2012.10 

芸術の都・サンクトペテルブルグ



(エルミタージュ美術館と琥珀の間 画面タッチ)
西欧文化におくれをとらじと、ロシア皇帝が河口の沼地に運河をめぐらせ作り上げた人口の島がサンクトペテルブルグ
であり、その象徴的な建物が元宮殿のエルミタージュ美術館です。   第二次大戦ではドイツの攻撃を受け壊滅的な
打撃を受けましたが、まだ現在も修復中とはいえ、見る者を圧倒するほどに復元されています。  琥珀を張り付けた
「琥珀の間」は、ロシアの国力を見せつけられる思いがします。



その収蔵品といえば、ダビンチ・ミケランジェロ・ラファエロ・レンブラント・マチスからロシアの大家まで、それはもう世界の宝!
ピヨトールだかエカテリーナさんだかしれませんが、肖像画のおかたさまがお集めになったそうで、当時の庶民はどのような
暮らしをしていたのでしょうかね〜?      この肖像画絵ではないのです!  ちょっと触ってみて下さい。  ほら宝石を
ちりばめたモザイクで書き上げているんですよ!  (画面タッチ 変換

   

相当に搾取が行われたのでしょう、何代目かにはレーニンによる労働者の革命が起き「奢れるものは久しからず」となるのです
が、一方では膨大な文化資産が次の世代に受け渡され、国家の権威を司るわけで、功罪半ばと言えるのかもしれません。
小学生から新兵さんの教育に、こうした文化材が国の歴史と民族の誇りを持つ教育にに生かされているのは見習いたいものです




1881年の革命時に「人民の意志」派によって暗殺された、皇帝アレクサンドル二世が亡くなった血の跡に
立てられた救世教会で、寺院内の宗教画がすべてモザイクだ書かれているというスゴ者です(画面タッチ)
モザイクタイル画の良い点は、漆喰の壁に書かれたイコン(宗教画)の様に、退色しない処です。

サンクトペテルブルグと言えば忘れてはいけないのが郊外にあるピヨトールの夏の宮殿、通称噴水の宮殿です
今回、ツアーに初めて乗ってみて、個人ではこれだけ短時間に、しかも時間ロス無く名所旧跡を回ることは無理
だとつくづく感じました。  なぜならほとんどの場合団体専用の入り口が利用でき、並ぶ時間が省かれるのです
反面自由行動・勝手気ままな動きは制限されますから窮屈ではあります。  旅慣れない多くの人を引率する
側としては、「もしも事故があったら、迷子が出たら」と思えば、自由時間=とても怖い時間となるのでしょうね。

   
金土日は結婚式がとにかく多く、教会yの礼拝が終わると
公園に出かけて撮影をするのが習わしのようで、その時に
は、このリムジンが定番です。 
紅葉のピヨトール宮殿は、見渡しただけで3組の新婚
さんが、記念撮影に来園されていました。  ロシアの
離婚率は50%を超えているとはガイドさんの話です。 
   
新婚さんのドレスは勿論真っ白が相場ですが、花嫁が再婚
の時には色物を用いるそうで、すぐ見分けがつくそうです。
キスをうながす掛け声を教わりましたが、もう忘れました。 
 そのガイドさんと記念撮影が出来たのは幸せなこと!
勿論この方もシングルマザーだそうです。
日本語の上手な方で、ガイド業は高収入の様子。



ロシアには、夏と冬があって春と秋がないぐらいに陽気が急変するそうで、夏は35度以上、冬はマイナス25度
となり、その差は60度に及ぶと言いますから想像がつきません。  今日は最高温度が11度で日が陰ると8度
ぐらいで、完全な冬支度です。      自慢の噴水の庭も10月中旬で終わりになる寸前の訪問となりました。
庭園の奥に見えるのは「アドリア海」で海から冷たい風が舞い上げてきます。(画面タッチアドリア海)

 



サンクトペテルブルグはボルガの大河と運河の町で構成されています。  観光も運河からすると便利です
が。10月ともなると寒くて、乗客も少なそうです。  郊外は近郊電車の出番です(画面タッチ 近郊電車)
ロシア形のスリの件
4.5人がグループになって行動するので取り囲まれると逃げれなくなります。 胡散臭い若者グループは
目ざとく見つけて近付かぬ事が大切です (血の上の教会前にもいましたよ)