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2日目、予報は曇りのち雨。
まぁ、旅行は必ずって言っていいほど雨が降りますからね〜。仕方ないか。
圓山大飯店の朝食ビュッフェが付いているので行ってみました。
そこそこ種類もあるのですが、世界10大ホテルと語るには程遠い。まぁ普通って感じでしょうか。
台湾の朝食には欠かせない豆漿トウチャン(豆乳)も一口だけ試してみましたが、焦げ臭くてなんとも酷い味。
豆漿の味ではなく、焦げ汁。あれは、絶対に味見してませんね。料理人なのに許せませんね。
パンとスクランブルエッグなど、洋食のものを選んで、ごちそうさま。
庭に面した大きな窓から、外が見えますが、窓の汚れも良く見えます。
ホテルの建物が歴史があって雰囲気も素敵なのに、もう一歩、足りないホテルだなぁ・・・。惜しい。
私が陰のチェックマンなら、いろいろ指摘してあげられるのに。
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気を取り直して、タクシーで母の希望で故宮博物院まで。
私も実は初めての訪問です。いつでも行けるだろうと思っていて後回しにしていました。
母の希望は昨日の「忠烈祠」といい、食べる店じゃないんですよ。
タクシーに門のところで降ろしてもらい、ゆっくり歩いていきます。
入口でチケットを購入160元(約480円)。
日本語の音声ガイドは100元(約300円)、運転免許証かパスポートを預けろと言われました。
私は運転免許を持っていないので、預けるとしたらパスポートだけだ。
でもパスポートを預けるのは嫌でしょう。何の躊躇もなく預けている人もいたけど、その神経が私はわからん。
デポジット1000元(約3000円)でパスポートの代わりになると知っていたので、
「デポジットで」とお願いした。デポジットふたりで2000元。(約6000円)。
2000元は音声ガイドを返却すると戻ってくるのだから、どう考えてもデポジットでしょう。
故宮博物院は北京にもありますが、こちらは蒋介石の国民党政府の手によって台湾へ移された美術品が収蔵されています。
有名なものは、「翠玉白菜」や「肉形石」、象牙で作られた「九層象牙球」ですが、博物院の中は撮影禁止です。
中国からの団体客の傍若無人な振る舞いに、時々ムカッとしながらも(-"-)、3時間半ほど見学。
帰りも時間短縮のため、タクシーで永康街へ向かいます。
台北のタクシーは便利でとてもいいのですが、故宮博物院に来るタクシーだけは注意してください。
客の指定場所ではなく、結託している茶屋に無理やり連れて行くという悪徳タクシーが問題になっていますので。
私も注意してタクシーを選んだつもりでしたが、運転手の「営業営業」の姿勢に、怪しい雰囲気を感じ警戒しました。
車を降りるときも、おつり40元(約120円)を受け取ると、10元(約30円)足りません。
台湾はチップは不要ですが、小額の硬貨は旅行者には使い難いこともあって、
いつもはおつりを受け取らないことも多いのですが、今回は怪しい運転手だったので、
「10元、足りないよ!」と日本語で言ってみたら、バレたか・・・という表情で10元を返してきました。
たかが30円でも、「ちょろまかしてやろう」とされたことに腹が立ちました。
故宮博物院では、できれば少し離れたところで流しのタクシーを拾うのをお薦めします。
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永康街ではまずはランチを。
以前も来たことがある担仔麺の「度小月」へ。
担仔麺は台南の有名なそばで、庶民の味。
海老をベースにしたスープに、肉そぼろが乗っています。
スープのない乾麺も選べます。
私達が頼んだは担仔麺 50元(約150円)
トッピングに煮玉子 15元(約45円)
青菜炒めを頼んだら、A菜のようです。
値段は失念してしまいましたが、安かったですよ。
担仔麺は大きく見えますが、
量は控えめ、普通のラーメンの半分くらいです。
おやつにもペロリの量です。
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担仔麺の「度小月」を出てすぐのところで、もうひとつ食べたいものがあります。
それは葱抓餅。ネギ入りのクレープです。
ネギ餅は台湾を代表するB級グルメ。なのに今まで食べなかったのは、旅の友のかまこ姐さんがネギ嫌いだったから。
「天津葱抓餅」 台北市永康街6巷1號
プレーン25元(約75円)、卵入りで30元(約90円)。そのほかにもいろいろあるようです。
私はプレーンを注文しました。25元を渡せば、暗黙の了解でプレーンが手渡されます。簡単!
