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〜130000HIT記念リクエスト小説<烈さまへ>〜

友情はシアよりも重く Vol.2


Scene−4

その日の夕方。
3人は森の中の空き地にキャンプを張り、火をおこして夕食の準備に入っている。
マルローネに食事当番をさせるのは自殺行為だというクライスの意見が通って、料理をするのはシアとクライスが一日交代だ。マルローネは水を汲んで来たり火の番をしたり、魔物避けの『ガッシュの木炭』を砕いてキャンプの周囲に振り撒いたり、いわば下働きをぶつぶつ言いながらもこなしている。
クライスが作る今日のメニューは、森で現地調達したヘビの肉とキノコのスープである。ヘビ肉は鶏肉に似ていて脂肪が少なく、淡泊であっさりしている。
「ああ、おいし〜い! クライス、お代わり!」
マルローネはがつがつと3杯目を要求する。
「あきれましたね。あなたの食欲には限度というものがないのですか」
クライスは嫌味を言いながらも、どこか嬉しそうにお代わりを盛る。
「それにしても、あんたの料理がこんなに美味しいとは、意外だったわ。もっと嫌味な味かと思っていたけど。誰にでもひとつくらいは取り柄があるものね」
「好きに言ってください。――おや」
クライスは、焚き火の脇にちょこんと座り込んで、お椀のスープをじっと見つめているシアに目を止めた。
「どうしました、シアさん。お口に合いませんでしたか?」
シアのスープは、ほとんど減っていない。
はっと気付いたように目を上げると、シアはクライスの視線に気付き、笑顔を作った。
「ううん、そんなことないわ。美味しいけど、ちょっと食欲がなくて・・・」
「大丈夫、シア? やっぱり、どこか身体の具合が悪いんじゃないの?」
早くも3杯目をたいらげ終えたマルローネが、心配そうに身を乗り出す。
クライスも眉をひそめた。
確かに、この旅の間ずっと、シアはあまり食べていない。以前から小食だったが、身体が弱い自分を自覚してか、無理にでも食べようという姿勢があった。ところが、今回はそのような意志すら感じられない。自分が食事当番の時は熱心に料理はするが、いざ食事となると、どこか放心したように焚き火の炎を見つめていたり、宙に目をさまよわせていたりする。
「ねえ、シア、クライスの不味い料理だから食べたくないのはわかるけど、少しは食べた方がいいよ」
「その不味い料理を3杯もお代わりしたのは誰ですか」
「残念でした。4杯だよーだ」
言い返したマルローネは、シアの顔を覗きこむ。
シアの顔がゆがんだ。苦しげに声を絞り出す。
「マリー、あたし・・・」
そのとたん、ぐぅ〜〜という派手な音が聞こえた。
「え?」
「これって――?」
マルローネとクライスが顔を見合わせる。同時に、シアの顔が真っ赤に染まった。
それは、まぎれもなくシアのお腹が鳴った音だった。
「ふ・・・ふええええぇ〜ん」
シアはスープのお椀を取り落とすと、マルローネに取りすがり、胸に顔をうずめてすすり泣き始めた。

