いつとも知れぬ時代――。
人里離れた深山の奥また奥に、その森はあった。
かつては“錬金術士”と呼ばれた限られた人々が、その地を訪れることもあったが、それも絶えて久しい。
それでも、そんな時の流れに左右されることもなく、かれらはゆったりのんびりと、変わりない日々を過ごしていた。
『妖精の森』――。
うっそうと生い茂った繁みを抜けると、ぽっかりと空間が開けている。柔らかな緑の草におおわれたその中央には、年古りた老木が、それでも往年のように豊かな葉を繁らせ、木漏れ日がまだら模様を作っている。
良質で新鮮なミルクを生み出すシャリオ牛がのんびりと草を食み、木陰に下がった球形の大きな茶褐色の蜂の巣ではキュクロスバチがぶんぶんうなりながら飛び回って、たっぷりと貯め込んだ蜜を守っている。
それらの風景の中を、ちょこまかと動き回る緑色の小さな姿も、はるかな過去から連綿と続いてきた変わらぬ風物であった。
暖かな日差しを浴びて回転ダンスの練習に励む者、木のこずえで昼寝をしているうちに寝返りを打って転がり落ちる者、空き地の北側を流れる小川で日がな一日釣り糸をたれる者、シャリオ牛の乳搾りをしながらもビンに詰める前に半分以上飲んでしまう者、何をしているのやら木造りの小屋の中に一日中閉じこもっている者・・・。
『妖精の森』の『妖精の村』で暮らす妖精たちは、いつも変わらぬ日常を過ごしていた。見るからにのどかで、平和そのものに見える日常を――。
しかし、そこには平和を脅かす影が、ひそやかに忍び寄っていたのだった。
「え、ええと、報告します・・・。行商に出かけたパテットが・・・、ぐすん、ハチミツとシャリオミルクを根こそぎ、強奪されたそうです・・・。ああ、なんてひどい・・・」
「オゥ、嘆くんじゃないよ、ピコ。ボクのところにも情報は来ているよ、諸君。ピノットとプリチェが、村はずれで鬼ごっこをしているところを背後から襲われたそうだ。さいわい、軽いけがで済んだけれどね。これは由々しき事態だよ、ベイビィ」
「ボクの聞いたところでは、ピッケが恫喝されて、ヤツのねぐらをタダで掃除させられたそうです。これまで集まった被害報告は二桁を数えていますな。ボクの計算では、なんらかの手を打たない限り、この『妖精の森』全体が蹂躙されることは100パーセント確実ですな」
「そのくらい、キミの計算がなくてもわかっているよ、ペーター。オゥ、しかし、どうしたらいいものか」
「ひ、ひょっとしたら・・・あああ」
「どうしたのですかな、ピコ? 泣いたりして」
「だ、だって、このままじゃ・・・。ボクたち、みんな、死んじゃうかも・・・」
「オゥ、縁起でもないことを言うのはよしたまえ。そんな言葉を聞いたら、みんなますます動揺してしまうじゃないか」
「しかし、ピコの意見にも一理はありますな。ボクの計算では、このまま事態を放置した場合、あのはぐれウォルフが妖精の味を覚えて、美味しいと感じる確率は――」
「よ、妖精を食べる――!? ひ、ひいいいぃ!!」
「オゥ、ピコ、しっかりしたまえ。ここでキミに気絶されては困るんだ」
「とりあえず、水を持ってくるとしますかな。ボクの計算では、ピコがすぐに気絶するのは恐怖に出会った時に精神を防御するための本能的な反応で――」
「ペーター、計算はいいから、早く泉へ行って水を汲んで来たまえ」
「はいはい。わかりましたよ、ピエール」
くずおれたピコを支えているピエールを残し、ペーターはよちよちと外へ出て行く。
ここは『妖精の木』のうろの中、一般の妖精たちは入室を禁じられている秘密の広間である。
