DISNEY   LIFE

1999年3月18日(木)〜19日(金) 快晴&雨
さよなら15周年・最終日・・魔法の解ける日

3月19日。15周年の最終日である。この日、できることなら朝からパークにいて、すべてのプログラムの最後を見届けたかったが、どうしても夕方まで抜けられない用事があり、しかし幸いにも舞浜に近いところでの用事のため、19日は夜に駆けつけることで我慢。それなら・・と、その前日、18日に15周年の昼間を最後に味わうべく、朝からひとりでインパークすることにした。最大の目的は、最後のビバ!マジックである。

18日、およそ3月とは思えない陽気で、ますます自分の晴れ女っぷりにあきれる(笑)。朝一番にインパークして、まずは私にとって最後のカリエンテ!カリエンテ!への参加だ。今までと同じく、「ミッキーへの道」にスタンバイ、無事プラザに出る。ああミッキー、あなたの下で踊るのも、これで最後なのね・・などと感慨に浸りつつ、最後なんだから中途半端になど出来ぬ!とばかりに踊りまくる。今回も、パレードしないバージョンだ。最終日前日ということもあるのか、ゲストのノリも最高だ。ほとんど全員があの黄色いタンバリンを持ち、ウラにミッキーのサインが入っているものも多数。ミッキーの写真を貼っている人もいる。ちなみに私はウラにミニーのイラストを貼り、黄色いリボンをつけてバッグにぶら下げていた(^^)。ダンスしてる最中、となりにいた高校生くらいの女の子たちが、ミッキーの仕草ひとつひとつに「キャーッ!」「かわいい〜〜!!」などと騒ぎまくっており、そのテンションにまわりも乗せられて(笑)、素晴らしいひとときだった!もうほとんどのゲストがカンペキにダンスをマスターしているようで、ターンするところなんか上から見たらキレイだろうな、と思う。(以前高いところから見たが、見事であった)最高に盛り上がったカリエンテ、ついに終わってしまった。ミッキーの下で一緒に踊ったことは忘れないよ、本当に楽しかった!今までいろんなパレードを見てきたが、その中で一番盛り上がったのが、このカリエンテ!カリエンテ!だったろう。文句なしに、一番好きなパレードだ。初日はどうなることかと思ったが、参加してしまったらもう病みつきである。たった2ヶ月しか味わえなかったけど、だからこそHOTなセレブレーションであった。

そして、カリエンテ終了後、即ビバ!マジックの18時の回に並ぶ。19日、どうしても18時には間に合いそうにないため、これが私にとって最後の18時のビバ!マジックである。(・・・が、実は19日は雨のため、18時の回は中止になった。事実上、ほんとにこれが最後の18時のビバマジとなったのだ)ひとりのため、どこにも行けない(まわりの人や、キャストに声をかけていけば動けないこともないが)ため、ひたすら寝た(笑)。なんせこの日まで、連続で徹夜同然の生活だったのだ。それもこの日丸一日休みをもらうためである。パークでやすらぎを得るだなんて、普通考えられないことであるが・・というか、ショー待ちのシートで準備万端で寝るというのもあまり誉められたものではないが(苦笑)。でも2回目のカリエンテはひとりなのにも関わらず、その場で踊った(笑)。これこそが、私にとって最後のカリエンテなのだから!いいよ、変な子だって思われても、最後なんだから遠慮して後悔したくない!だが、踊るまではいかなくとも、まわりの人たちも立ちあがってリズムをとっていたりして、ちょっと心強かった。こうして、本当に私にとっての最後のカリエンテが終了した。ありがとう、ミッキー、楽しかったよ!(^^)

足が!! 仲良しさん

ディズニーカーニバルは、15周年が終わってもしばらく続くというので、ちょっと油断してのんびりその場から見る。昼の回のビバ!マジックは、しっかりとその目に焼き付ける・・。ものすごく遠くからであったが、私が涙まじりに見ているミッキーのソロダンスの高い足上げのシーンを撮ることができた。み・耳の真横に足が・・!さらに、セカンドフィナーレでは珍しいシーンが・・なんと、ミッキーとドナルドの2ショット!これだけでは別に珍しくも何ともないが、この衣装で、舞台のセンターにいるのはこの2人だけ、2人並んでみんなに挨拶しているサマは、まるで「次の主役はドナルドなんだ!みんな、よろしくね!」と言っているようで、なんだか微笑ましかった。「あああ、ミッキーとドナルドがぁぁ」なんて喜んでたら撮るタイミングを逸してしまい、この写真ではプイッとケンカしてるようだが(笑)、この2人が大好きな私にとってはもうウハウハな図であった。でもやたらミッキーの方が派手な衣装で、ドナルドはやるせない気分ではなかったろうか(笑)。

ラスト・ビバ! ラスト・マジックランド・・・ これよ、これ!