「どう、シア、少しは落ち着いた?」
マルローネは、シアの肩を抱くようにして自分の隣に座らせた。
「ええ、ありがとう、マリー。でも、どうしてこんなところに・・・?」
シアは恐る恐る周囲を見回す。
「ほら、グランビル村にいた頃、よく木の上に登って、秘密のおしゃべりをしたじゃない。繁みの中にお菓子を隠して、秘密基地にしたり」
「そうだったわね。おてんばのマリーがあたしをあちこち連れ回すので、お母様はいつもはらはらしていたわ」
昔を思い出したのか、シアはくすくす笑った。
「それに、ここならクライスに盗み聞きされる心配もないしね」
食事の後片付けや火の番など、雑用をすべてクライスに押し付けて、マルローネはシアを誘って近くの大木のこずえを登り、脇に水平に突き出た枝に二人並んで腰を下ろしたのだ。
クライスはぶつくさ言いながらも、ふたりの友情を尊重して、焚き火の近くで後片付けに集中している。
「それじゃ、飲もう! シア」
マルローネはふところから『祝福のワイン』のびんを取り出して、振ってみせた。
「マリー・・・?」
シアが眉をひそめる。
マルローネは器用にコルク栓を抜くと、直接ぐいっとやって、シアに差し出した。
「ワイングラスなんて高級なものはないから、しょうがないよね」
押し付けられるようにワインを受け取り、シアはおずおずと口をつける。
「でも、マリー、どうして?」
「悩み事を話す時は、一杯飲みながらの方がいいんだよ」
「マリー・・・。それじゃまるで、酒場のおじさんだわ」
とはいえ、交互にワインを飲み交わすうちに、重かったシアの口も軽くなってきた。
「実は、あたし・・・」
そして、心に秘めていた悩みをマルローネに語ったのだった。
「えーっ!? それじゃあシアは、太ったことを気にしてたの!?」
マルローネはすっとんきょうな声を上げる。
「しっ、マリー、そんな大きな声を出さないで!」
「あ、ごめんごめん。でも、そんなことを気にするなんて――」
「だって、2ヶ月で8キロもよ!」
シアは真っ赤な顔で言った。酔いと恥ずかしさと半々らしい。
「病気が治ってからというもの、毎日すごくご飯が美味しくて、いくらでも食べられたの。お父様もお母様も、お屋敷の料理長もとっても喜んでくれて――」
マルローネは黙って耳を傾けている。
「でも、そのうちに、なんとなく鏡を見ると、頬がふっくらしてきたような気がしたの。ウエストもきつくなって、お気に入りのドレスも着られなくなったわ。胸もきついし、腰周りもきついし、とうとう、仕立て屋さんを呼んで仕立て直してもらわなければならなくなったの」
シアはため息をつく。
「マリーは知らないかもしれないけど、お屋敷には、あたしの健康管理のためにお父様が特注してくれた、体重を量るための天秤があるのよ。それで、気は進まなかったけれど、久しぶりに量ってみたの。そうしたら――」
再び、こみ上げてくるものがあったのか、シアはワインのびんをひったくって、ぐいとのどに流し込んだ。
「それがわかってから、意識して食事の量を減らすようにしたわ。でも、お腹はどんどん空くし――。あたし、もうどうしたらいいのか・・・」
マルローネを振り向き、真剣な目で言う。
「ねえ、マリー・・・。『やせ薬』を作ってくれない?」
「へ?」
こちらもワインで頬を染めたマルローネが、きょとんと目を見開く。
「『やせ薬』? そんなレシピ、聞いたことないよ」
「『エリキヒル剤』を作れたんれすもの、マリーなられきるわよね」
多少あやしくなった舌で、期待をこめてシアが言う。
「う〜ん、どうかなあ」
「マリー! 親友を助けると思っへ、お願い!」
その時、下の方からクライスの声が聞こえて来た。
「マルローネさん! シアさん! もう夜中を過ぎましたよ! 夜更かしは身体に毒です。明日に差し支えますから、そろそろ下りて来られてはいかがですか!」
「もう! うるひゃいな〜、クライス! こっひは今、らいじな話をひてるんだから!」
マルローネもろれつが回らなくなってきている。
だが、マルローネもシアも、自分たちが腰かけている大枝が、先ほどからみしみしときしみをたてているのに気付いていなかった。
「マルローネさん! まさか、酔っ払っているのですか!?」
「うるひゃ〜い! 乙女の会話を邪魔ひないで!」
マルローネが大きく身体を揺らしたとたん、大枝にかかった荷重は限界に達した。
めきめきという音と共に、こずえから枝が折れ、葉叢と一緒にシアとマルローネの身体は落ちていった。
「きゃあ!」
「なに!?」
もとより、さほどの高さではない。マルローネは厚い腐葉土の上に落ち、腰をしたたかに打ったが、すぐに起き上がった。
「はああ、びっくりした。シア、らいじょぶ、シア!!」
きょろきょろと見回す。
シアは、なにやら青い敷物の上に座り込んで、目をぱちくりさせていた。
「マリー・・・。あたひたち、どうひたの?」
「あははは、どうやら、重さで枝が折れひゃったみたいね」
マルローネは笑ったが、失言に気付いてはっと口を押さえる。
シアの目に、大粒の涙があふれた。
「やっぱり――。やっぱり、あたひが重かったから――」
「ち、違うよ、シア! きっと、あたしが暴れたから――あれ?」
マルローネの耳に、うめき声が聞こえた。どうやら、シアのおしりの下から聞こえてくる。
よく見ると、シアが下敷きにしているのは、クライスの青いローブだった。
「シ、シアさん・・・。どいてください」
クライスの弱々しい声がもれる。
「あ、ごめんなひゃい」
あわてて起き上がろうとするが、酔いが回ったシアは、足がもつれて再び腰から崩れてしまう。
つぶれたカエルのような、クライスのうめき声。
「シ、シアさん、重いです・・・」
それがとどめだった。
「重い・・・。やっぱり――!!」
シアは地面に身を投げ出し、号泣した。
「クライス! なんてころ言うのよ!」
うつ伏せにつぶれているクライスを足蹴にし、マルローネはシアに駆け寄る。
「シア! わかったわ、約束する! 絶対に『やせ薬』を作ってあげるわ!」


