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○中村

 山手3丁目所在の朝鮮総連関連施設に対する固定資産税減免について質問致します。

 昨年3月、減免についての住民監査請求が出されましたが、その中で、請求人はこのように主張しておられます。

 「朝鮮総連千葉県本部及び朝鮮総連施設は、北朝鮮の指導の下に、北朝鮮と一体の関係にあるのは明白である」とです。

事実関係が報道を通じて知られるようになった現在では、よほどのシンパでもない限り、請求人の主張に異を唱える人もいないでしょうし、聞いた例もありません。

 住民訴訟における主張を目で追いながら、言わんとすること、言いたいことの意味はよく判りました。

処分行政庁としての判断の根拠については、縷々述べられているものの、総論としての判断の根拠は、特に心許無いものであります。

 そこで質問致します。

 多くの市民の方が共感する請求人の主張についての市の見解の説明を求めます。

 

 前定例会における水野副市長の答弁に関して質問致します。

 「放射線量の測定を行いました市議会議員及び市民の方数名について、環境部長、都市整備部長、それを私とで面談をした」とあります。

その際、この市議会議員より謝罪の言葉があったのか否か回答を願います。

 

 学習指導要領、特に古典に関する記述に関して質問致します。

 教育基本法の改正の理念が年月を経て、形に漸く現れたと理解しております。

国語科の指導に当たっては、趣旨が伝えられるようにと念じておりますが、学校図書館における選書を通じても、反映されますことを念じております。

 国語の力を高めていく上で質問致します。

 古典の学習に関する学習指導要領の記述をどのように理解しているか。

そして、敷島の道を初めとする古典の素晴らしさを、図書主任研修会に於いてどのように指導して行く考えか。

また、古典の指導に資する学校図書館の役割とは何か、所見の回答を願います。

 

 名簿を男女混合としている市立学校について質問致します。

 平成18年度以降の状況について、推移を回答願います。

 男女共同参画及び服務について質問致します。

 男女共同参画センターフェスティバルなる行事が、今月30日にあります。

 楽しみにしている訳ではありませんが、これまでも監視して参りました。

 参加団体の方が、毎回毎回過剰なまでに反応してくれていまして、行政監視の務めを果たしている実感、税金の使われ方を監視する我が役割を体感しております。

 職員の服務にも関連して質問致します。

 政治的に意見が分かれるような問題に関して活動する団体についてであります。

 一方の考えを主張する団体の中で、全体の奉仕者であるべき市の職員が中心的な役割を果たすことは、市民の方に疑念を抱かれると思いますが、当局の回答を願います。

 以上、1問終わります。

 

○税務部長

 中村議員の朝鮮総連に関連して、固定資産税の減免についてのご質問にお答え致します。

 山手3丁目にございます朝鮮総連関連施設の固定資産税及び都市計画税につきましては、現在、減免をしております。

 この減免措置につきましては、船橋市税条例第71条第1項第4号、特別の事由があるもの及び固定資産税の減免取り扱い要綱第3条別表第4号該当の2,町会自治会等の集会所等に供している固定資産として減免しております。

 また、減免の適否につきましては、集会所の機能、利用実態、地域住民による運営の3つの側面から公益性があるものと判断したものでございます。

 この施設につきましては、中村議員からご指摘の通り、住民監査請求があって、それが棄却された後、訴訟になりました。

 千葉地裁において、3月の23日、判決が下りていまして、その争点、3点ほどございました。

 減免の判断は、所有者に注目して為されるべきであろう、同胞の者が使っているので公益性は無いんではないか、平成18年の頃の本件土地等の利用状況等を前提に処分したもので、その時の状況を前提にした判断は違法性があるのではないか、この3点でございました。

 この何れの3点についても、千葉地裁の判断は、理由が無いということで、減免の適法性が裁判所により認められたものでございます。

 以上でございます。

 

○都市整備部長

 中村議員のご質問にお答えします。

 市民対応についてのご質問でございます。

 平成23年、昨年の10月17日に、市民団体と放射線測定結果の今後の公表の方法について打ち合わせを行いました。

 その際、議員より謝罪の言葉があったと記憶してございます。

 以上でございます。

 

○学校教育部長

 学校図書館についてお答え致します。

 教育基本法や学習指導要領の改訂を踏まえ、伝統や文化に対する教育をより深めて行くことは、今日的課題であると認識しております。

 議員も御存じの通り、改訂された学習指導要領に於きましては、各教科に於いて伝統と文化を尊重する教育に関する内容や、指導方法の充実・改善が図られたところでございます。