そして、私にとって最後(さらに18時の回は本当にこれが最後であった)のビバ!マジックが始まった。風のせいで完全バージョンとはいかなかったが、それでも本当に素敵なステージだった。生で目にするのは、すべてがこれで終わりである。ビデオでショー自体は何度も確認できるが、この同じ空気の中、心に響く音楽、肌で感じる臨場感、とにかく目の前で見せてくれるマジックすべてを脳に焼き付ける。私が愛してやまない「ミッキーのマジックランド」は涙をこらえながら、一緒に歌う。セカンドフィナーレでは、ミッキーが素晴らしいマントさばきを見せてくれた。この衣装もこれで最後なんだなぁ・・ああ、幸せをたくさんありがとう。15周年とともに始まったこのショー、こんなにも私を魅了したショーは、今宵、私に別れを告げた。さよなら、ビバ!マジック・・・1年間ありがとう。今でも大好きだよ。

ビバ!マジックのあと、会社帰りにかけつけてくれたなおちゃんと合流し、ミッキーに会いに行く。本当は明日行きたいところだが、そんな余裕があるかわからないので、今日のうちに「15周年おつかれ様」を言うためだ。「ミッキーおつかれさま、16周年も頑張ってね」と言うも、16周年はドナルドなんだよねぇ・・と心で思ったりもしたが、ミッキーは「頑張るよ!」とリアクションしてくれた(^^)。ホントに15周年はミッキーの魔法が炸裂した1年であった・・・。
このあと、クイーン・オブ・ハートのバンケットホールに行き、夕食を食べる。ファンティリュージョン中であったので、非常にすいていた。スターライトマジックは遠くから鑑賞した。スタマジの見納めは、明日のつもりだったので今回はここで良しとする。こうして、最後の15周年一日インパークは終わるのであった・・。

3月19日。正真正銘、15周年最後の日。15の魔法が解ける日、朝からひどい天気であった。前日の快晴がウソのよう、結局雨が降ってしまった。幕張で用事をこなしつつも、心はパークに飛んでいた。

最後のご挨拶
こんなに激しい雨の中・・・

この写真は、19日の18時の回のビバ!マジックの「ご挨拶」の様子である。この日行っていた友人のまゆみちゃん提供のものだ。雨のため、18時からの最後の最後のビバ!マジックは中止になってしまったが、代わりにキャラクターたちが出て来てくれて、「ご挨拶」となったようなのだ。要するに、私が見た18日のビバ!マジックが、最後の夜の回だったというわけだ。最後が見たくて雨の中待っていたゲストたちは残念だったろうが、ダンサーさんたちだって、最後を踊りたかっただろうに。こうして雨の中、15周年最後のビバ!マジックは、幕を閉じたのだね・・・。まゆみちゃんのコメントに「これで終わっちゃうんだなぁ・・って感じです」とあったが、まさにそんな感じだ。これで、ビバ!マジックは終わりなのだ。1年間続いた魔法も、これで終わり。明日からは、この舞台さえもなくなってしまうのだ。あのファンタジアのシーンも、シンデレラの変身も、ミッキーのマジックランドだって、もう2度と聴けない。見るたび泣けた、みんなのダンスだって、もう見れない。去年の4月15日にスタートして以来、この3月19日のフィナーレに向けて走り続けたショーは、こうして終わりを迎えた・・・。

ちょうどこの頃、私は舞浜に向かって電車に乗っているころだった。パークに着いたらもう18時半過ぎ。まさか挨拶なんてやってたとは知らないから、「ああ、最後のビバ!マジックは終わったのね・・」なんて、それはそれで淋しく思っていた。最後、どんな素晴らしいステージだったんだろうな、と思いつつ。さて、私に残された15周年プログラムはただひとつ、スターライトマジックだ。15周年が終わっても、4月15日から再開するとはいえ、15周年中に見られるのはこれで最後。どうしても見ておきたかった。なのにやまない雨。でも多少の雨ならやってしまうから・・と、傘をさしたまま、パレードルート沿い、ちょうどトゥモローランドテラスが見えるあたりから、スタマジを待った。・・・と、ついに15周年最後のスターライトマジックが始まった!アナウンスの「15thアニバーサリー」の部分は、次からはそっくり入れ替わるのだろう。ショー自体はまた見られるとはいえ、やっぱり淋しい。いつもと同じく、ビッグ5が出てくる。ああ、こんなに雨が降っているのに、舞台の方にまで・・!感激で涙が出そうだった。実はこの日、最初の部分がちょっと音が遅れていたのだが、そんなことは忘れてしまうほど、フィナーレは心に染み付いた。ああ、これで、本当に、すべてが終わったのだ・・。15周年にかけられた、すべての魔法が解けた瞬間だった。

魔法の解けた夜

←これは、昨日と同じく後から合流したなおちゃんに傘をさしてもらいつつの撮影だった。スターライトマジックが終わったあと、キャッスルはこんな色になる。しかししばらく経つとこの色も消えてしまう。実際、この写真を撮って数秒後に、消えてしまっていた。その消える瞬間を、偶然にも目にしたのである。それは、まさにマジックの終わりを告げているようで、悲しくもあり、美しくもあった。

・・・あああ、なんだか今まで綺麗事を並べているが、実際のところ、「終わっちゃったよぉぉ〜・・・」なんて長いため息をつきつつ、ガックリとしていて、とてもこんなに惜しみつつ愛でるなんて余裕は持っていなかった(^^;)。ホントに、この瞬間にここにいられたことだけを、感謝するのみだ。

15周年、王国史上最大のカーニバルの名は、ウソではなかった。1年を4つのシーズンに分け、それぞれのシーズンで、いろんな顔を見せてくれたTDL。魔法の始まり、1st・・・夏の夜の幻想、2nd・・・今までになく陽気なクリスマス、3rd・・・そして、グランドフィナーレの名にふさわしく、1年で一番興奮のシーズンだった、4th・・・。そのすべてが、この日、この夜で終わろうとしている。ああ、もうほんっとう〜〜に、楽しかった!!この1年のことは、一生忘れないだろう。こんなにもスペシャルな1年を、どうもありがとう。キャラクターも、キャストも、ダンサーも、裏方さんも、みんなみんな、お疲れさま(^^)。そして、1年通いまくったゲストもお疲れ!(笑)
魔法が解ける日、それはすべてが終わる日ではなく、新しく始まる魔法へ向けて走り出す日でもあるのだ。

最後の光

ありがとう15周年!


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