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7/15〜17の二泊三日で
チーズプロフェッショナル協会のチーズ研修旅行に
昨年に引き続き参加することになりました!
去年は北海道の十勝と釧路を中心でしたが
今年はオホーツク海に面した興部(おこっぺ)を中心に巡ります。
チーズ好きばかり9名の旅。
猛暑の横浜を離れ、涼しい北海道へ。
降り立ったオホーツク紋別空港はすごーく寒〜いぞ〜。
持ってきた長袖を着て、それでも「寒い寒い」を連発。
空港に「ノースプレインファーム」の吉田さんと
「ドン・ディヴァン」の内堀さんが車で迎えに来てくださいました。
あみだくじで2台の車に分かれて乗ります。


まず一件目は、ノースプレインファーム」さん。

現在は酪農を営んでいらっしゃいますが、
ご先祖が1898年に徳島から入植された時は
畑作をされていたそうです。
しかしこの興部という土地は畑作が向かず
冷害や旱魃の連続で凶作に苦しめられた為、
1950年代に畑作に見切りをつけ
現在の酪農に転換されたのだそうです。

現在は4代目 大黒宏氏は、100haの牧草地で
乳牛が40頭、肉用牛が60頭を飼育されています。

こちらでは肉用牛も放牧させるため、
脂肪のない噛み応えのある肉(レッドミート)になりますが、
健康な牛には肉の旨さ(アミノ酸とペクチド)があります。
脂肪を好まないニーズに応えていらっしゃるのです。

 

乳製品の購入やレストランがあるミルクホール。

さぁ、放牧しているというレッドミートを頂きます。


じゃ〜ん。
熱々の鉄板の上でお肉がジュージューいってます。
すでに2時をまわり、お腹がペコペコです。

噛み応えのあるレッドミートでも、
ひき肉にしたら柔らかくて問題ない。
つなぎなしの100%の肉本来の旨さを味わうハンバーグ。
(ハングリータイガーっぽい懐かしい味)

ベーコンの脂肪がプラスされて美味しい。
ご飯も全部、食べました。

そこへチーズの試食が・・・・。

しまった!
チーズの分、お腹を残しておくの忘れた。

このチーズプラトーをいくつか出してくださいました。

・ゴーダタイプの燻製
・ゴーダ熟成タイプ(14ヶ月ほど)
・ゴーダ

ゴーダの熟成タイプがとてもいい状態だ。
日本のチーズには熟成の旨みを追求すると共に
変な酸味や苦味を感じることがままあるが
それが全くない。
吉田さん、どんな方法を取っているのかな。

 

工房に全員が入ると身動き取れなくなるので
2つのチームに分かれての見学です。

それまでの間、差し入れのボルドーワイン1992を頂いたり
売店で買い物したりして過ごします。

北海道新聞社とノースプレインファームで作られた
Milk Book」を購入。
先月末に発売されたばかりだとおっしゃっていました。
知っているようで知らない牛のこと、ミルクのこと、
そしてミルク料理が沢山載っています。
私達のチーム、全員購入♪

ホーローの洗面器を買ってた人もいますがね・・・。
ぷぷっ。

 

さぁ〜工房に出発!

「あっ、風見牛!」

「よく気づきましたね〜」と吉田さんに褒められる。

へへ〜ん。

牛の刺すほうが、工房。

 

白衣に帽子にマスクに、消毒、
さらに、粉塵を取り除くエアーシャワー室を通り、
足も何度か消毒液に付けてから工房に入ります。
厳重な衛生管理をされています。

3人ほどで作業してらっしゃるそうで
規模としては大きくありませんが
手入れの届きやすい工房です。

熟成庫も見せていただきました。

ゴーダがじゃ〜ん。
ロウではなく、ビニールパックされています。
パックして熟成させますと、
リンドレス(外皮のない)チーズが出来上がります。
いろいろ試された結果、この方法に落ち着かれたそうです。

さっきの美味しい熟成ゴーだはこうして作られていたのですね。

 

こちらは熟成されたものを一度パックをはがして
スモークしてから、あたらにパックしたもの。

そもそもチーズは保存食であり
スモークをかけるのだって、保存性を高めるためのもの。
食の安全を第一に考えて
もちろん保存料など使わない。

メモを取りながら、皆、真剣に聞いています。

 

工房の後は牛舎に案内していただきました。
こちらは子牛の牛舎。

つぶらな瞳で見つめられると、
きゅ〜んとなります。

 

お母さんの牛舎。

ご飯を食べて、のんびりと過ごしています。
眠そうにしている牛も。

牛たちとノースプレインファームさんにお礼を言って
お別れします。ありがとうこざいました。

 
今晩の宿泊先ではないのですが、お風呂をいただきに西興部の温泉ホテル「森夢(リム)」(光明石温泉)へ車で向かいます。
途中でキタキツネが道路脇にいるのを発見。
る〜るるるるる〜。蛍のマネをしてみる。

森夢(リム)に到着。ホテルの日帰入浴は大人400円
のんびりと温泉を楽しむ時間はなく、ダッシュでお風呂を済ませて、今夜のお宿「冨田ファームのファームイン」へ向かいます。
 


冨田ファームのファームイン」さんでの夕食。

野菜たっぷりに、ウインナー、
カプレーゼに、チーズもたっぷり。
今晩はラクレットのお料理です。

チーズはこちらのお嬢さんの佳子さんが
お一人で作られています。
以前、「日本のチーズ百選」でチーズフォンデュの
アシスタントをさせていただいた時に
お会いして以来の再会です。

本日のチーズはウォッシュタイプの
「おこっぺ大地」
第5回Japanナチュラルチーズコンテストで
優秀賞を受賞されたチーズです。




段の鉄板には野菜を。
下段には小さなフライパンを置けるようになっていて
チーズを溶かして、野菜にかけたりして食べます。

参加者の方たちからの差し入れのワインをいただきながら
食事がすすみます。

野菜もたっぷり食べておなかいっぱい♪

食事の後は、冨田社長の酪農や乳に対する
情熱溢れる熱いお話を伺いながら
ワインが進み、気が付くと日が変わっていました。
うわわわ。
酪農家の朝は早いのに、申し訳ない。

明日は私達も5時半起きで、
搾乳体験をさせていただきます。


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