『妖精の村』の幹部を務めるピコ、ピエール、ペーターの3人が、現在、村を襲っている災厄への対策を練るために、顔を突き合わせて相談しているところだった。
植物から進化した妖精族は、森の精霊の親類でもある。かれらは陽気で気まぐれ、遊び好きではあるが、動機付けがしっかりなされていればまじめに働くし、約束を守り、争いを好まない。平穏を好み、きわめて善良な種族である。危険な状況に陥れば、戦うことなど微塵も考えず、ひたすら逃げる。物理的に逃走することもあれば、今のピコのように現実逃避してしまうこともある。
そんな特徴を持った種族だから、妖精族は昔から、危険を近寄らせないように対策を講じてきた。
悪意を持った人間に森を荒らされないように目くらましの魔法をかけ、選ばれた“しるし”を持った人間以外は『妖精の森』にたどりつけないようにしたのも、その一例だ。森のクマには気前良くハチミツを分け与えて良好な関係を築き、地回りのウォルフの群れのボスには賄賂を贈って、手下のオオカミどもが妖精を襲わないよう頼んできた。それどころか、シグザール王国にある『妖精の聖域』などでは凶暴なヤクトウォルフが森への侵入者を襲い、不届き者が奥地へ入り込むのを防いでいる。
ここの『妖精の森』でも、代々、長老を中心に地域社会への親睦をはかり、森に住む野生動物との融和を保ってきた。
しかし、どこからか入り込んできた流れ者のウォルフには、通用しなかった。
これまでよほどひどい目に遭ってきたのか、そのウォルフは自分以外はすべて敵だと思い込んでいるようだった。地元のウォルフのボスと一騎打ちして倒してしまうと、はぐれウォルフは森で好き放題に振舞うようになった。
そして、いたずら半分に妖精たちをも襲うようになったのである。
ウォルフは肉食だから、植物性の成分からなる妖精は餌には適さないはずなのだが、逃げまどう小さな姿をいたぶるのが面白いのか、そのウォルフは執拗に『妖精の村』の周囲に出没しては、か弱い妖精族を襲い続けているのだった。
「それにしても、困りましたな。われわれ3人がいくら知恵をしぼって考えても、いい考えが浮かばないのですから」
持って来た水差しの水をピコに飲ませたペーターは、かん高い声で言った。
「オゥ、処置無しとはこのことだな。次期長老候補のボクたちでもナイスなアイディアが出ないとなると――」
「じゃ、じゃあ、やっぱり、ボクたち、死んじゃうんですね・・・」
気がついたピコが大きな目を涙でいっぱいにして、哀しげにつぶやいた。
ピエールが言った通り、この3人は村でも古株であり、経験も豊富である。しかも、会話からも推し量れるように、独特の個性を持っているため、次期長老の候補として選び出され、実質的に村の運営に当たっているのだ。
「フ・・・。残念だが、村を捨ててどこか遠くへ移住することも考えねばならないようだね」
「そ、そんなあ・・・」
「ふむ、一考に値する考えではありますな。しかし、ボクの計算では『妖精の木』を離れて健全な社会生活を営むことが可能かどうかは――」
「命あっての物種じゃないか、ベイビィ」
「で、でも、それって・・・、ボクたちだけでは決められませんよ。長老様に決断していただかないと・・・」
ピコが現実的な意見を述べる。
「だが、肝心の長老様があれではねえ。困ったもんだよ、フ・・・」
ピエールが背後の扉を見やって、肩をすくめる。
「まったくですな。そろそろ引退勧告をすべき時期なのかも知れませんな。ボクの計算では、事件を知って寝込んで以来、既に10日と5刻が経過していますな。疑いなく、精神的ショックによる昏睡状態が継続していると言えますな。再び覚醒する可能性は――」
「ふええぇん・・・。ボクたち、どうなっちゃうんでしょう・・・?」
