところ、そのつもりはないけど」
エリー「ふーん」
ノルディス「・・・・・・」
エリー「でも人体実験とかしてみたくない?」
ノルディス「いや別に・・・(汗)」

その4:秘境
マルローネ「おー、ここがヴィラント山かぁ!」
エンデルク「・・・・・・」
マルローネ「フランプファイル見れるかな?」
エンデルク「いや、それは無理だろう・・・。そこまで期待してはいけない・・・」
マルローネ「?」
エンデルク「まして相手は火竜・・・。ただではすまないかも知れぬ・・・」
ミュー「でもさ〜、エンデルク様なら剣を振ってれば、戦いに出てくるかもね〜」
エンデルク「こうか?」
・・・ガサ(笑)

その5:進路相談
マルローネ「あ、エリー、相談があるんだけど」
エリー「はい?」
マルローネ「あたしって、どういう仕事が似合うと思う?」
エリー「え? う〜ん、そうですねえ・・・。アカデミーの先生なんてどうでしょう」
マルローネ「ほう!」
エリー「マルローネさんは、柔軟な発想の生徒を育てます」
マルローネ「おー!!」
クライス「(そうかなあ・・・)」
〜イングリドの部屋にて〜
マルローネ「・・・って、エリーに言われたんですけど、どうでしょう?」
イングリド「何ですってぇ!?」
――ダッ!
イングリド「エルフィール!!」
――バン!
イングリド「あなた、わたくしをバカだと思ってるでしょ!」
エリー「???」

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野球シーズン開幕! アトリエリーグ全5チーム(2004年4月)+1

その1:ザールブルグAチーム(リリー時代)
監督:ドルニエ「私は野球のことなど何も知らないのだが・・・いや、こりゃ参ったね」
1番・センター:エルザ「塁に出たら、どんどん盗むわよ〜!」
2番・セカンド:ヴェルナー「なんか中途半端な打順だな。気に入らねえ」
3番・レフト:シスカ「打つ前には酒しぶき。基本よね、ふふ」
4番・ファースト:ウルリッヒ「私がここにいる限り、ランナーひとり許しはしない」
5番・キャッチャー:ゲルハルト「おい、バッター! 髪の毛を引っ張るんじゃねえ!」
6番・ショート:テオ「がんがん行くぜ! な、姉さん」
7番・サード:リリー「『生きてるグラヴ』って便利よね・・・あ、どこ行くの、待って〜!!」
8番・ライト:イルマ「ええと、占いによれば、打球はこっちに来るわ」
9番・ピッチャー:カリン「任せといて、何でも投げるよ!(ボールだけです)」

その2:ザールブルグBチーム(マリー時代)
監督:イングリド「みんな、いい? ヘルミーナのチームにだけは負けてはだめよ」
1番・ショート:シュワルベ「こら、応援するのはいいが“シュワちゃん”と呼ぶな!」
2番・センター:ナタリエ「遅い遅い! ほら、あっという間にベース1周しちゃうよ!」
3番・ファースト:ハレッシュ「俺の打球、止めて見やがれ!」
4番・ピッチャー:ブレドルフ「ぼくが4番で投手って・・・いいのかなあ」
5番・キャッチャー:エンデルク「フ・・・、やはり殿下の立場を考慮せねば」
6番・レフト:キリー「人間というのは、妙な遊びをするものだな」
7番・サード:ミュー「あ〜、おなか空いちゃったよ〜。まだ終んないの〜?」
8番・セカンド:マリー「ああっ、取れない! クライス、ちゃんとカバーしなさいよ!」
9番・ライト:クライス「ふ、このポジションと打順・・・。お約束ということですか」

