DISNEY   LIFE

1999年7月18・19日(日〜月) 晴れ
新しい夢、始動。ワンス・アポン・ア・マウス初公演

ついにこの日がやってきた。フィール・ザ・マジックが終了してから、はや1ヶ月。新しいショーベースでの、新しいショーが始まる。その名も、「ワンス・アポン・ア・マウス」!初日公演は、7月19日だ。

7月18日(日) 晴れ

日記を見てもらえば分かる通り、パークに着いたのはかなり遅い時間であった。即ショーベースに向かう・・と、やっている!明日の正式な公開初日を前に、テスト公演が!私のワンス初体験は、脇からのぞくことで始まった。ああ、ウワサ通りのエンディング・・・明日、きちんと座って見るのがとてもとても楽しみだ(^^)。
夜は、三脚を使ってのスターライトマジックの撮影に精を出す。これから3日間連続インパークだが、すべての夜を写真に収めようと思う。あと何回見れるか分からないから・・・天気・風の影響が強いショーだから、見られるときに悔いのないように、楽しんでおきたい。ああ、そういえばミッキーが15周年の2nd初日にこの夜の魔法をかけてから、ちょうど1年がたったのだ。初日は7月17日だった・・。早いものだ。

7月19日(月) 晴れ

朝一番で、ショーベースに向かう。もちろん、正式な初日・初公演を見るためだ。ちょうど舞台正面、真ん中より少し後ろくらいの位置に座れた。初日とあって、関係者席も賑わっている。ショーベースは何が変わったかって、両脇に大きな画面がついたことである。ショーが始まる前は、客席をカメラが写し、その映像が画面に映る。周りの人は「野球場みたい!」と言っていたが、私はひとり「B’Zだ!!」と思っていた(笑)。というのも、ただ客席を写すだけでなく、ちょっとしたお遊びをしていたからなのだ。かわいい子供が写ったら、ハートマークを重ねたり、画面を半分にして、鏡のように対称に見せたり。B’Zのライブで、やっぱり公演前に客席を写し、プリクラみたいに画面の絵と人物を重ねるとかいうお遊びをやっていたため、そう思ったのだ。B’Zのメンバーと画面で2ショットしちゃったり、なんてのもあった・・ミッキーと2ショット!・・なんてやってくれないかな(笑)。そのうちに、その画面にはディズニー映画の場面が、次々と映し出されるようになった。そして・・初公演の開幕である!

ちなみに、わざと期待を持たせるために、肝心のシーンを載せてなかったりします。
ぜひ、実際目で見て確かめて!絶対、生で見る方がいい!

看板 タイトル 主役、登場! オープニング!
新しい夢が始まる ついに開演! 気球に乗って登場 ボーが!ムーランが!豪華なオープニング

衛兵のような人たちが開幕を知らせると、ついに、幕が開く・・と、このオープニングには、歓声があがる!無理もない、なんて豪華なステージ・・ビバ!マジックのシンデレラが出てくる直前の、みんなが一斉に動き出すシーンを見ているかのようだ。そして我らがミッキーは気球に乗って登場!ワンマンでは白黒のストップモーションから、フィールでは舞台下から背を向けてのキザな登場だったが、今回はかわいらしい(笑)登場だ。

タイトル 美容院なの デイジーとお客様のアリス 史上最高のカップル
デイジーが経営してる そ・その頭は! オシャレは女の子だけの特権! お互いに夢中!

しばし幕間、そして舞台は一気にショッキングピンクの世界・・女の子だけのステージ、愛するミッキーのために女を磨く、ミニー。ミッキーとデートするために、こんなにキレイになろうとするなんて、かわいらしいったら!そして、ついに彼が迎えに来る・・彼もオシャレしてるところが、なんだか70年も一緒にいるのに、新鮮さを失わないミッキーとミニーたるところなのだろうか(笑)。やっぱりベストカップルだなぁ(^^)。この女の子だらけのステージに、ミッキーただひとりが男の子(美容師ダンサーは除く)っていうのが、珍しくって、私のツボであった。ミニーはよくミッキーのことを「キュート」と言うが、やっぱり彼はキュートだ・・(^^)

タイトル タダではすまない雰囲気 アタマも爆発!
これがホントの・・ ベートーベン?!小沢征爾?! 楽譜も役に立たん!!