ピコが嘆いた。
ペーターが言うとおり、森のはずれで妖精ピーポーがウォルフに襲われたという報せが最初にもたらされた時に、長老は「う〜ん」とうなって、そのまま一言も発せず部屋に閉じこもり、床についてしまったのだ。それ以来、叩いても揺すっても目を覚ますことなく、昏々と眠り続けている。
「ふぅ・・・」
3人は鏡に映ったかのように、同じ動作で大きくため息をついた。
その時、パタパタと足音がして、あわただしくひとりの妖精が駆け込んできた。
「た、大変たいへん!」
「まず、合言葉を言え!」
ピエールが冷静に言う。会議室を兼ねた広間には、限られた信用ある者しか入れてはならないと主張した長老が導入した、妙なおきてである。
「――高飛車!」
「――ブリギット!」
「よし、入れ」
まったく意味はわからないが、正しい合言葉であることを確認して、ペーターが新来の妖精を通す。
「ああ、ピッケルですかな。どうしましたかな」
「わかってるなら、合言葉なんて言わせないでよ〜!」
文句を言ったピッケルだが、思い出したように真顔になって叫ぶ。
「あ、そうだ! ――大変だよ〜、はぐれウォルフが、まっすぐ『妖精の木』に向かって来てるよ〜!」
「ひいっ!」
ふたたびピコが悲鳴をあげ、ふらふらと倒れ掛かる。
「オゥ、またかい」
抱きとめたピエールが水差しを逆さにして、ピコの頭に水をぶちまける。
気がついたピコは目を白黒させて、ぺたんと座り込んだ。
「みんなはどうしたのですかな? ちゃんと避難はできましたかな? ボクの計算では、こういった非常時の退避計画は――」
「ペーターの机上論は、何の役にも立たないですよ・・・」
「フ・・・。進退窮まったか。どうやら、この地の妖精族の歴史も、ここで終止符が・・・」
「ああ、ピエール! 気絶しないで!」
ピコがあわててピエールに水を飲ませようとするが、水差しは空っぽだ。
「誰か、水――、水を!」
「ボクの計算では、泉に着く前にウォルフに襲われる確率は――」
「もう、何やってるんだよ〜! このままじゃ、村は全滅しちゃうよ〜!」
「水〜!!」
「うろたえるでない!」
力強い声に、パニック状態だった広間は一瞬、静まり返った。
ピッケルが、ピコが、ペーターが――、気絶していたピエールまでが正気づき、その声の主を見つめる。
「長老様!」
みんなが口を揃えて叫んだ。
いつの間に現れたのか、背後の扉が開き、杖をついた長老の姿がそこにはあった。
白いひげは床に届くくらいに伸び、くっきりとした太い眉も雪のように真っ白だ。
「あ、あの、長老様、お身体はもう・・・?」
おずおずとピコが尋ねる。
「おかしいですな。ボクの計算では昏睡状態がここまで継続した場合、意識を明澄に保ったままで覚醒する確率は――」
「だまらっしゃい、ペーター。わしは気絶しておったのではないわ。“ひるね”をしておっただけじゃ」
「オゥ、やっぱりボケてきてるようだねえ」
ピコの耳に口を寄せ、ピエールがささやく。
長老は落ち窪んだ目でにらむと、右手に持った鍵を差し出す。
「ピコ、例の扉をこれで開けて、中身を出してきてくれんかの」
「ええっ、あの“開かずの扉”を・・・!?」
ピコが息を呑み、目を丸くする。
「何じゃ、なにか文句でもあるのかの」
「いえ、行って来ます」
ピコは鍵を受け取って、すっ飛んでいった。
ピコが言っていた“開かずの扉”とは――。
それは、『妖精の木』のうろのいちばん奥まった場所に取り付けられた扉である。現在の長老が就任した当初、自らの手で封印した扉で、以来数百年にわたって開かれたことはなかった。もちろん、中に何が入っているのか知っているのは長老だけだ。もっともピエールに言わせると、「長老様自身、ボケて何を入れたのか忘れちゃってるんじゃないのかねえ、ベイビィ」ということだったのだが。
