DISNEY   LIFE

1999年2月20日(土)〜21日(日) 晴れ
祝え旧正月・皇帝ミッキーに謁見の巻

パークに行く前に、予習をする。もちろん、カリエンテ!カリエンテ!をミッキーのもとで確実に踊るためだ。ダンスは、「What’s  Up at Tokyo Disneyland」でミッキーが教えてくれたので、それを何回も巻戻しして覚えた。音楽は、いつもシーズンの初日に売られるCDが今回なぜか発売が2月であった。ゆえに発売後即買いに行き、何回もかけて自然と覚える。実はこのグランドフィナーレの曲、「ミッキーのマジックランド」の次に大好きな15周年ソングとなった。ノリがよくて、まさに最後にふさわしく、歌詞も素敵だった。「It’s  a special way for us  to say Happy Birthday Tokyo Disneyland」・・・そうか、15周年のお祝いって、東京ディズニーランドにお誕生日おめでとうって言うためのものだった・・当たり前のことなのだが、改めて気付かせてくれた。その最高の手段が、このカリエンテ!カリエンテ!なのだ。「Our  one festival is the best carnivale  of the year!」まさにその通り!一年で、一番、最高のシーズンが、このグランドフィナーレなのだ・・・終わっちゃうのは、やっぱり淋しいけど・・・。

そして今回、このグランドフィナーレ期間中に、2月12日〜21日まで中国の旧正月をお祝いするイベント、「チャイニーズ・ニューイヤーズ・グリーティング」が開催された。なんせ初めてのイベントである。しかも我々の行くのは最終日とその前日という最悪の日程。大学時代の友人たちとのインパークのため、一日中そこにいるわけにもいかない。到底満足するようなグリーティングは期待できなかったが・・行けるだけでも幸せというものである(^^)。今回はサンルートに一泊のプランである。

飾り付け こんなに並んだの久しぶり
紅紙(ホンツー)というらしい チャイニーズ・ニューイヤーズ・・・おなかすいた

案の定・・・グリーティングのミニパレードがやってくるアドベンチャーランドは、これでもかってくらいの人・人・人!!こ・これは見られるのか・・(^^;)?不安に思いつつ、待ってみるも、やはり人の頭の向こうになにかがいる・・くらいの認識で、とてもではないがグリーティングなどという表現には遠い。ひいぃ・・なんとか、皇帝姿のミッキーのお顔を拝見する事はできたが、全身は拝めない。ミッキーが皇帝の姿というのは、事前にそのコスチュームを着た写真が発表されていたから知っているにしても、ミニー!!ミニーの皇后姿を見てみたかったのに!ミッキーがこんなんだから、きっとミニーはきらびやかなんだろうなぁ・・と楽しみにしていたのにーー!顔しか見えなかった・・・一日何回かパレードがあるといっても、入れ替え制でもないため、これ以上良い場所など望めそうもない。ああ、惨敗・・・。それでもちょっと彼らの仕草を見られてよかった。さすが皇帝なだけあって、動きもどこかしらゆるやかで、堂々とした威厳さえ感じられる・・気がする。群がる民衆に手を挙げて応える皇帝・・てな図であった。さすが役者である。
ああ、それにしても悔しい、せめてスペシャルセットだけでも食べてやる!ということでチャイナボイジャーのものすごい列に並ぶ。1時間以上は並んだだろうか・・・ようやく、スペシャルセットをゲット!食べ物にこんなに並ぶのは、久しぶりのような気がする。メインの餃子のスープは熱く、冷え切った心にしみた。美味しい・・・このスープ、定番メニューにしてくれればいいのに!並んだ甲斐はあったというものだ。

中国4千年・・ 皇帝と皇后がお見えあそばされた チ・チー・・・!!
チャイナ風コスチュームがカワイイ 何を着ても似合うのね!
和服とはまた違った良さ
皇帝、今年の年貢はこちらです
皇帝「うむ、来年も頼むよ」

ふぬけた私に、一筋の光。これら3枚の写真は、友人のはるひちゃん提供のものである。彼女も21日に行き、根性で写真を撮り、焼き増ししてくれた。感謝感激、初めてミニーの全身を見ることができた!それより何より、一番右の写真に注目・・・なんとチーズのおそなえが!!なんたる芸コマ!私らの間では「おせチーズ」と呼ばれ、爆笑の種と化している。ああ、こんなにかわいかったのに、短い期間でしかも大混雑で、堪能できた人は多くないと思われる。本当に勿体ない。ムーランとのグリーティングもできたのだが、どこにいるのか人の頭ばかりで皆目見当もつかない。アジアのお祭りのイベントなんて珍しい上に、意外にもオリエンタルな雰囲気にキャラクターがマッチしている、素敵なイベントであると思うので、ぜひ来年からはもっと多くの人が見れるようにしてほしいものである。せめてプラザを一周してくれれば・・・(^^;)

