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友人のみわちゃんとPanちゃんと私の3人旅。
みわちゃんは一昨年のチーズ受験仲間、
Panちゃんは2月のフランスチーズツアー仲間。
ふたりを引き合わせて、仲間は広がっていくの〜♪

東京駅6時52分発の長野新幹線に乗って
話に夢中になっている間に、長野に到着8時43分。
長野電鉄に乗り換えて、小布施へ。
小布施駅でレンタサイクルを借りるつもりでいましたが
雨が降ってきたので、自転車はあきらめて
町内周遊バスに乗り込みます。
1日乗り放題のチケットが300円。
乗り放題と言えば聞こえはいいんだけど、
たとえ一回しか乗らなくてもこのチケットしかありません。




バスで20分ほどで、岩松院に到着。
拝観料は自動販売機で300円支払います。
こちらの本堂の天井には
葛飾北斎の晩年89歳の作である畳21畳分の
「八方睨み鳳凰」があります。
写真撮影禁止なので写真はありませんが
岩松院のHPで見せてもらえます。
160年を経た今も色鮮やかで、迫力満点です。
かつては寝転んで見ることが出来たそうですが、
現在はイスに座って見上げる方式です。
首が痛いから長くは見ていられません、
頚椎を痛めないよう注意が必要です。




境内には菖蒲や紫陽花の花が綺麗に咲いています。
無人の販売所では野菜や切花も売られています。
3人共、そういうのは必ずチェック!

出口近くには、小布施屋さんがありました。
小布施屋さんは、6次産業センターが手がける
町の特産物を販売するところです。



のどが渇いていたので、冷たく冷えた
「りんごっすジュース」購入。
りんごジュース90%にりんごのお酢10%なので、
飲んだ最後に、わずかに酢って感じで
とても飲みやすく美味しいです。

ただし、ランチ前にお腹がいっぱいになってしまう危険大。
ほとんど無理矢理ふたりに飲ます。



あっ、佐藤さん(佐藤錦)発見!
しかも!こんなに入ってて600円だ!
迷わず、3人ともお買い上げ〜♪

 



バスで小布施の中心街へ。
小布施は栗が有名ですが、
ここはまさに栗が名前についた
「栗の小径」です。

大きな栗の木にベージュのモワモワ。
これが栗の花なんですって。

道にも栗の木が敷かれてて
雰囲気のある小径です。

 

 





11時半になりました。
25名以上でないと予約が出来なかったので
混まないうちにランチにしましょう。

数あるお店の中から選んだのは
栗おこわの定食で有名な竹風堂本店。




 


おぉ〜っ、美味しそう♪
「栗おこわ 山里定食」1050円

田舎っぽいのをイメージしていたら
おこわも硬めで、品のいいお味でした。
ごちそうさま〜♪


 

さぁて、食事の後はデザートタイム。
野菜の直売所で珍しい果物?を見つけました。
ミニトマトでも、さくらんぼでもなく、
たしか「夏桃」と書いてありました。
柔らかいけど弾力もある食感で、味は酸っぱく甘い。
Panちゃん曰く、「グミみたい」
ん〜グミねぇ・・・。



小布施と言えば栗だから、栗のアイスでしょ・・・ということで、
いくつかある店のアイスを買ってみて、
食べ比べてみようということになる。
すぐ食べ比べしたくなる、追求型の3人。

3人それぞれ、傘さして、わざわざ違う店に買いに行きます。
ここで集合ね。

これがみわちゃんが竹風堂本店で買ってきてくれた
竹風堂の栗ソフトクリーム 300円。

昔ながらのコーンに綺麗な巻き巻き。
栗の風味は少し控えめで、砂糖の甘さ大。



Panちゃんが観光客で一番混んでいた
桜井甘精堂北斎亭で買ってきてくれた
桜井甘精堂の栗ソフトクリーム 300円。

カリカリのコーンに、あまり美しくない巻き。
味は栗の渋皮煮のような、
渋めの栗の風味。

 

そして私が小布施堂売店で買った、
栗のアイスクリーム、350円。

冷蔵庫からではなく室温のステンレスタッパーから、
ディッシャーですくってたので
手渡された途端に、トロトロトロトロ溶けて、
この後、3人が揃った時には私の左手はベトベト。
道路にもポタポタと落ちる始末。
美味しさ半減。

栗の甘露煮のがゴロゴロ
味は栗あんに栗の甘露煮が混ざった感じ。

最後にどれが気に入ったか指をさしてみたら、
全員各々が買ってきたアイスを指差す。
皆、我が子が可愛くなった様子。

アイスも食べたことですし、
次の目的地の小布施ワイナリーに
向かいましょう。
ワイナリー見学の予約が2時からなので
あと45分あります。
傘を差しながら、テクテク歩きます。

歩道脇には野菜や花がいっぱい。
あれはネギ?など私が質問すると
まるで食物博士のPanaちゃんが
ちがう、あれは○○と教えてくれます。

「これは、けむり草」
ふむふむ。フワフワな花が仄かにピンクで可愛い。


小布施ワイナリーが近づいてきました。
あと少し!


着いた〜♪
「よくぞ あきらめずに私達の蔵を
見つけだしてくれました!Thank you!!」

来ましたよ〜♪

 

 

重い蔵の扉を開けると、ほの暗い試飲室。
歩いている間、他のお客さんとすれ違ったりしなかったのに
店内にはお客さんがいっぱい。

さん車なのかな。

12時10分からの曽我代表のツアーに
最初は申し込んだのですが、
すでに定員オーバーだった為、
試飲ルーム女性スタッフによる
案内ツアーとなったのでした。

14時、見学スタート!