「ひいはあ・・・。こ、これでいいんでしょうか。・・・もしかしたら、間違いかも。でも、扉の中にはこれしかなかったです・・・」
すぐに、ピコがなにやら長いものをずるずると引きずって戻って来る。
「オゥ、これは――!」
ピエールが息を呑む。ペーターも目を丸くして、
「これは計算外ですな。ボクの計算では、こんなものが『妖精の森』に存在するはずがないのですが」
長老は含み笑いをした。
「ふぉっふぉっ・・・。こんなこともあろうかと、大切にとっておいたんじゃ。さ、時間がない、装備するのを手伝ってくれんかの。どうも身体が固くなって、ひとりでは身に着けられんでの」
広間で一騒ぎあった後。
身支度を整えた長老は、ピエール、ペーター、ピコを従えて、『妖精の木』の正面に出た。
その時、それを待っていたかのように、広場の反対側の繁みをかき分けるようにして、灰色の毛皮をした巨大なウォルフが姿を現した。前足の一振りで、華奢な身体の妖精などは吹っ飛んでしまうだろう。毛皮のあちこちに古傷が白いぶちとなって残り、このウォルフが百戦錬磨の古強者であることを示している。凶暴な光をたたえた琥珀色の瞳は、正面に立ちふさがった妖精族の長老をしっかと見据えている。
普段なら広場をうめつくし、日向ぼっこをしたり踊りを踊ったりしている妖精たちの姿は見えない。かき消えたようにいなくなってしまっている。ウォルフを怖れて、やぶの中や木の上、小屋の中などに隠れているのだろう。
老獪なウォルフが口を開け、牙をむき出した。
恐れ気もなく、長老がゆっくりと進み出る。
「森の平和を乱す者よ、これ以上の乱暴狼藉は許さぬ」
重々しく長老は言った。ウォルフは小ばかにしたように、鼻面を軽く振った。
そして、前足で地面をかき、身を低くして突進の姿勢を見せた。
『妖精の木』の陰に隠れて、ピエールもペーターも不安げに見守っている。ピコはもう両手で顔をおおってすすり泣いている。
長老は、妖精の服の上に、奇妙なものを身に着けていた。右肩から腰に斜めに革のバックルを掛け、頭の後ろに長い棒のようなものが突き出ているのが見える。剣の柄だ。戦うということを知らない妖精族は、剣というものを見たことのない者も多い。
長老は、小刻みに震える右手を徐々に伸ばし、頭上にかざす。
「オゥ、手が震えているよ、ベイビィ」
「加齢による筋肉の衰退ですな。ボクの計算では、あの重量の金属を支えられる時間は――」
「ああああ、アルテナ様ぁ・・・」
ウォルフの力強い足が、大地を蹴った。
ものすごい加速で、ウォルフは突進する。この緑色をした小さな生き物は、逃げるばかりで反撃する気配も見せない。これまでの経験でそれを知っているウォルフは、大胆に真正面から突っ込んで行った。
ウォルフの鋭い牙が長老の喉元へ届こうかというその刹那――。
「どりゃあああっ」
若干、口ごもり気味の気合と共に、長老の右腕が一閃した。
銀色の光が、宙を走る。
ウォルフの胴体にのしかかられ、腰が砕けた長老はよろよろと地面に倒れた。
だが、そのウォルフには、既に首がなかった。長老の剣の一撃は、見事にウォルフの首を断ち切っていた。
「ちょ――長老様!」
ピエールが飛び出す。ペーターが続き、ピコもよろよろと、ウォルフの死骸ともつれ合うように倒れている長老に近づく。
「長老様! だいじょうぶですか!?」
「おかしいですな、ボクの計算では、こんな結果になるはずがないのですが」
「い・・・今のは、いったい・・・」
