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朝、部屋の電話が鳴る。お隣の女性からだ。
お腹を壊してしまい今日のツアーに参加できないので
ガイドさんに伝えてほしいとの内容だった。
薬は持っているので大丈夫だと。

水分を摂っているの?と聞くと、下痢がひどくなると嫌なので
薬を飲む時以外、あまり摂ってないと言う。それはよくない。
無料で毎日部屋に置かれる水のペットボトルを持って
白湯にして少しずつ飲むように差し入れした。

バスに乗ると、別の女性も下痢で顔面蒼白で辛そう。
無理して参加したみたいだけど心配だなぁ。
昨日、何か変なもの食べたのかなぁ。
今日はバンコクより北西約130kmに位置する
カンチャナブリに向かいます。
映画「戦場に架ける橋」で有名な鉄橋を渡ります。
途中休憩や買い物、連合軍共同墓地の
見学で約3時間半ほどかけて
カンチャナブリに到着。

この樹はゴールデンシャワーと言う名前で
タイの国花で、黄色の藤のような花が咲く。
花盛りは3月〜4月だから、まだ咲き始めの時期のよう。



ここがカンチャナブリ駅。
バンコク市内より、ものすごく暑く感じます。

ここから列車に乗って、鉄橋まで行きます。

お腹を壊してずっとバスで横になってた女性は
列車に乗れないということで、ガイドさんの計らいで、
駅の近くの休憩できる場所で寝ていることに。


列車は冷房なし。
ヨーロッパからの観光客が多いようだ。
私のお隣は、フランスからのご一行様。

 

たったひと駅で降ります。

これが映画「戦場に架ける橋」で有名なクウェー川鉄橋。
私、この映画、見たことはないのですが
この映画のテーマ曲のマーチは有名ですね。

第二次世界大戦中、ビルマへの軍需物資輸送のため、
日本軍が全長415キロの泰緬鉄道を敷設。
(1943年の完成時は木造)
長さ300mのこの橋は、対岸まで歩いて渡ることができ
列車が通過する際には、待避できる場所が、
橋の途中に数箇所あります。

 

今、乗ってきた列車が、徐行運転をしながら
鉄橋を渡っていきます。

今は観光の中心となっているこの鉄道も、
当時、泰麺鉄道は10万人以上の多くの犠牲者を出しています。
日本軍慰霊塔でお参りもしました。

 

 

そろそろランチタイムです。
私たちが食事した水上レストランは、
クウェー川鉄橋の右側にありました。
川に浮かんでいるので、ふわふわした感じがあります。
ビールを注文して、タイ料理をいただきました。
味は・・・ん・・・微妙。

 

食事を簡単に済ませて、鉄橋を歩いて渡ってみます。

柵も手すりもなく、足の下は川が見えます。
気をつけて渡りますが、結構怖いです。

トロッコが往復して通ってきましたので、
待避できる場所に逃げます。

余談ですが、私のツアーの日程表には
クウェー川ではなく「クワイ川」と表記されている。
しかし、タイ語で「クワイ」と男性のあそこの意味らしいので
「クワイ川」とは言わないほうがいいそうですよ。

まだまだ自由時間があるので、時間を持て余す。
じゃ、このレインボーのトロッコでも乗ってみましょうか。
切符売り場のオジサンに、
「次のトロッコの出発時間はいつですか?」
「決まってない、6人集まったら出発する」

え〜?!
店員が昼寝している洋服の屋台の中を
Sちゃんと散歩し時間をつぶしていると
トロッコが出発しそうな気配に気が付き、
チケット売り場に走って戻ると、ホントに出発間際だった。
「よかった、あんた達、来たね〜。」と
ニッコリチケットを渡してくれた。20バーツ(60円)。

私たち待ちしてくれていたのかな。
一番前の車両の乗り込んだ瞬間に、出発。

橋の上はゆっくりゆっくり徐行運転です。

 

線路の脇の退避できるところでは、
手を振ってくれたり、写真を撮ってる人がいたり。

橋を渡った後は、急にスピードをあげて
しばらく走って次の駅近くまで行ってくれる。
橋の往復だけだと思ってたので、
ちょっと得した気分。

帰りはスイッチバックして、同じところに戻ってきます。
遊園地みたいでちょっと楽しかった。

カンチャナブリからバンコク市内に戻って、
夕飯までの間、中国人観光客だらけの免税店に寄りました。
化粧ポーチだけ購入♪

夕飯はコカレストランでタイスキです。
スキヤキというより、タイ風のよせ鍋って感じです。

ここで男性がひとり、お腹の調子が悪いとわかる。
みんな、何を食べたのかな?
私は、ぜんぜん大丈夫なんだけど〜。


ホテルに戻ってきました。
自分の部屋に帰る前にSちゃんと
宿泊者は無料であがれるという
ホテルの高層階にある回転式の展望台にあがってみた。
風もあって気持ちがいいので2回転してみました。
タイの街を目に焼き付けて。

部屋に戻り、シャワーを浴びて出てきたら、
ドアの内側にメモが入っていた。
下痢で今日部屋で休んでいた隣の部屋の女性からだった。
まだ調子が悪く、下痢止めがあったら欲しいという内容だった。

あいにく私は整腸剤しかなかったが、ナースのSちゃんが
正露丸を持ってきているって言ってたのを思い出し、
フロントに電話してSちゃんの部屋番号を聞き
電話で事情を話して、一緒に隣の部屋の女性を見舞った。
食べ物はあるとのことなので、正露丸と水の差し入れ。
明日までに治るといいけど・・・。

もう明日は4時起きで日本に帰ります。
あっという間だったなぁ。

どうしても気温の変化とか、疲れなどもあり
お腹を壊してしまいがちな東南アジアの旅行。
私もあまり強いほうではありませんが、
東南アジアの旅で気をつけていることがいくつかあります。
1.氷の入ったジュースなどは極力飲まない。
2.なるべく缶やビンに入ったものを飲む。
3.歯磨きもミネラルウォーターを使う。
4.生魚、生肉は食べない。
5.体を冷やさないようにする。

体調万全で帰ってこられたので私はラッキーでした。
最後まで読んでくださって、ありがとう!

 


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