【中 学 生】
3.将来や人生の話?
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1.よくある 2.ときどきある 3.あまりない 4.まったくない
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「将来人生の話をする」と思われている親は,父親では42.4%と横這いであり,母親では67.4%であり増加しています。
男女別で見ると,父親と男子は「話をする」が前回と今回で46.4%,44.5%とあまり変わっていませんが,「よくある」が前回,今回で15.8%,10.5%と減少し,「時々」がそれぞれ30.6%,34.0%と増加しています。父親と女子は「話をする」が前回と今回で33.3%,40.2%と増加しています。
母親と男子は「話をする」が前回と今回で59.3%,60.2%と変わっていませんが,その頻度は父親の場合と同じ傾向があります。母親と女子は前回と今回で65.2%,74.0%と増加しています。父親は男子と,母親は女子と話をしているようです。
学年別では,父親と1年,2年,3年がそれぞれ39.1%,37.4%,50.3%であり,母親とは,63.8%,64.1%,74.4%であって,3年生で急増しています。進路と関わる時期ですからうなずける結果です。
平成5年の「全くない」が両親共に高くなっています。将来の話を親としていないのは,親の方からしていないせいかもしれませんが,中学生が自己流の将来観を持っていることもあるでしょう。しかし,もし甘い夢を見てしまうことがあったら,その後の世間の停滞は大きなギャップになったことでしょう。若者のやるせなさを生み出したのは,やはり将来を語って聞かせなかった親なのでしょう。