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友人のfukuちゃんと香港二人旅です。
予定より1時間ほど遅れて香港到着。
空港からはエアポートエクスプレスに乗って九龍駅まで出て
九龍駅からは無料シャトルバスで尖沙咀のホテルまで。
エアポートエクスプレスは綺麗で早い。
ホテルはリーガルカオルーンホテル。
デラックスルームを予約していたのですが、
同じ階の別の部屋が改装工事中で、廊下がシンナー臭い。
これにはかなりブルーになりました。
部屋にヘアドライヤーも、セキュリティボックスもありません。
ドライヤーは電話でリクエストして部屋まで持ってきてもらい
セキュリティボックスはチェックインカウンターの近くにあります。
これは面倒ですな。
さ〜て、町へ出発!
当初の予定より2時間遅れてます。
5時でようやくお昼です。
地下鉄の構内で、香港のほとんどの交通機関で利用できる
いわば日本のスイカやパスネットのような存在の
「オクトパスカード」を購入してみる。
そして買ったばかりのオクトパスを使って、
尖沙咀から一つ目の佐敦駅まで向かいます。
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「麥文記麺家」
九龍佐敦白加士街51號
海老ワンタンで有名な店で
12時のオープンと同時に行列ができるそうですが、
こんな中途半端な時間なので、らくらく座れました。
痩せ身の無愛想なおじいさん店員が
オーダーを取りに来ました。
上湯雲呑麺 24HKドル
蝦子撈麺 34HKドル
「青菜は?」と薦められたけど、今回はいいや。 ご覧のとおり、ワンタンが見えませんが
ワンタンは麺の下に隠してありました。
このあたりが日本の感覚と違うとこですね。
食べてみるとスープは化学の味はせず
とてもやさしい味わい。
海老ワンタンは4つ。
海老がぷりぷりで食べ応えあり。うま〜♪
麺は硬いけれど、芯が残っているような硬さではなく、
乾燥した輪ゴムのような食感。
好みが分かれることろでしょう。 赤茶のふりかけ掛けのような麺が蝦子撈麺。
蝦子(シャーツー)という海老の卵を乾燥させた粉が
麺の上にたっぷりと掛かっています。
よく混ぜて、付いてきたスープを少しかけると
ポソポソしないでよい感じ。
味は、海老、海老、海老。
潮の風味が満載というか、
江ノ島のような匂いっていうのかなー。
少し海老の生臭いような感じもあり、
今までに食べたことのない不思議な味。
香港でしか食べられない味だと思うので、
こういうの食べられるのも面白い。 食べていたら、バケツをひっくり返したような豪雨。
いわゆるスコールってやつだ。
雷もなっている。
私たち、どうしよう・・・と心配顔をしていたのでしょう。
無愛想だと思っていたおじいさん店員が
「雨が止むまで、ここで待つとよかろう」ふうなことを
広東語で言ってくれました。(おそらく)
お言葉に甘え、しばらく雨宿りさせていただいて、
小振りになったところで店をでます。
ごちそうさま〜。 香港は亜熱帯気候。
雨の後は一瞬だけ涼しくなり、
その後はム〜ンと熱い湿気が襲ってきます。
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お腹がいっぱいになったので、少し買い物でも。
香港出資のデパート@裕華国貨
普通のお店より若干だけど
質のいいものが売っている感じがします。
でも洋服のとなりに朝鮮人参が売っていたりするとこは
混沌とした香港を象徴しているようで面白い。
食器売り場で買い物。
どの国へ行っても、食器や雑貨関係の売り場は
見ていて楽しい。
裕華国貨から少し歩いたところにある
香港初日ディナーに予約してあるお店の場所を
念のため確認しておく。オッケー。
コンビニに水も買った。 さて、これからは尖沙咀に地下鉄で戻り、
ヴィクトリア湾の夜景をさらに美しくする
午後8時から15分間の光のショー
「シンフォニー・オブ・ライツ」を見に行きます。
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尖沙咀の駅から海岸に面している場所まで歩き、手すり近くに場所を確保します。
この時で8時5分前。
ただでさえ湿気と暑さで汗がポタポタとしたたり落ちそうな気温なのに、これまたすごい人、人、人でものすごいことに。
さっき水を買っておいてよかった。ゴクゴク飲まなきゃ干からびてしまう。
さぁ〜、8時です。始まりました。
ものすごい音量の音楽とアナウンスがまるでサッカー競技場のよう。
いろんなビルからサーチライトが交錯してるんだけど、なかなか私の技術で写真に残すのは難しい。
実際で目で見ると、もっともっとキラキラしてて素敵です。
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きれい♪
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「シンフォニー・オブ・ライツ」が終わってまもなく、尖沙咀から一つ目の佐敦駅に戻ってきました。
上湯雲呑麺で膨らんでいたお腹もいい感じに減ってきましたし。
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「金山海鮮酒家」
九龍油麻地呉松街62-68號
9時の予約で10分前に到着。
地元の人で賑わう海鮮の店。
ガイドブックにほとんど載っていません。
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まずは青島ビール。