さらに幕間、そして・・なんとフルオーケストラの登場だ!指揮者は・・ここで場内大爆笑。どどど、ドナルド?!どうしたの、その頭!!(笑)なんだかミッキーの大演奏会を見てるようだが、ミッキーは風に飛ばされながらも必死に指揮してたのに対し、ドナルドは終始オーケストラの勝手な演奏に振り回されっぱなし(笑)。シリーシンフォニーシリーズとタイトルをかけてるところがミソ。セリフは英語なので、つまりドナルドの声は本場の声であり・・これがまたかわいくって、どうしようもない!(笑)ドナルドのかんしゃく大爆発な笑えるステージであった。

タイトル アニキ、おつとめごくろうさんです ストリートっぽくてカッコイイ 悪い奴
まるでウエストサイド サイドカー付きで登場! ミッキーはやっぱりリーダー!
銀色、ハードな色、とってもsweet♪
I’m BAD!

お次は、打って変わってウエストサイドストーリーみたいな世界観。なんたってミッキーの登場シーン(笑)。ステキすぎます、アニキ・・。ダンスもカッコよく、いいカンジのところに、来た来た、悪いヤツラが!どうやら向こうのリーダーはガストンのようだ。実はガストンのダンスにちょっとクラクラきた私・・ヤバイだろうか(笑)。ここで一悶着あり、無事にガストンたちを追っ払い、キメ!

タイトル 飛びます、飛びます! やればできるじゃん! 魔法をお願い、ティンク
グーフィーオンステージ! おおお〜?! キマッてる! ティンクが・・・

次は、なんとグーフィーが主役だ!3変化で楽しませてくれる・・(もうひとつは、実際に見て欲しい)闘牛士スタイルでフラメンコの女性を抱きかかえるところなんて、グーフィーったら彼女の足をなでさすったりして、ちょっとやらしいぞ(笑)。でも彼って、背が高いし、ちゃんとダンスすればカッコいいのよね・・で、絶対どこか抜けてるのだが、それがいいところなのだ。グーフィーのシーンが終わると、幕からミッキーが登場。そしてティンカーベルを呼び、フィナーレへの魔法をかける・・。

正統派お姫さま ししし白タイツがぁぁ・・ 紙ふぶきも捕まえて
姫、お手をどうぞ・・ 王子サマ、迎えに来て(笑) 豪華なフィナーレ・・

なんだか今までにない、フィナーレって感じだ。一気に盛り上がっていくというより、静かに、段々と魔法が染みとおっていくような・・そして、ラストは客席まで巻き込んで・・・・・お楽しみに(^^)。

どちらかといえば、ワンマンに近い感じだろうか。とにかくキャラクターがたくさん出てくるので、ひとりでも好きなキャラクターが出ていれば、思い入れは随分違うというものだ(ボー〜〜!!)。音楽も、やっぱりディズニーしてるのだが、ギャングのシーンは、ちょっと新鮮かも。とにかく、見てみなければ始まらない!初日初公演を見て、すっかりワンスの世界にハマってしまった。ワンマンとも、ちょっと違う、フィールとももちろん違う、新しい魔法の登場に、これからこのショーをたくさん見ることができるんだという喜び、もうたまらない空間だった。全く新しいものをドキドキしながら迎え入れ、「夢見ることの大切さ」は、ショーを見る前から始まっていたのかもしれない。大拍手のうちに、初公演は幕を閉じた・・。

それにしても、ミッキーたちのセリフがすべて英語なのはびっくり。ワンマンでの「生きるべきか、死ぬべきか」なんて言ってるミッキーもかわいかったけど・・良く考えてみればフィールにはミッキーのセリフはなかった・・。(昔はあったみたいだけど・・CDには入っている)どちらかといえば、やっぱり英語をしゃべっていて欲しいから、ワンスはうれしい。でもまだ何て言ってるのか分からないけど(笑)。ショーは、セリフで笑うんじゃなくて、セリフなんてわからなくったってダンス、仕草、動き・・言葉よりも雄弁なものがあふれているのだから、心配はないと思う。ラスト直前、ミッキーが回転木馬を見て「ワ〜オ・・」とつぶやくのが気に入った(^^)。

ワンマンも好き、フィールも好き、そしてワンスも大好きになった。この新しくなったショーベースで、これからたくさんのゲストに夢を見せていってくれるだろう。そして、私もガンガン、ショーベースに通うことだろう(^^)。

昼すぎ、日記の方にも書いたが、パークを抜け出し新宿に向かった。セーラーミニーの衣装の布を買うためである。ここの詳細についてはセーラーミニーへの道を見てもらうとして、夕方過ぎにパークに戻り、昨夜と同じくスターライトマジックの撮影の準備に入る。いろんなパターンで撮ってみようと思い、今回はクロスフィルターを使ってみた。カメラの位置は固定してあるので、ファインダーは覗かず、手でシャッターを切るだけ、目はキャッスルに集中する・・ああ、夏の夜の魔法は、やっぱり素晴らしい。写真は、のちに公開しようと思う・・。さて、明日もインパーク!


Home Back