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熱々。
ふわふわサクサク
そしてモチモチ。
甘くない塩胡椒味で
ネギの風味で美味しい。
これ、大好き。
今、思い出しても
また食べたい味です。
お薦め。
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次はひと休みをしに、茶芸館へと参りましょう。
永康街でお茶と言えば、毎度お馴染、
公園内にある「回留」へ。
陶芸家のアメリカ人と台湾人のカップルが
経営する茶芸館なので、台湾っぽいというよりは、
モダンな感じです。
雨に濡れて、しっとりとした公園に
静かに佇むように存在しています。
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梨山茶
150元(約450円)
+ひとりお水代180元
(約540円)
ドライフルーツのケーキ
150元(約450円)ぐらい
だったような・・・
甘み控えめでボソボソ。
全部で700元以上でした。
台湾は食べ物に比べて
お茶は高いです。
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永康街の茶芸館を出て中正紀念堂を訪ねます。
最初の台北の時に訪ねて以来の2度目の訪問。
「中正」は蔣介石の本名、
要するに蔣介石の紀念堂なのです。
紀念堂の入り口へ向かって89段の階段を上ります。
階段を89段にしたのは、
蒋介石の享年が数え年で89歳だったから。 数年前の一時期、政権が変わり
「国立台湾民主紀念館」と名を変えましたが、
再び国民党に戻ったため、
現在は、再び「中正紀念堂」に戻されました。
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大きなアーチの正面入り口。
右の工事の赤い服の人と比べると、
入り口のアーチがどれだけ大きいか
分かると思います。
実は現在改装中で、フェンスで囲まれてしまっていて、
これ以上中に入ることができませんでしたが
でも辛うじて、巨大な蔣介石の像は見えましたけど。
母、がっくり。
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中正紀念堂は大きな公園になっており、
早朝から太極拳をされる人が集まると
ガイドブックに書いてあります。
でも私達が訪ねたときには、
人ではなく、なぜか雀が大集合。
芝生の方まで、いっぱいなのが写真でわかるでしょうか。
雀も太極拳をしたかったのかな?
MRT中正紀念堂駅の近くにある南門市場へ行き、
ドライフルーツなどを買い込みました。
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MRTを乗り継いで忠孝敦化駅へ行き、毎度の「鼎泰豊
忠孝店」へ。
私は毎度でも、母は初めてだから嬉しそう。 小籠包
180元(約540円)を時間差でふたつ。
いっぺんに頼むと冷めてしまうため、
ひとつの蒸篭が食べ終わると時間差で持ってきてくれます。 空心菜の炒め物 170元(約510円)を頼もうとすると
「冬の野菜じゃないから無い」のだそうだ。
豆苗の炒め物、360元(約1080円)を注文。
空心菜の倍近いお値段したが、
日本のよりしっかりした茎と葉でとても美味しい。 小籠包は、間違いなく美味しい。
冷めないうちに食べなきゃ・・・と焦ります。
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鼎泰豊ではいつも頼みすぎて、
食べすぎで地獄を見てきましたので、
今回は控えめに注文。 そのかわり、母の希望で甘いものも注文。 迷你芋泥包 ミニタロイモまん 25元(約75円)
迷你豆沙包 ミニあんまん 20元(約60円) ほかほか甘み控えめで、美味しい。
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饒河街観光夜市
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タクシーで饒河街観光夜市、地元では松山夜市へ向かいます。
人の多さと提灯の明かりに、母は「お祭り?」と目の色を変えています。
お祭り女には、この雰囲気がたまらないそうです。
私もこの夜市が一番好きですが、それは神社や寺の一本道の参道の夜店の雰囲気に似ているからでしょう。
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内臓のオンパレード。
内臓が苦手な私にはグロテスク。
母はあちこち立ち止まり、
「お姉ちゃん!あれ、すごいよ!」とか
「ねえ、お姉ちゃん、あれは何?」と
目を輝かせています。 その姿を見て「連れてきて良かった〜」と思う。
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このピンクの女性達、何してるんでしょう。
白人の外国人も興味津々に見入ってたね。
これは「挽面」といい、細い糸をからめて顔の産毛を抜く店。
店と言っても、あくまでも路上ですからね。
女子として、産毛の処理を人に見せるなんて
人のを見ているだけで恥ずかしい。
産毛を抜く刺激で血行も良くなるだけでなく、
つるつるになって化粧のりも良くなることから
台湾では昔から根強い人気なんだって。
面白い。
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長蛇の列を発見!
何の店なんだろう・・・覗くと、なんと手巻き寿司。
一年前に来た時にはこんなの無かったよ。
あんなに並んでまで食べたいのか〜。
美味しいのかしら? いつもの愛用ヘアブラシも買い足したし、
そろそろホテルに帰りましょうか。 二日目終了。今日もお疲れさま。
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