fukuちゃんは下戸だから私だけで乾杯。
のどが渇いてるから沁みるね〜。
ビールと一緒に出てきたのが
「白灼蝦」
これだけは絶対に頼もうと思っていたもの。
さっと茹でただけの海老の殻を手でむいて、
唐辛子入りの醤油ダレに付けて食べる
実にシンプルな料理。
海老の甘さが際立つ美味さです。
タレは結構辛かったので、そのまま食べたら
あまりの甘さに、ふたりして美味くて唸る。
頭もチュッチュッと吸ってみると甘い。
たぶんこれで半斤(300g)
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青菜の炒めたやつもオーダー。
空芯菜が出てくるかな?と思っていたら、
ブロッコリーのような太さで
味は青梗菜に似ている野菜が出てきた。
なんですかね?この野菜。
コリコリとした歯ざわり。
とても美味しい♪
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メインの「清蒸石斑魚」
注文したら店のオジサンと入り口の水槽へ行き、
たくさんある魚の中から好きなのを選びます。
最初に網に掬ってくれた魚は大きかったので、
もうちょっと小さいのをとお願いしてこの魚に。
何の魚かわからないけど、ハタの一種のよう。
魚は時価です。 そしてテーブルに出てきたのがこのお魚。
葱がたっぷりかかっていて、
醤油と葱のすご〜くいい香りがしています。
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私たちのテーブルを担当してくれたオジサンが、
ちゃっちゃと魚の骨と身をほぐして、
お碗に入れてくれます。
食べてみると、身はふっくらとしていて
醤油のタレがまた美味いのなんのって。
甘過ぎず、辛すぎず、濃すぎず、ちょうどいい味。
今まで食べた清蒸魚の中で一番好きだ。
皮の部分がコラーゲンたっぷりでプリプリ。
こんなに美味しいなら大きな魚でもいけたかも。 隣に座っていた3人組の香港女性達に
巨大な蝦蛄(シャコ)の揚げたのか、
ガーリックで炒めたようなのが運ばれてきました。
大きさがロブスターぐらいあるのですが、
ロブスターよりかなりグロテスクな姿をしています。
しかし食べだしたら、「うめ〜♪うめ〜♪(広東語)」と
歓喜の雄叫びをあげています。
すご〜く美味しそうに食べてたので
私も食べてみたかったのですが、
胃の余裕も無かったので諦めました。
でも1匹ぐらい頼めばよかったかな・・・と今になって後悔。
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水槽の前で「ホタテは?」と薦められ頼んだのがコレ。
「蒜蓉粉絲蒸扇貝」
何個いる?と聞かれ、2個にしました。
数が自由に決められるのが
少人数で来てる身にはうれしいです。
ホタテ貝の上にニンニクのみじん切りと
春雨と葱をのせて蒸してあるのですが、
これもスペシャル美味いです。
この汁もご飯にかけて食べたら旨かろう。
(おなかがいっぱいでご飯は頼めなかった)
大人数できたらいろんな種類の魚や貝が食べられて
もっともっと楽しいだろうなー。
こんだけ食べて、ほぼ400HKドル。
日本円にして4,400円くらい。
ひとり2,200円だよ、満足満足、大満足!
オジサンにチップをはずんでおきました。
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食事の後は、腹ごなしで少し歩きます。
もう11時を過ぎていますが、花の金曜日?なのか、
街は眠るようすがありません。 せっかくですからデザートでも食べますか。
金山海鮮酒家から近いところに、
デザートで有名な店がたくさんあります。 カキ氷で有名な松記糖水店は
まだ列を作って並んでいたので却下。 裕華国貨の向かいの道の脇を入ったとこにある
牛乳プリンで有名なお店にしました。
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「義順牛奶公司」
九龍佐敦庇利金街63號
マカオが本店の牛乳のプリンで有名な店。
ひとつ私は食べてみたいものがあったのだ。
それはショウガ牛乳プリンなの。
以前自分で作ってみたことがあったものの、
ショウガと牛乳の化学反応だけで固めるため
なかなか上手に固まらすことができなかったのです。
プロの味はいかがなものか?
余談ですが、出されたプラスチックの容器に入った
暖かいお茶は小学校の時のプールの匂いがします。
ゴムのキャップのような匂いです。(笑)
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写真の上に写ってる小豆のやつが
fukuちゃんが頼んだもので、冷たいバージョン。
「紅豆雙皮奶」 25HKドル
冷たくてプルプルとやわらかい牛乳プリンに
あずきの甘さが程よくて美味しい♪ 私が頼んだのが写真下に写ってる白いやつ、
ショウガ入りの牛乳プリン、暖かいバージョン。
「巧手薑汁燉鮮奶」 22HKドル
ショウガの程よくピリッとくる感じと、
牛乳の甘さがいい感じにマッチしてて、
すご〜く美味しい。
冷え冷えの冷房に、暖かいプリンで
体は妙〜な感じになりますが、病み付きになりそう。
私が以前作ったのも、味はショウガと牛乳と砂糖だから
似てはいるんだけど、固まり加減が全く違います。
このショウガ入りの牛乳プリンは毎朝食べたい感じ。 一日目、終了。
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