*** 子育ち12章 ***
 

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「第 98-12 章」


『子育ちは あれやこれやが 合わさって』


■子育ち12宝語■

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『子育ち第12宝語』

【合】

《まえがき(毎号掲載)》
 子育て羅針盤では,こどもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,「誰が,どこで,いつ,何が,なぜ,どのように育つのか」という問題視座です。また,2つの領域とは,「自分の育ち(私の育ち)」と「他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ち」の領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の論点が「子育て羅針盤」の基本的な考察の構成となります。
 この第98版でも,これまでの流れに沿って,子ども自身や親が育ちの確認をしていくときに,状況を特徴付けるキーワードとなる語を選んで育ちを展望していきます。今現在それぞれの育ちの度合いに違いがあってもそれは個性になり,達成度の評価ができるなら,幸せに育っていると考えることができます。子どもの育ちは見えにくいものですが,羅針盤としての全方位を見届けることができることを再確認していただけたら幸いであると思います。

《合とは?》
 合という漢字から思いつく言葉に,どんなものがありますか? 集合,会合,配合,合格など。大まかに言えば,合わさって新しいものになるということです。たとえば,いくつかの材料を配分量を考えて合わせる配合により,素材の機能と違った機能を持つ新しい素材が生まれます。育ちの場で言えば,失敗の経験と学びの知識が合わされば,新たな能力の獲得になります。身体の成長には多様な栄養が必須であるように,精神の育ちにもいろんなルートからの合流が必須なのです。

 家庭生活に関わることなく,学校と塾にのみ関わるという生活に偏っていると,限定的な世界に特化した育ちになります。勉強という世界で能力を伸ばし医学部に進学した後,医師として社会に出ると,人との関係が構築できずに枯れていくといった話が聞こえてきます。身近にある暮らしと合う育ちが一番です。合わさないという無理をするから,取り返しがつかないことになります。そばにある人や物事との出合いをきちんと受け止めることが大切です。

 今日の自分と明日の自分の間の違いは,今日一日のすべてを合わせているところにあります。もしも流されていると感じる過ごし方をしていると,今日と明日の自分は何も変わりません。むしろ,一日休みという育ちの後退になります。育ちは日々の合計という意識を持ち続けている子どもが,着実に育ちます。勉強と遊びを合体できる力も子どもしか持てない成長力です。スマホに捕まっていると麻薬中毒によるのと同じ脳の萎縮が起こるそうです。ご破算にして合計をし直すべきです。



 文部科学省が「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」という通知を発出しました。成長して性を意識するようになると,違和感を持つ子どもも現れてくるでしょう。カミングアウトできずに悩みを抱き続けてきたという当事者の声を受け止め,早めに育ちの環境の整備を図ろうという配慮です。我が子の気持ちを受け止めてやれるのは親しかいません。親が受け入れて支えになれば,子どもは心置きなく育とうとします。

★落書き★

 日本の総面積は北方領土を含めて,37万7962平方キロです。ところが,全国の都道府県が公式発表しているそれぞれの面積を合計すると,この数字には達しないという不思議なことがあります。発表している総面積は正確な数字ですし,各自治体の発表している数字も正しいのです。ただ,県境の未定地域が多数存在しています。江戸時代の初期に全国に藩が生まれたとき,各藩が国境を決めようとしたのですが,決められない土地ができてしまい,そのまま明治の廃藩置県に影響し,今なお未確定の土地が残ってしまっています。この県境未定地域は県面積に加えられていないのです。


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