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冬休みに、母と台北まで行って来ました~♪
母はソウルに続き2度目の海外旅行、気づけば私は台北だけでも5回目となります。
今回はエバー航空を利用し、羽田-松山空港です。どちらも市内にあって、とっても便利で楽チン。
今回のホテルは1968年にアメリカの雑誌で世界10大ホテルに選ばれたこともある圓山大飯店(THE
GRAND HOTEL)です。
以前、初めてfukuちゃんとの台北旅行の時に台湾の呂さんに車で連れてきてもらったっけ。
あの時は夜だったけれど、竜宮城かと思ったなぁ。
場所的には山の上にあって移動は少し不便だけど、どうせタクシー利用するから、まぁいいかなっ。
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竜宮城の中はこんな感じ。赤、赤、赤。
一階の中央の階段を少し上ったところで、二階を写してみました。ん~すごい、真っ赤だ。
1952年に蒋介石夫人の宋美齢が無許可で圓山大飯店を建てたのだそうです。
彼女の一族が経営し蒋介石が迎賓館として使っていたそうだけど、こんだけの「ザ・中華」ですから、ぴったりです。
ロビーには春節後(2011年は2月3日が春節)とあって、兎をメインにいくつもの灯篭も飾ってあります。
さぁ~、部屋をご案内しましょう。
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航空券とホテルのセットの安いツアーなので
どうぜ安い窓のないインサイドルームだろうと
部屋には期待しないでいたけど、
大きな窓があるマウンテンビュー
8階のプレステージ・ルームでした。
私たち、とてもラッキー♪
大きめのベッドと、中国家具、
バスローブもあるし、なかなかじゃん。
ベランダに出てみると、
ここも赤の回廊のようになっていて、
お隣のベランダも見通せちゃうわ。
ベランダにプライバシーは無いのね。
でも母はこのベランダがいたく気に入ったようで
滞在中は何度もベランダに出ては
景色を楽しんでました。
バスルームは広いのですが、
残念ながら、ちょっと古さを感じました。
やはり古いホテルだから仕方ないよね。
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部屋で少し休んだ後は、タクシーに乗り込んで
母の希望で、ホテルから近い「忠烈祠」へ。
私も初めて来ました。
主に戦争で亡くなった英霊を祀る祠で、
軍人以外にも、著名な政治家や、
SARSの治療で命を落とした医師など、
国家に貢献した人々の霊も祀られているそうです。
日本で言うと、靖国神社なのかな。
毎時ちょうどに、衛兵の交代式があります。
忠烈祠に到着はちょうど15時。
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大門のところから5名の衛兵が、ガシャン、ガシャンと軍靴の音を響かせながら、独特な歩き方で行進してきます。
陸、空、海軍から選抜された容姿端麗なエリート衛兵たちが、交代で大門と大殿の守護を担当します。
規定は身長175cm~195cm、体重65kg±1kgが条件なんですって。
ちなみに青い制服の兵士は空軍、白は海軍、グリーンは陸軍だそうなので、今日の担当は、陸軍でしょうか?
衛兵が雨の日も雪の日も、幾度も幾度も行進した為、衛兵の歩く位置には、茶色の筋が出来ています。
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またタクシーで龍山寺。
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忠烈祠からまたタクシーで龍山寺へと向かいます。
旧正月の後だから灯篭がいくつかあり、人も以前と比べ物にならない位いっぱい。
経本を見ながら、大勢の人が声を合わせて歌うように読み上げています。
若い女性も多く、台湾の人は信心深いなぁと思います。
母とお参りさせていただいたことへの感謝を言って、戻ります。
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龍山寺の近くにある、「福州元祖
胡椒餅」
狭い路地裏を入っていくと、
行列ができていると聞いていたのですが、
店の前の椅子に座って待っているお婆さんひとりと、
お店のお兄さんがひとり立ってるだけ。
「ひとつ下さい!」と、お金を渡そうとすると
「40分!」
焼きあがるまで40分かかるみたい。
「40分かぁ・・・・了~解!」
他の店を先にまわってから、また来ましょう。
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ホントは胡椒餅の後に食べるつもりでいたカキ氷。
有名なカキ氷屋さんの「龍都冰果専業家」
金時豆、小豆、湯圓、芋圓、脆圓、緑豆、タロイモ、ピーナッツの
8種類がトッピングされている「八寶冰」というカキ氷が人気です。 ここに来たのは初めて。
店員さんには全く日本語も英語も通じなくて、
日本語メニューも無いみたいで、一瞬、悩む。
「そうだっ!」
手に持っていた「ことりっぷ」のカキ氷の写真を見せた。
わかってくれたみたいだ。
母とふたりで1つを注文して食べます。
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これが「八寶冰」55元(約165円)♪
写真じゃ分かり難いけど、大きいです。 いろんな豆が甘さ控えめの味付けで、
とても健康的な感じ。
小豆は冷え防止にいいと「ことりっぷ」にも書いてある。
でもさ~、やっぱりカキ氷だからさ、
食べてたらブルブルと冷えてきたよ。
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龍都冰果専業家を出たところの屋台で、香腸(台湾風ソーセージ)を焼くいい香りに心を奪われる。
「正黒豬香腸 25」と書いてあるのを頼んでみよう。おそらく黒ブタ肉の台湾風ソーセージってことよね。