その3:ザールブルグCチーム(エリー時代)
監督:ヘルミーナ「狙うは優勝のみよ。どんな手を使ってもいいわ、ふふふ」
1番・センター:ユーリカ「あたしについて来られるかい?」
2番・ファースト:オットー「毎度! のどが渇いたらオットー印のミネラルウォーター!」
3番・レフト:ルーウェン「助っ人か。金もないしな、手伝ってやるよ」
4番・ピッチャー:ダグラス「できる男はエースで4番! 決まりだぜ!」
5番・キャッチャー:武器屋の親父「俺のことは“ホカベン”って呼んでくれ! え、違う?」
6番・サード:ロマージュ「うふふふ、どう、蝶のように舞うあたしの守備は?」
7番・ライト:アイゼル「ちょっと! ノルディスはどこにいるのよ!?」
8番・ショート:エリー「ええと、ノルディスなら練習中に貧血を起こして寝込んでるけど」
9番・セカンド:ルイーゼ「あの・・・、あたし、ルールだけは完璧なんですけど・・・」

その4:フィンデン王国チーム
監督:パメラ「だって、あたし、ボールもバットも持てないもん」
1番・ショート:クリスタ「どんどん盗むよ! あ、塁をね」
2番・セカンド:ヴィトス「優勝しても、賞金は借金のカタにいただくからな」
3番・ピッチャー:エスメラルダ「このマウンドは、あたしが守る!」
4番・キャッチャー:ボーラー「ブロッキングは完璧だ!」
5番・ファースト:マルティン「このグラウンドは、土が悪いな・・・」
6番・レフト:アデルベルト「ううう、チャンスの度に空振りしてしまう・・・」
7番・サード:コンラッド「このベースの下には、何が埋まってるのかな?」
8番・センター:ユーディー「え? 『空飛ぶホウキ』に乗って守っちゃいけないの?」
9番・ライト:ラステル「ボールさん、ボールさん、ちゃんとこっちに来てね」

その5:カナーラント王国チーム
監督:オイゲン「村おこしに野球チームとは、ナイスなアイディアじゃ」
1番・センター:カタリーナ「来た球を打って、来た球を捕る。簡単なことでしょ」
2番・セカンド:パウル「オイラの背の届かない球を打つなんて、ひきょうだぞ!」
3番・レフト:バルトロメウス「おい! なんでロードフリードが4番でエースなんだよ!?」
4番・ピッチャー:ロードフリード「ふふん、人徳の差というやつかな、バルテル」
5番・キャッチャー:ローラント「さあ、私の胸に飛び込んで・・・いや、投げ込んで来い!」
6番・ファースト:ダスティン「鍛冶で鍛えたパワー、見せてやるぜ」
7番・ライト:ミーフィス「ぷは〜! おいし〜い!(←飲んでる)」
8番・サード:ヴィオラート「ブリギット、大丈夫? 無理しない方が・・・」
9番・ショート:ブリギット「ケホ、ケホ・・・。ロードフリード様のためなら――!」

追加のおまけ:レガルザインチーム
監督:ゼルダリア「あいたたた・・・。こりゃ、ボサっと見とらんで、だれかマッサージしておくれ」
1番・センター:リイタ「飛んでっちゃえ〜!!(超ふっとばし炸裂)」
2番・ライト:クレイン「しまった! ボールを源素還元してしまった・・・(守備妨害です)」
3番・レフト:マレッタ「教えてやる! ベースボールというものを!!」
4番・サード:アーリン「飛べ・・・。 そして、場外へ消えろ・・・」
5番・キャッチャー:ベグル「秘打! 超爆裂神龍皇牙――こ、こら、言い終わる前に投げるな!」
6番・ファースト:デルサス「こ、こら、そこのデランネリ村応援団! 垂れ幕に本名を書いて応援するな!」
7番・セカンド:ブレア「おーほほほほ! わたくしの手にかかれば、野球などちょろいものですわ」
8番・ショート:ビオラ「ええと、今日はどんなふうに守ればいいのかな。何でも言って・・・」
9番・ピッチャー:ノルン「う〜!! アウトになるのニャ〜!」


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