さて、念願のカリエンテ!カリエンテ!への参加と行こう。前回学習した通り、ミッキーの下で踊るため、トゥモローランドのルートから参加するので、ミート・ザ・ワールド脇パレードが出てくるところ付近で待つ。パレードがスタートし、ダンサーのあとについていったらもうあとは根性!前の人を押さないよう、でも流されないよう、横入りのゲストを入れさせないようブロックしつつ、前進する・・・と、あああ!!!プラザでは、ミッキーが私たちを待っている!!この瞬間は今でも忘れられない。パレードルートは私たちのために空けてあり、このルートはミッキーへと導いてくれる道なのだ。なんとかパレードルートに出られた、ああミッキー、会いたかったよ!!見上げればカーニバル姿のミッキー、相変わらずの高いフロートで、リフトがしなるほどに激しくダンスしている。ああ、ミッキーも私たちと同じ、あのダンスをしているのね!目印として黄色いリボンをつけたタンバリンを手に、私たちも踊る、踊る・・と、フロートが動き始める。そうか、本当のカリエンテは、こうやってゲストを巻き込み、フロートもプラザを一周するのね!・・と、待てよ、これでは進行方向の後ろにミッキーがいるではないか、み、見えない・・・でもいい、こんなことでもなければ自分パレードなんてできないのだから。みんなで「Hey oh」の部分でタンバリンや手を振り振り、あのダンスをしつつ、パレードする。・・しかしやってみて分かったが、けっこうフロートは早い!しっかりガンガン歩いていかないと置いていかれる。のんびり歩いているのではないのだ、パレードダンサーってすごいなぁ・・。しかし、あのダンスをちゃんとやろうと思ったら、足の動きの関係で前には進めない。その場で止まってダンスする人、無理矢理歩きながら踊ってしまう人、さまざまであった(笑)。私たちはというと、たまたま周りにゲストが少なかったのをいいことに、存分にオーバーアクションでダンスできた(笑)。ああ、優越感ってこういうこと・・?誰もおまえなんか見ちゃいないってのは分かっているが(笑)、やっぱり後ろにミッキーを背負ってパレードできるなんて、幸せの極みである。

ビバビバ・マジック! カリエンテ・マジック!
ビバマジ待機中に撮影・・・HOT!HOT! ノリノリだ!素敵だミッキー!

プラザ一周の旅は、かなり長い。後半にもなってくると、かなりの運動量だ。なんとか一周し終えると、フロートが元の位置で止まり、例の紙ふぶきを撒く。ミッキーは大サービスとばかりに、どでかいかたまりごとブン投げる。私たちの頭の上に、いろんな色のミッキーが降ってくる・・これよ、これ!!もう興奮は絶頂、熱狂、大歓声のうちにパレードは終了、フロートは去っていった。残されたのは、地面に無数のミッキー型紙ふぶき。もうみんな拾う、拾う・・・!私もご多分にもれず、大・小ですべての色(赤・青・緑・黄・ピンク)を拾った。これはもう、パレード後の掃除などいらないくらい、キレイにみんな拾ってしまう。すごいと思ったのは、たとえ拾われずに道に紙ふぶきが落ちていたとしても、それがミッキー型をしているというだけで、ゴミではなく、ミッキーになる、ということである。TDLの道にミッキー型の紙が落ちていても、なんの違和感もない感じなのだ。そしてほっておけば、誰かが拾っていく。ミッキーだから。うーん、なるほどと思わされた。

グーフィー 帽子が素敵よ、ドナ 帽子は色違い!
おーい、ドナルド〜!
聞こえる〜?
おすましで、たそがれ中
どう?キマッてるでしょ?
聞いてないよ、ドナルドのやつ
ほんとにしょーがないな〜

それにしても、カリエンテの衣装のかわいいこと、カッコいいこと!特にドナルド!!ホレ直しました・・・素敵です、その帽子ったらもう、なんで4thまで着ないでいたの?!この姿は、1stシーズンのころからイラストでショッピングバッグなどにバンバン描かれていたのに、やっとグランドフィナーレでお披露目だなんて・・・色合いもデザインも、とにかく大好きである。よって、4thの合成テレカは私にとって最高に至福であった(^^)・・・なんせこの衣装のビッグ7に囲まれるのだから!ミッキーも、あの狭くて高いフロートのカゴの中で、ガンガンに踊りまくって、カッコいいったら。私たちと同じダンスのほかに、「ビバビバマ〜ジック」の部分では、まるで応援団のような(??)腕を振るダンスを見せてくれ、この動きをするミッキーがたまらなく可愛くて、本当にカリエンテは私にとって最高のパレード、いやグランドフィナーレ・セレブレーションであった!フロートと一緒にパレードするのも、ほんとうに興奮の体験だったし、なにせカリエンテのほかにも、ディズニー・カーニバル、ビバ!マジック、スターライトマジックと、まる一日素晴らしいプログラムの連続なのだ。ああ、できるなら永遠に終わらないでいてほしいが、それではグランドフィナーレではなくなる。この魔法が続くのもあと1ヶ月。分かっているからこそ、最後をめいっぱい楽しもうとするのだろう・・。その最後の舞台に、カリエンテ!カリエンテ!を用意してくれて、本当にうれしい。今まで経験したことのない、自分参加のパレード、忘れられないものとなった。

最高!4thシーズン


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