Scene−5

「こんにちは、来てあげましたよ」
軽くノックをして、クライスはマルローネの工房に足を踏み入れた。
シアと共に『メディアの森』へ行ってから、既にひと月が経過している。
あれからマルローネは人が変わったように、研究と実験に集中していた。かつて『エリキシル剤』の調合に取り組んでいた頃と同様、アカデミーの図書室に朝から晩まで閉じこもって難解な文献を読みふけり、講師のイングリドも「なにか悪いものでも食べたのではないか」とクライスに質問したほどだ。
赤いとんがり屋根の工房からは、悪臭や爆発音が昼となく夜となくもれてくるようになり、付近の住人も、再び悪夢の日々が戻って来たと不安げにささやき交わすようになった。
クライスもマルローネのことを気にしてはいたのだが、自分の研究も佳境にさしかかったため、しばらくは『職人通り』に足を向けられなかった。そんな時、マルローネから呼び出しを受けたのだ。
「わあ、クライス、待ってたよ」
「何ですか、その格好は。人を呼んだのなら、少しは身だしなみに気を使ったらいかがですか」
言いながらも、クライスはまぶしげにマルローネを見る。
豊かな金髪はすすにまみれてくしゃくしゃ、ローブは焼け焦げや薬品の染みで汚れている。だが、今のマルローネは全身からエネルギーがあふれているように感じられ、空色の瞳はきらきらと輝いている。
「その様子では、実験に一段落がついたようですね」
「えへへへ、わかる?」
マルローネは、作業台に置かれた数本の薬びんを示す。それぞれ、色の異なる液体が入っている。
「じゃーん! とうとう完成したのよ、『やせ薬』」
「本当ですか? 信じられませんね。私が読んだことのあるどの錬金術書にも、そのような薬は記述されていませんでしたが」
「へっへっへ、基礎だけに頼ってちゃだめだってことよ。どんどん応用しなきゃ」
「はあ」
「うん、だからね・・・」
マルローネは、クライスを覗き込むように身を寄せる。クライスの頬がわずかに染まる。
「な、何ですか」
「まず、自分の身をもって、体験してみない? あたしの『やせ薬』」
「はあ?」
「ほら、やっぱりシアって身体が弱いから、万一のことがあったら大変じゃない? ええと、何だっけ・・・リンショウシケンってやつをやっておかないといけないと思ってさ」
「ちゃんと漢字で言ってください」
「最初は、採取から戻って来た妖精さんに飲ませようとしたんだけどさ」
「どうしたのですか」
「みんな、逃げちゃった」
「・・・・・・。それでは、こういうことですか」
一歩引いて、クライスは眼鏡を整える。
「私は、人体実験の材料として呼ばれたというわけですね」
「まあ、平たく言えば、そういうことかしらね」
「冗談じゃありません。誰がそんな危険なこと――」
「説明も聞かずに、危険だなんてどうしてわかるのよ」
「それは、そうですね。では、説明していただきましょうか」
クライスの言葉に、マルローネは作業台のいちばん右に置いてあった薬びんを手に取る。
中身をビーカーに注ぎながら、
「これはね、昔の参考書に載っていた『パチパチ水』というレシピを応用したものなのよ」
そして、錠剤のようなものをポケットから取り出す。
「この液体に、この錠剤を落とすと――。ほらね」
あっという間に、ビーカーの液体はぶくぶくと泡立ち、もくもくと湯気のようなものが立ち昇った。
「空気より軽い気体が、大量に発生するのよ」
得意げなマルローネに、クライスは顔をしかめて問いかける。
「これがどうして、『やせ薬』になるというのです?」
「わからない? まずこの液体を飲んで、そのあと錠剤を呑めば、胃の中で軽い気体になるのよ。そうすれば、身体がふわふわ浮いて、体重が軽くなるでしょ?」
「ひとつ聞きたいのですが――」
「ん、なに?」
「その軽い気体は、元の液体の体積の何倍くらいに膨張するのか、参考書には出ていましたか?」
「ええと、確か一千倍とか書いてあったかな」
