作:鰍さん
エリーはこの頃ヒマだった。それはノルディスとアイゼルがいないからである。
ノルディスとアイゼルはやっと両思いになったらしく、カスターニェに、
デートをしに行っている。
実はエリーもカスターニェに行きたかった。
でも二人のジャマはしてはいけないと思って、行ってない。
「はぁ・・・なんかやる気ないなぁ・・・」
それもそーである。エリーは作り始めのガラスのクツもまともにやってないし。
「そ〜うだっ!飛翔亭でディオさんのうわさ話でも聞きにいこ〜っっと!」
エリーは、街を駆け抜けた。
一方、ノルディス&アイゼルは・・・・・
「ここは景色がいいですわねー。」
「そうだよね。今日は本当にミケネー島に来てよかったね。」
そう。ノルディス&アイゼルはミケネー島に来ていた。
ノルディスは遠くを見つめた。
「そうだ・・。エリーは今ごろ何をしているかな・・・。」
「きっと、私達が帰るのを、待ちわびていると思うわ。」
「そうだ、エリーにお土産を買おうよ。」
「いい考えですわね!・・・・でも、カスターニェには雑貨屋しかないですわ。」
目を光らせ、ノルディスは言った。
「僕にいい考えがあるんだ。」
「(コソコソコソ・・・・)」
話は変わって、エリーはどーしているかとゆーと・・・
「えっ?カスターニェにシャリオヤギがいるの?」
ぽか〜んとして、エリーは言った。
「と言っても、カスターニェの近くに新しく牧場ができたんだがな。そこのシャリオミルクはすごくうまいらしいぜ。」
(・・・!そうだ!ノルディスとアイゼルが両思いになった記念に(?)カスターニェの牧場のシャリオミルクでチーズケーキを作ろう!・・・・。
もしノルディスとアイゼルに見つかったらどーしよー。二人のデートに
私が入ったらいけないし・・・。あっ!まっいっか。変装していこっ!)
(普通は変装していくヤツはいるだろうか・・・・私(鰍)は思う。)
それから1日たち・・。
ガタン、ガタンガタン・・・・エリーとハレッシュとダグラスは馬車に乗っていた。
「ねぇ、二人とも、このカッコ、私だってばれないよね〜?」
エリーは心配そうに言った。
ダグラスとハレッシュが振り向くと・・・・
「・・・・プッ・・・おめーじゃねーけど・・・・プププッ・・・」
「・・・・・ププッ・・ばれないけどね・・うっ腹がいたい・・・」
「何で二人とも笑うの〜?!良いと思うんだけどね〜!!」
「それより、牧場に着いたぜ。ほら、用が有るんだろ。」
ダグラスがちょっと笑い顔で言った。
「うん。じゃあちょっとまっててね。すぐ戻ると思うから。」
エリーは牧場に駆け寄った。
「すいませ〜ん。だれかいますか〜?」
奥の小屋に、誰か人が見えた。
「・・・・わしゃに・・なにか用かの・・・?」
奥から、老人が一人出てきた。
エリーはシャリオミルクがもらえるか分からないが、用事を言ってみた。
「すいません。わたし、ここのシャリオミルクがおいしいって聞いて、ちょっと、買いに来たんですけど・・・」
老人はすこしだけ考えこんで、こう言った。
「いいですよ。好きなだけもっていってくれれば、わしゃはうれしいが。」
「あ、ありがとうございます!」
「今さっきの二人組にもそう言われたよ。買いに来たって。ほら!あそこにいる人だよ。」
「二人組・・・?」
エリーはまさか!と思って後ろを向いた。すると・・・・・
「やっぱり!!ノルディスとアイゼルだ〜!!」
エリーより一足先に、ノルディスとアイゼルがここの牧場にシャリオミルクを買いに来ていた。
「あっ・・・・エ、エリー。どうしたの?・・・・なんで変装なんてしてるの?!」
ちょっと真っ青な顔をしてノルディスが言った。
「エリー!!?・・・ププッ・・・なんて格好してるの?!・・ププッ・・あ〜おなかがいたいわ〜。」
やっぱり、エリーの変装はばれたようだ・・・。(笑)
「てゆーか、なんでココにいるの?ミケネー島に行ったんじゃ?」
「あははは・・・」
「おほほほ・・・」
「っていうことですからさよ〜なら〜」
ドビュン!!と走り去っていきました・・・。
「いったいどうしたんだろう。なにかあったのかな?まいっか・・。あっ!!ダグラスとハレッシュさん待たせてた!!」
「・・・・遅い・・・アイツなんやってんだぁ?」
「もうすぐ来ると思うよ。ダグラス君。」
ダグラスとハレッシュは待ちくたびれていた。
「おまたせ〜!!ごめんなさい。ちょっと遅くなっちゃった・・・。さあ、帰りましょうか!」
やっと工房に帰ると、エリーはさっそくノルディスとアイゼルのためにチーズケーキを作り始めた。
それから5日たって、エリーが作っていたチーズケーキが出来た。
「ふぅ。やっとできたぁ!あとはノルディスとアイゼルが帰るのを待つだけだぁ。」
コンコン。
(あっもう帰ってきたのかも。)
「は〜い。あいてま〜す。あっ!!」
「ただいま。」
「楽しかったですわ。」
そこには、ちょっと日焼けした(?)ノルディスとアイゼルが立っていた。
「おかえり!!どう?楽しかった?あ・・・あの時あっちゃって、あたし、ジャマしたかなぁ・・・。」
「ううん。別に。アッ、アイゼル。あれを・・。」
「あっ、そうだったわね。」
ゴソゴソゴソ・・・・
「??」
「はい。お土産のチーズケーキよ。私とノルディスで作ったんだから、ちゃんと食べてよね。」
(あちゃ〜・・・。ノルディス達と同じ物作っちゃったけど・・・・。いいか。)
「ありがとう。あのね・・。わたしもね、アイゼル達にチーズケーキ作っちゃったんだけど・・・もらってくれる?」
そのとき、アイゼルが照れながらこう言った。
「私達にせっかく作ってくれたんなら、食べるわよ。」と。
それから、チーズケーキをおいしそうに三人で食べたってよ。
<おわり>
《あとがき》
鰍初☆の小説が2月28日にできました。
うぅ・・・。つかれたぁ・・・。
やっぱり、小学生だからかなぁ・・・。
この作品をきっかけにドンドン小説を書いていけたらいいな。と思います。
チナミにこの作品で「なんでぇ?」って思ったことがあったらあまり気にしないで下さいね。(笑)
小学生ですので。
あらためて、ど〜もこの作品を読んでくれてありがとうゴザイマス。
やっとこのエリーのチーズケーキ。を打ち終わったので、ポケモンをパッパとやってしまおうと思います。
ではまた鰍をよろしくお願いします。さよ〜なら〜。