《楽しみは 身体の動き それなりに》

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 福祉関係の法人が希望を募った高齢者に月刊の「たより」を発行しており,その紙面の一部に短い文章を依頼されて掲載させていただいています。3月号に寄せている草稿を以下に例示しておきます。

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 〜三寒四温〜
 寒い日が三日続いた後四日ほど暖かい日が続く,その繰り返しの後,冬から春へ気候が移っていきます。
 縮こもりがちな身体を少しでも動かしたいという思いが湧いてくると,生きる楽しさを招き寄せてくれます。動かすのは元気な手足だけに限ってはいません。口を動かして話をしたり歌ったり,舌で甘いお菓子を味わったり,目で春の景色を追いかけたり,鼻で花の香りを嗜んだり,耳で渡り鳥の囀りを確かめたり,肌で春風を感じ取ったり,頭でスマホの情報をあれこれ考えたりできます。
 周りの人や自然との間を確かなものとして行動し意識できることで,人+間=人間として穏やかに生きていくことになります。三寒四温に促されて五感六穏の暮らしを見つけてみませんか。
    楽しみは 身体の動き それなりに
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 五感六穏とはもちろん勝手な造語です。三寒四温に続けてつないでみただけです。それなりの背景を前置きにしておきましたので,一時でも面白いと思っていただければいいのです。
 生きていく気持を発揮し続けるためには,自らに持ち合わせている生きる力を働かせることが必要です。力は使わないと衰えていくものです。力を使ってどんな価値が生み出せるかは結果でしかないとして,まずはできることに向けて使っていきたいと思っています。

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(2025年02月16日:No.1299)