「それでは、間違いなく、飲んだ人は胃が破裂して死んでしまいますね」
「あ、そうか。あたしも、そうじゃないかな、とは思ってたんだけど」
クライスは眼鏡の奥の瞳を鋭く光らせ、
「だいたい、効果は二の次にしても、この薬は『身体を軽くする薬』であって、『やせる薬』ではないではありませんか。シアさんが本当に求めているものが何なのか、見失ってはいけませんよ」
「う〜ん、それじゃ、これもダメか」
マルローネは、青緑色の濁った液体が入った2番目のびんを見やる。
「何ですか、それは」
「うん、『グラビ石』を細かく砕いて蒸留水に混ぜてみたんだけど。身体が軽くなるかと思ってさ」
「問題外ですね。そんな異物を体内に取り込んだら、どんな悪さをするか、わかったものではありません」
「じゃあ、やっぱり、これを試してみるしかないか」
マルローネは、最後の薬ビンを取り上げる。そこには、いくつもの色が混じり合ったようなどろりとした液体が入っていた。
「これは、ちゃんと理屈にかなっている『やせ薬』なのよ。材料は、ちょっと言えないんだけどね」
「何ですか、それは」
不安げにクライスが見る。
「これを飲めば、胃や腸にたまっているものが、全部外へ出ちゃうの。もう何もかもよ。これを毎日飲めば、絶対にやせるわよ」
「マルローネさん、それは『やせ薬』とは言わず、『超強力下剤』と言うのではありませんか」
「あ、そうとも言うかもね。でも、理論的には合っているでしょ」
「理論的には正しくても、人として間違っています」
クライスはきっぱりと言った。
「確かに、これを飲めばやせるでしょう。でも、それ以前に栄養失調と脱水症状で寝込んでしまうでしょうね。それでは本末転倒です」
「でも、実験してみなくちゃ、そんなことはわからないじゃない」
「実験以前の問題です」
「うるさい! いいから飲んでみなさいよ!」
「拒否します」
「逆らうのね! え〜い、『生きてるナワ』!」
「やめてください!」
その時、工房のドアがノックされ、シアが飛び込んできた。
「マリー!」
「あ、シア!?」
「シアさん?」
『生きてるナワ』でがんじがらめにされかかったクライスも、縛り上げようとしていたマルローネも、顔を上げてシアを見つめる。
一ヶ月前に悩みをかかえて不安そうに工房を訪ねてきたシアとは、まったく違っていた。
満面の笑みを浮かべ、緑色の瞳は生き生きと輝き、生きる喜びに満ちあふれているように見える。
「マリー、聞いて!」
「どしたの、シア?」
マルローネがきょとんとする。『やせ薬』の調合に集中していたため、あの後ずっとシアには会っていなかったのだ。
シアは飛び跳ねるようにして、マルローネに近づき、両手を握りしめる。
「聞いて、マリー!」
「うん、聞いてるよ」
「あたし、体重が5キロも減ったのよ!」
「へ?」
マルローネが目を丸くする。身体にまとわりついていたナワを払い落としたクライスも、驚いたようにシアを見やる。
「でも、まだ『やせ薬』が――。もしかして、どこか他で『やせ薬』を手に入れちゃったの?」
「ううん、マリー、違うの。『メディアの森』から帰って、体重を量ってみたら2キロも減っていたのよ。きっと、魔物と戦って運動したのが良かったのね。それで、その後も、試しにあちこち街の外に出かけて、魔物と戦ってみたの」
「ひとりで――?」
「うん、マリーは忙しそうだったし、邪魔をしたくなかったから」
「そんな――! 危ないじゃない」
「大丈夫よ。それほど危険な場所には行かなかったから」
シアは微笑んだ。
「それでね、さっき、もう一度量ってみたら、また体重が減っていて――。だから、マリーに『やせ薬』を作ってもらわなくてもよくなったみたいなの。ごめんなさい」
「シアぁ・・・」
マルローネは複雑な笑顔を浮かべた。背後でクライスがほっと息をつく。
そんなふたりの心のうちを知ってか知らずか、シアは太陽のような笑顔を浮かべていた。