これが現在は引退した瓶詰め器。
コンパクトながらラベル貼りまで
一気にやっちゃう可愛い奴。
日本に残ってる最古かも?とのこと。

 

オーナーの曽我氏は現在30代後半、
10年ほど前に、当時では珍しかった
ブルゴーニュに修行に行かれた勉強家。
見せていただいた醸造施設は
決して派手なものではなく
「ワインは人が作る」を物語っているようです。

こちらで作っているスパークリングワインのことを
案内された女性スタッフさんが
シャンパンと呼んでいたのが気になった。


ツアーの後は試飲!
無料の試飲をいつか飲ませていただいてから
有料の試飲をお願いしました。
みわちゃん、Panちゃんは
有料試飲しないみたいなので、
私が代表して試飲できる3種類
それぞれ400円で全部お願いしました。
2008 ビオ・シャルドネ 
2008 ビオ・メルロー1er 
2008 ビオ・カベルネソーヴィニヨン1er

日本の赤は弱めでまだまだと言われる中、
色も濃くて、ごぼうやピーマンの香りが強く
しっかりとした味わい。

 

頂戴した地図を頼りに
小布施ワイナリーさんの
自社畑まて歩きました。

垣根仕立て。


 

花が咲き終わって
間もない感じ。

葡萄の赤ちゃん。

 

ピンクの薔薇。


黄色の薔薇。

葡萄畑の傍には薔薇が植えられ、
綺麗に咲いています。
見ているだけでも美しいですが、
そのためだけに植えられているのではありません。
薔薇は葡萄よりも病気に弱く、
葡萄の木がかかる病気が発生した時に
葡萄よりも早く薔薇に症状が出るため、
いち早く病気の発生を知らせてくれる、
いわば葡萄畑の守り神なのです!

ありがとう♪

 


小布施の中心地に戻ってきました。
このへんで、お茶にしましょう。

桜井甘精堂さんが経営する「栗の木テラス」へ。
名物の「モンブラン」と紅茶を頂きます。
おいし〜♪

 


私達の席のすぐ近くに、
ねずみとエメンタールチーズの置物が。

かわいい。



夕方になって観光客もグッと減り
小布施も静かな時間になりました。
そんな時、日本酒も飲みたくなるってもんです。
「桝一市村酒造場」さんにて

外観は昔ながらの造り酒屋風で、
中に入るとモダンでシックな内装で驚く。


店内も素敵な灯りでいい雰囲気です。

カウンターで1杯いくらという感じで
飲ませていただくことが出来ます。
どうぞ、どうぞ、と招き入れていただき
3人それぞれ違う銘柄を注文してみます。


私が右の大吟醸純米生酒「碧い軒」←(いの漢字が表記できません)
みわちゃんが大吟醸純米生酒「鴻山」、
Panちゃんが純米酒「スクウェア・ワン」。

まろやかで、すっきりと辛口。

この蔵のモダンな雰囲気のインテリアも、
日本酒らしからぬ綺麗な瓶も、
これらは、アメリカ金髪美人の取締役
セーラ・マリ・カミングスさんの発案によるものとか。
廃業寸前だった創業250年の
老舗造り酒屋の再建に貢献した方だそうです。


つまみは
4種類の塩。

「美海の塩」
「チベットの塩」
「鳴門の塩」
「ピラミッドの塩」

チベットの塩は、ピンクの岩塩を包丁で削ったそうで、
うっすらとピンク色。
ピラミッドの形の結晶した塩は、珍しい♪

長野に戻り、ホテルにチェックインします。
ホテルは2年ほど前に母と来た時にもお世話になった、駅に一番近い「メトロポリタン長野」。
今回はエキストラベッドを入れた3人部屋ですので、ジャンケンで勝った人から好きなベッドを選ぶことに。
ジャンケンポン!Panちゃん勝利。
そしてPanちゃんが選んだのが、エキストラベッド。
なんでなんで〜?遠慮してるの?
勝ったんだから好きなの選んでよって言っても、端っこがいいからって。
たぶん年上の私達に気を使ってくれたんだと思う。ありがとうね♪

さて、夕飯だよ。
長野駅周辺で蕎麦の美味しいところをリサーチしたところ、評判のよかった「そばきり みよ田」へ。
入った時には満席で、ホテルのロビーで待っててくださいと言われ、席が出来ると呼びに来てくれました。
ジャズが流れる、おしゃれな蕎麦屋さん。


お店の名前のついた「みよ田」を飲みながらチビチビと。

「やきみそ」
ん〜、日本万歳!


すがすがしい辛さで、旨い!
「葉わさびの御浸し」

 


「生桜えびとそら豆のかき揚げ」

サクサク


「山菜の天麩羅」

どれが何なのかわからん。
抹茶塩でいただきます。


「たまごやき」

素人が作ったような焼き加減のたまご焼き。
しかもジャリジャリっと卵の殻入り。
ダメ。


「根曲がり竹の炭火焼き」

信州のこの時期の名物、食べないとね。
焼いてある皮を剥いて、中のホクホクの竹を食べます。


締めは
セイロ。

製粉所直営の蕎麦屋ということで
かな〜り期待していたんですが、
私の好みの蕎麦ではなく、残念。

明日も楽しくまいりましょ〜♪


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