 議員ご質問の古典の学習につきましては、正に我が国の伝統と文化を尊重し、我が国と郷土を愛することの育成に役立つものと捉えております。

 次に、古典の素晴らしさを図書主任研修会に於いてどのように指導して行くのかとのご質問についてでございますが、教育委員会では平成24年1月の図書主任研修会に於きまして、市教育委員会の指導主事が講師となり、児童生徒が古典に触れる機会が多くなるよう、古典に関する図書の整備について指導したところでございます。

 更に、平成24年4月の研修会でも、学校図書館を活用した市内中学校の先進的な古典学習の事例を紹介し、児童生徒が古典に興味・関心を持ち、古典の世界を楽しむことの重要性について指導したところでございます。

 

 続きまして、男女混合名簿についてお答え致します。

 市立学校の男女混合名簿の実施の推移でございますが、調査を実施した年度についてお答えを致します。

 平成18年度は市立学校の合計で46校、平成19年度は41校、平成22年度は25校、平成24年度は13校となっております。

 以上でございます。

 

○総務部長

 服務に関するご質問にご答弁申し上げます。

 職員は、地方公務員法において、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務するものとされておりまして、また、政治的中立性が求められることは言うまでもございません。

その結果として、市民から信頼を得ることが出来るものと考えております。

 また、職員が公務を離れたプライベートに於きましては、原則として一般の市民と同様、自由のほうは保障されておりますが、その行動に於いても、地方公務員としての中立性に疑念を抱かれることの無いよう、自らを律して行く必要があるものと考えております。

 以上でございます。

 

○学校教育部長

 先程の学校図書館について、図書館の役割と言う所を回答致しませんでしたので、申し訳ございません、それについて答弁致します。

 古典の指導に資する学校図書館の役割につきましては、児童生徒が多くの古典作品に触れたり、古典の学習を進めたりする場を提供することでございます。

 今後も引き続き、学校図書館を活用することにより、児童生徒が多くの古典作品に親しみ、古典の素晴らしさを味わえるよう、図書の整備と活用について指導・助言をして参ります。

 以上でございます。

 

○中村

2問を行います。

 朝鮮総連関連施設固定資産税減免に関しましては、市民感情を勉強なさる必要があることだけは、よく判りました。

都知事や大阪市長に学んでいただきたいことも、よく判りましたが、報道の記事からも十分学べるとは思いますが、必要に応じて、役所間で照会されるとよろしいかと思います。

 また、学ばれたならば、今回のような答弁とはなり得ないと思いますので、今後の学習到達度を注視しながら、機会を改めて質問したいと思います。

そして、当該施設の看板には、「在日本朝鮮人總聯合會千葉県西部支部建鐵分會」とあります。

利用者の国籍について確認しているか否か回答を求めます。

 

 2週間前の先月31日、東京電力に対し、副市長が請求書を手渡されました。

続きましては、謝罪した市議会議員に送りつけることが順番でありましょう。

市民の方に、納税者の方に損害額を転嫁すること、負担していただくことなど絶対に許されません。

利息の問題もある以上、早急に対応し、市民の方の不安を解消するよう要望致します。


学校図書館の選書については、市立図書館が作成した資料が幅を利かせている現実があります。

特定の出版社の図書が著しく目につくことは、重大な問題であります。

図書館における選書に関しては、教訓が残されております。

 この教訓が学校図書館にも伝わっているかと言うと、心許無くあります。

関係者は、図書館部会等に於いて、市立図書館が作成した資料を活用しながら、それぞれの学校の事情に応じて、独自の意思を持って務めを果たすべきと考えます。

分野毎の充足割合にも関連することと思いますが、所見の回答を求めます。

 名簿に関してです。

 男女の特性や尊厳が尊重された名簿、即ち男女が区別された名簿を用いるか、または、男女混合名簿を用いるか、判断するのは一体全体誰なのか、回答を求めます。

 以上で2問を終わります。

 

○税務部長 中村議員の第2問にお答えします。

 先程、看板のところに「在日本朝鮮人總聯合會千葉県西部支部建鐵分會」とあると言うお話ですが、平成20年頃からは、分会の活動にはこの施設は利用されておらず、地元自治会が無償で借り受ける形となっております。

の管理は地元自治会が行っており、光熱費も地元自治会が負担するなど、実質的な管理運営は地元自治会が行っていることを確認しております。

 町会自治会の集会所に該当する施設として減免していることから、減免のための調査においては、町会自治会としての利用状況の確認はしておりますが、利用者の国籍まで確認する必要はないことから、確認はしておりません。

 以上でございます。

 