Scene−6

ドナースターク家の地下。
くぐもった声が、厚い扉の向こうから聞こえてくる。
「シア・・・。やっぱり、いいよ」
「だめよ、マリー。健康管理のためには、自分の体重も知っておかなくちゃ」
「でも、あたしはほら、元気だから」
「それとこれとは別。せっかく来たんだから、量っていきなさい」
「う、うん・・・」
がたん、と巨大な天秤が傾く音が聞こえ、ごとんごとんと重い丸石が置かれていく音が続く。
そして、しばらくの静寂の後――。
悲痛な叫びがドアを揺らして響いた。
「うそお?! そんなわけないわ! きっと、これは間違いよ、そうに決まってるわ!」
「マリー・・・。機械は嘘をつかないわ」
しばしの沈黙――。
そして、決意のこもった悲壮な叫びが聞こえてきた。
「決めた!! あたし、絶対に『やせ薬』を作るわ!」

その後、マルローネの『やせ薬』が『アイテム図鑑』に記載されたかどうかは、さだかでない。

<おわり>


○にのあとがき>

たいへんお待たせしました。「ふかしぎダンジョン」13万HITキリリク小説をお届けします。
13万のキリ番を踏まれたさんからいただいたお題は、「友情を確かめ合うマリーとシアの下で潰れてるクライス」というシーンのあるお話、というものでした。

瞬間、浮かんだイメージというのは、「マリープラス」の「伝説のふたり」エンディングでの一枚絵(笑)。こちらは潰れてるのが隊長でしたが、それをクライスに置き換えた感じで。
ストーリーの詳細を考える前に、イメージだけから思い浮かんだタイトルが「友情はシアよりも重く」。もちろん、「マリー」最大のイベントと言っても過言ではない「友情は何よりも固く」から取ったものです。

公式設定資料集「飛翔」では、マルローネの体重は「女の子に体重聞くなんてサイテー!」と、公表が拒否されていますが(「マリープラス」の設定資料によれば49Kg)、シアの体重計(?)で量ったら、何Kgだったんでしょうね(笑)。
ザールブルグでは体重をどうやって量るのか気になり、考えたのがこのドナースターク家特注の巨大天秤でした。本当はもっとコンパクトなものができているとは思うんですけど。

さん、こんなものでよろしかったでしょうか??


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