「あ、あいたたた、こりゃ、もう少し丁寧に扱わんか」
3人がかりで、ぐったりしたウォルフの胴体の下から長老を引きずり出す。そばでは、目をむいたままごろりと転がったウォルフの頭を、ピッケルがおそるおそるつついている。
「ふむ・・・、多少、腕が鈍ったかの。じゃが、長年のブランクからすれば、まあまあじゃ」
ピエールとペーターに助け起こされた長老は、満足げにつぶやいた。
「長老様、今のは・・・?」
ピエールの問いに、長老は鷹揚に笑って答える。
「『妖精さん抜刀術』・・・。昔取ったシノヅカじゃよ」
「あ、あの・・・、それを言うなら、キネヅカだと思うんですけど・・・?」
ピコのつぶやきも、長老の耳には入っていないようだ。
広場には、あちこちに隠れていた妖精たちが、おそるおそる戻ってきている。下生えから覗く顔、こずえの葉叢から見下ろす顔、小屋から突き出された顔、どれもぽかんと口を開け、信じられないものを目にしたかのような表情だ。
「キミたち、安心したまえ。暴れ者のウォルフは討ち取られた。長老様のおかげだ」
「そうですな。計算外のこととはいえ、これは嬉しい計算外でしたな」
「う、ううう・・・うう」
ピエールとペーターの言葉に、集まってきた妖精たちは、ようやく事態の推移を理解できたようだ。ピコが涙を流しているのも嬉し泣きだとわかり、妖精たちにも明るい表情が広がってきた。
「長老様、バンザイ!」
ピッケルが叫ぶ。
「長老様、バンザイ!」
歓声の輪は、次第に広場を埋め尽くし、森中に広がっていく。
「あ・・・あいたたた、どうやら、少し無理をしたようじゃわい」
「まったくですな。年寄りの冷や飯とは、このことですな」
「あ、あの・・・、冷や飯じゃなくて、冷や水だと思うんですけど」
「う、腕が・・・。こ、腰が・・・あいたたた、これは、またしばらく“ひるね”をして体力を回復させねばならんわい」
「オゥ、わかったから、おとなしく寝るといいよ、ベイビィ」
「こりゃピエール、わしを年寄り扱いするでない! ひとりで歩けるわい!・・・あたたたた」
3人の幹部に支えられ、長老は『妖精の木』のうろに消えていく。
その背後では、長老をたたえる妖精たちの叫びが、いつまでもこだましていた。
「長老様、バンザイ!」
「われらが長老、パウル様、バンザイ!」
平和なカナーラント王国の片隅で起きた、これはささやかな戦いの記録である。
<おわり>
<○にのあとがき>
突発的に浮かんできた、妖精さん物語です。
実は、10月の月代わり小話の読書嫌いのパウルに関連して、新羅命さんがルイーゼさんの酒場で、「パウルが○○になるなんて、想像つかないです」とカキコをされていたのです。
「ヴィオラートのアトリエ」に登場する“変な妖精”パウルは、某イベントで妖精の森の長老候補に祭り上げられてしまいます。もちろん小話も新羅命さんのカキコも、この長老候補パウルを念頭に置いているわけです。
さて、新羅さんのカキコを拝見したとたん、「長老様になったパウルを描いてみたい!」と、このお話のアイディアが浮かんできたわけです。
もちろん“ひるね”はHP・LPを回復させるためのパウルの特技ですし、“妖精さん抜刀術”も攻撃力の低さを補う必殺技です。
例の個性派妖精さん3人組を狂言回しに使い、登場人物(?)は妖精さんだけという狭い舞台ですが、お楽しみいただけましたでしょうか。
ところで、妖精さんたちが使っている合言葉には他にもいろいろありそうです(笑)。もちろんパウルが決めたわけですね。
駆け込んできたピッケルに合言葉を言わせるこのシーン、実は「風の谷のナウシカ」のとあるシーンが元ネタです。