○学校教育部長

 学校図書館につきましての第2間にお答え致します。

 学校図書館の選書につきましては、学校図書館協議会図書選定基準に基づき、学校の実情に応じて、各学校の図書部会などが児童生徒の要望や授業での活用に必要な図書を中心に選書し、校長が決定しております。

 選書の際は、市や県の教育委員会が発行している推薦図書リストや、市立図書館が作成したリスト、各出版社の学校図書向けの図書目録を参考にすると共に、図書主任研修会での講師の話など、様々な資料から情報を収集するなど、適切な選書に努めております。

 教育委員会では、学校図書館図書標準達成率を100%にするため、図書の整備を図っているところでございます。

更に今年度は、日本十進分類法に基づく分類構成の蔵書割合についても調査をし、各学校の蔵書傾向を把握すると共に、今後の選書に活かすことが出来るよう、取り組んでいるところでございます。

 

 続きまして、男女混合名簿についての2問でございます。

 どちらを選択するかは、各校長の判断によるものでございます。

各学校では、それぞれの実情に合わせて採用しているものと認識しております。

 以上でございます。

 

○中村

 固定資産税減免に関しましては、先程の答弁を聞かれた市民の方が、どれだけお怒りになっておられるか、よくお考えいただきたいと思います。

何れにしても、この問題はまだまだ続きます。

 当該施設を無償で借用している地元の自治会、固定資産税減免の対象の要件としての無償による借用があります。

 借用している自治会に対する聞き取り調査は、総務省からの通知が出される都度には、少なくとも行っているかと思いますが、当該自治会から他の施設を探していると言った意見を聞いたことがあるか、回答を求めます。

 

 小学校、中学校の段階を経て、高校段階に於ける古典への学習へと繋がって行く。

古典に親しむ前に躓いてしまい、素晴らしさを実感する機会を逸してしまうようなことになってしまうのであれば、日本人としての素養を培っていく上でも残念なこととなりましょう。

小学校から中学校、そして高校へと続く古典の学びが継続して行く過程での小中段階での指導は如何あるべきか、所見を回答願います。

 

 名簿に関しましては、市立船橋高校を初めとする13の学校で、相も変らぬ、麻疹が治っていない校長先生がおられるようであります。

18年度以降、男女混合名簿を用いる学校は減少していますが、その要因をどのように分析しているのか、回答願います。
 

○税務部長

 中村議員の3問目にお答え致します。

 当該自治会が、他の施設を探しているかと言うご質問でございました。

当該施設を借用している地元自治会に伺ったところでは、新たに自治会館を建設するのは、自治会の資金面から大変難しく、無償で借用出来るのであれば、当該施設を引き続き集会所として利用させていただきたいと考えているということでございました。

 なお、地元自治会と当該施設の所有者である朝鮮総連千葉県西部支部とは、平成23年8月に、正式に当該施設の使用貸借契約を締結しております。

 以上でございます。


○学校教育部長

 学校図書館についての第3間にお答え致します。

 小学校では、昔話や神話、伝承、易しい文語調の短歌や俳句、親しみ易い古文や漢文などの音読、暗唱を通して、古典の世界に出来るだけ多く触れ、日本語の響きやリズムを実感し、調べの美しさを味わいながら、我が国の伝統的な言語文化に親しむことが重要であると考えております。

 中学校に於きましては、小学校での学習を活かし、古文や漢文の音読や朗読を通して、作品の内容を理解するために必要な文語の決まりや、訓読の仕方、歴史的仮名遣いなどを指導します。

 また、和歌、俳句、物語、随筆、漢文、漢詩、更に能、狂言、歌舞伎などの古典芸能も含めて様々な種類の作品を扱うことにより、古の人の物の見方や考え方、長い年月を隔ててもなお現代と共通するものがあることなどに気付かせます。

 これにより、我が国の言語文化を享受し、継承、発展させ、生涯に亘って古典に親しむ態度の育成を図ります。

 なお、教育委員会では、国語科研究委員会を設置し、平成23年度は、小学校と中学校の系統性を踏まえた古典指導についての研究を行い、その実践例を平成24年3月に研究報告指導資料として各学校へ配布したところでございます。

 
 男女混合名簿について、第3問についてお答え致します。

 平成19年3月27日付、千葉県教育委員会通知、「学校における男女平等に関する教育の推進について」を受け、市教育委員会と致しましては、男女別名簿及び男女混合名簿は、必要に応じて適切に判断して指導するよう、各学校に通知したことが、減少した一因であるとも考えております。

 また、学校の教育活動を進める上で、混合名簿は使い難いなどの理由から、名簿を男女混合にしている学校が減少していると認識しております。

 以上でございます。


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