韓国・慶州の旅   気まま旅行                                                                                                                                  2002.9
                                                   2008.5 釜山追加
   
    
韓国といえばソウル、ソウルと言えば「青瓦台」
敬意を表して時の大統領 金 大中氏が政務を
司る大統領府を尋ねました。 日本の総理官邸
など足元にも及ばない広大な土地、つい最近ま
で市民も近寄れなかったそうですが、  さすが
太陽政策を取る大統領、大変民主化が進んでい
るのを感じます。
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韓国が誇る在来線特急(新幹線に当たる物はま
だない)セマウル号で、ソウル→釜山などの主要
路線を走っています。  車内はビジネスクラスほ
どにリクライニングする席でなかなかのものです。
 車内販売のお兄さんは、これでもかこれでもか
と実に足しげく台車を押して行き来するのにはビッ
クリ、日本的に言えば「ウルサイな〜」良く言えば
熱心・真面目なのでしょうか?
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ソウルから汽車に揺られて4時間少々、此処慶
州は日本で言えば「斑鳩の里」町中に古墳群が
あります。 なんとも牧歌的風景でのんびりとさ
せてくれます。  駅前の貸し自転車を利用して
回りました。  旧市内は高低差の少く自転車に
はもってこい。  道路も整備され裏道でも安心
して走れます。話し掛けたおばあさんは流暢な日
本語を話されたのにはこちらがビックリ!
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石の塔が東洋で最初の天文台だそうで、陰暦に
ちなみ、361個と半分の石で築かれていると説
明がありました。  今回の旅行で感じたのは
韓国のインフラ整備が非常に進んでいることと治
安の良さを肌で感じたことです。  良いか悪いか
は分かりませんが、青少年たちの姿や立ち居振
舞いが、よき古き時代の日本を感じさせます。
 規律のある姿はやはり見習うべきと申したら
若い人たちに怒られるでしょうか?
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霧の中に浮かぶ石窟庵です。 正面に見える仏
殿の左奥にかすんでいるのがそれで、さして高
い山ではありませんが、深山幽谷を感じさせます
丁度石窟の中で信者への読経に出会いましたが
石のドームにこだまして荘厳な世界に引き込めら
れるような気持ちになりました。
 観光客でも時間帯により読経・礼拝に参加する
ことが出来ると書いてありました。
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 写真だけ見れば「日本のあるお寺です」と言われ
ても違和感がないですね。  インド→中国→韓国
を通って仏教が伝来したことが納得できます。
 日本がお手本にしたのですから当たり前ですが
僧侶も・読経も・石仏も、あまりに日本的なので少々
ビックリしました。   
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 慶州のハイライトはやはり仏国寺、定番の場所
から写した世界遺産の階段です。  壮大なお寺
ですが、豊臣秀吉の家臣、加藤清正が全山を焼
き払ったと書かれているのには参りました。 また
日本の植民地時代には、この庭園に日本系のホ
テルが建てられていたそうで、戦争の傷跡ととも
に、平和の大切さをしみじみと噛み締めさせられ
たものです。
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 商売柄韓国田舎料理に触れない訳には行きま
せん。 ご覧の通り赤一色と表現しましょうか、ほ
とんどの料理に「唐辛子・にんにく・にら」が欠か
せません。  そしてメインディッシュ(ここでは鍋)
以外は勝手に付いてきます。 そしてビックリ、キ
ムチはお変わり自由が普通です。 「お新香」300
円頂きます、なんて言っている日本が可笑しいの
でしょうか?

7年目に訪れたソウルの町で最初に驚いたのが、車のおとなしくなった事です。 あのわれ先に
頭を割り込み警笛を鳴らし続けたあの光景が嘘のようです。  いま中国がすさまじい騒ぎです
それだけ韓国のレベルが上がったのでしょう。 町の中も大変綺麗で、若者が地べたに座って
 たむろすような不快な光景はありませんが、I T先進国と言われる割には携帯電話のマナーは
 残念ながら少々難ありで、電車でも地下鉄でも地下道でもがんがん掛けるのには閉口しました。
食べ物とタクシーの安さは羨ましいぐらいです。 因みに自由に観光して一時間15000W
 約¥1500で、6時間チャーターでも¥9000ですから、バスで時間をつぶすより合理的だと思います。
 個人旅行で、安心してフリー行動の出来る国の一つとしてお薦めします。

ホテルの窓から港を見下ろす  港の周辺以外は、坂と階段の街 釜山
平地が少なく山へ山へと広がる様子が見える お世話になった韓国風ホテル

画像に触ると、おばちゃんパワーが実感できます(飲んで食べて計¥4000)

まさか、路上で食事をする事になろうとは夢にも思いませんでしたが、韓国のおばさんパワーは普通じゃないですよ。
衛生的には一寸ひるみましたが「熱を加えるものだから! それいけどんどん!」地元の人に混じって路上宴会始まり
不味ければ逃げ出しますが、これが結構いける!  地酒を片手に和気藹々  鎌倉のそばや仲間に海外自由旅行の
醍醐味を話したら「是非やろう」と手始めにお隣さんの韓国・釜山へ行くことになったのです。 (国際市場の路上です)
                                                      
慶州のイメージは「寺と塚」でしょうか? 日本に伝来した昔の様子が偲べます
画像に触れると様子が変わります

こちらが、ソレ、愉快な仲間です(仏国寺) 色は綺麗ですが彫刻は今一 絵で飾るのでしょうか

宮廷料理・焼肉料理・鮮魚料理と色々ありますが、おばちゃんの家庭料理の印象が強烈に残っています。
一番安い航空券と程々のホテル「安い・安い・良かったよ」の声でホッとした臨時ツアーコンダクターでした。


五回目の韓国は、食い気!

韓国と云えば、キムチと焼き肉・ちじみ等が直ぐ浮かんできますが、ソウルで地元の人に訪ねると
土俗村の参鶏湯(サムゲタン)を教えてくれます。    参鶏湯はヒナ鶏をの腹の中に高麗人参や
ナツメ、もち米などを入れてじっくり煮込んだ滋養食で、少し郊外にあるこの店を名指しで教えてくれました。



ほぼ単品だけでこれだけの集客は「凄い!」の一言です。  現地値段としては決して
安くはない値段でしょう。  昼の時間をはずしても行列が出来、暑くてもこの鍋だけで
商売になるというのですから驚愕物です。  小型の鶏一羽丸ごと入った鍋は具沢山で
流石に堪能します。      キムチ食べ放題は韓国流、どなたも満足の様子でした。
(食べたい方は、画面タッチ 絵が出ます



街頭で見かけた小判焼き(日本的に云えば)は、玉子がたっぷり入って栄養満点、おやつと云うより
主食、あんこ入りではない逸品です。    目が食べたくて、ついつい購入! なんと安いことか!