25元(約75円)を渡すと、何もいわず渡されたのがコレ。。(ピントあってないし)
肉がゴロリと大きめで、しっかりとした噛みごたえ。。甘くてジューシー。美味しい。私はコレ大好きだから。
母は一口だけ齧って「う~ん・・・台湾って感じ」と苦い顔。
あらら、お気に召さなかったみたい。私と違って母の舌はコンサバティブ。
大好きな私はこれをスライスして、ニンニクやきゅうり、白髪ネギと一緒に、ビールと食べるのが好きです。
龍山寺の前の公園では、平日の夕方にも関わらず、オジサマ達が大勢集まって将棋のようなものをしています。
好奇心旺盛な母は、オジサマ達の輪の中へグングン進み、覗き込んでいます。
「なんだ?このお婆さん」って視線をものともせず、じーっと見ています。あ~あ、また始まった。
こういうとき、私は遠くから見守ることにしています。
そうこうしていると40分が経ちそうです。また例の裏路地の「福州元祖
胡椒餅」へ戻りましょう。
さっきとはうって変わって、店の前で沢山のお客さんが待っています。
さっきのお兄さんに戻っていくと、私達の顔を見るなり、「40分!」
「え?また?また40分?」と私たちも日本語で。
もう売り切れてしまったということ?いや、出来立ての胡椒餅は沢山あるみたいだぞ。
この時点でお兄さん、私達のことを思い出したようで、困惑顔をしています。
おそらく食いしん坊の母も私も、怒り交じりの表情だったのでしょう・・・。お兄さんが奥にいる人に声をかけました。
店の主人と思われるご婦人が出てきて、私達に「ごめんなさい、ちょっと待ってて」と胡椒餅の数を数えています。
どうやら40分と言われた時点で、番号札をもらい必要な数の胡椒餅を用意してもい、
40分後に取りに来るシステムらしいのです。
それを私達に告げなかったことを悪いと思ってくれているようで、真っ先に私達に胡椒餅が渡されました。
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45元(約135円)
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以前、かまこ姐さんと饒河街観光夜市で食べた福州世祖の胡椒餅とはかなり違っています。
福州世祖の皮はサクサクのパイっぽかったけれど、今回の福州元祖のは厚めでパンっぽい感じ。
肉まんを焼くとこんな皮かな?という感じです。
葱が多いのはおんなじ。肉アンは肉がゴロゴロと大きくて、胡椒は利いてはいるけれど甘い感じです。
胡椒餅ひとつとっても、こんなにお店でお味が違うんですねー。
台湾の人達はそれぞれお気に入りの胡椒餅があって、おやつなのか、夕飯なのか、10個、20個と大量に買っていくようです。
私は最初の印象が「胡椒餅」の印象になってしまっているので、福州世祖の胡椒餅の方が好みです。
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龍山寺駅からMRT板南線で忠孝復興駅まで移動し、
いつものお茶屋さん「和昌茶荘」に向かいます。
入口でオウムのハローくんが迎えてくれます。 店主も「何度も来てくれますね~♪」と
最後に来たのが1年以上も前なのに、
よく覚えていてくれて、嬉しいことです。
いつもの高山烏龍茶と、とっておきの梨山烏龍茶と
母がお土産にいくつか購入し、
「また来ま~す。バイバイ、ハローくん。」
外はすっかり暗くなっています。
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忠孝復興駅のそごうデパートをひやかしてから、
またMRT淡水線「劍潭駅」を下りて
士林夜市へ向かいます。 母はこの夜市の雰囲気に圧倒され、
臭豆腐の匂いに閉口してる様子。
「何を食べたい?」
「ん~、お粥」
お粥ねぇ・・・あったあった、お粥のお店。
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303の粥東粥というお店。
結構、地元の人で混んでるから美味しいかも。 写真の手前の鮑魚粥
80元(約240円)、
奥の海鮮粥
65元(約195円)、
天婦羅 50元(約150円) 恐ろしく安いっ!なのに美味しい♪
特にアワビの粥は、優しい出汁の味で仄かに甘くて美味しい。 天婦羅は練り物の揚げ物で美味しいな~♪
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台湾の果物はとても美味しいので、果物屋さんで持ち帰り用のパイナップルを買う。
ホテルでゆっくり食べましょう。
初日から夜中まで連れまわしても母も疲れてしまうので、そろそろ帰りましょう・・・と歩き出し、出口にさしかかった時、
水色の看板の前に、行列しているのを目撃。
そうだ、あれ、食べたいと思ってたやつだ。
誰かのブログに行きと帰りで2回食べたいとまで書いてあったアレだ。
「豪大大雞排」
訳すると巨大なフライドチキンってとこでしょうか。
鶏もも肉を叩いて平べったく伸ばした後、スパイシーな衣をまぶし、油で揚げたもの。
並んでみると、回転が速くあっという間に私の番。
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「辛い?辛くない?」
とっさに「辛い」と答えた。
赤いパウダーがまぶされた。
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豪大大雞排
55元(約165円) うわっ、でっかーい。
顔と同じくらいの大きさだよ。
カリカリのスパイシーな衣に、じゅわ~っとジューシーな鶏肉、
濃い味で熱々で、なんか後を引くような美味しさ♪
このボリュームで165円かぁ・・・行列になるはずだ。
でも母は、お腹がいっぱいで3口ぐらいでギブアップ。
私も頑張りましたが、結局100円分くらいを食べるのがやっと。
タクシーでホテルに戻り、パイナップルを食べて
お風呂に入って、明日に備えて早く寝ます。
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