*** 子育ち12章 ***
 

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「第 67-02 章」


『子育ちは 周りの皆と 関わって』


■子育ち12次元■

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『子育ち第2次元』

【私は皆と一緒に育っていく】

《まえがき》
 この子育て羅針盤では,子どもの育ちを6つの視点と2つの領域から理解することを目指しています。6つの視点とは,誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのかという問に沿うものです。また,2つの領域とは,自分自身の育ち(私の育ち)と他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ちの領域を想定しています。6つの視点にそれぞれ2つの領域を重ねると,12の論点が生じます。これが羅針盤の針路構成となります。
 この第67版では,子どもの育ちが目指していくべき12の次元について,短い文章にまとめたものをお伝えします。それぞれのお子さんに合わせて,応用して頂ければ幸いです。なお,マガジン最後にあるメール宛に感想などお寄せください。

《私は皆と一緒に育っていく?》
 子育ちの第2次元は,誰と育っているかという指標です。
  動物は親と一緒でなければ育たないという事例があります。
   人は人と一緒でなければ人として育つのは難しいでしょう。

 世間には,良くも悪くも,この親にしてこの子ありということがあります。
  親を見習うという育ちは,もう一人の子どもが親の目を持つことです。
   親はどうしているかを見て,自分を同じように振る舞わせます。

 公園で遊ぶよその子どもをじっと見ている,もう一人の子どもがいます。
  犬が吠えている姿と声を覚えて,自分に真似させてみようとします。
   ヒーローを真似て,ヒーローになる自分を誇らしく育てていきます。

 ママのお腹に赤ちゃんがいると,ボクはお兄ちゃんと思うようになります。
  パパに対して,ママと私は女性なのと自分を自覚していきます。
   人には名前があることを知り,同じだけど違うことを感じ取ります。

 よその家に遊びに行って,行儀よくしなければと我慢を覚えます。
  ブランコ遊びでは順番を待って友だちと仲良くしなければなりません。
   信号に従わないと危ないといった暮らしのルールを守ろうとします。

 もう一人の自分が他者を意識して,自分は何者かを理解します。
  自分の思い通りに振る舞ってはいけないことがあると教えてください。
   皆の中の自分という意識を持たせることが社会性のしつけです。



 情けない社会というべきか,子どもに危険が及ぶことを想定しなければなりません。ところで,道で出会う人が「不審者」であるかどうかの見分けを,子どもにどのように教えていますか? 怪しい人とは? 子どもは「黒い服を着て,サングラスを掛けた人。濃いひげを生やして派手な服を着ている人」などと答えるでしょう。実際は,スーツを着た人でもドロボウということもあります。知らないのに気安く話しかけてくる人,見つめてくる人,後ろについてくる人など,用心すべきです。

★落書き★

 タコ焼きは子どもたちの好物でしょうか? いろいろな食べ方がありますが,タコのメスの方が美味しいそうです。オスはメスに比べて身が硬く,一方でメスの身はふっくらとして柔らかいのです。どうやってオスとメスを見分ければいいのでしょう。タコの足の吸盤を見て,この吸盤が順序よく大きいものから小さいものに並んでいるのがメスです。オスでは吸盤の大小がメチャクチャで不揃いになっています。買う前に美しい足を見分けてください。


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