− Introduction −





『 物語を語ろう 』



 物語を語ろう!

 今この時よりもほんの1世代過去に戻って、かつて刻まれた冒険を、この世全ての人々に聞こえるくらい大きな声を張り上げて語ろう。



 それは僕たち6人の物語。


 それは幸福と愛情に満ちた、倖せな出会い。

 それは勇気と驚きに満ち溢れた、日々過ぎゆく冒険の数々。

 それは疑心と憎悪が交差する暗闇の中、仲間と自分の力を信じて手探りで進んだ暗い記憶。

 そして。
 それぞれに科せられた運命に屈することなく、誓った言葉を信じて戦い抜いた、それは僕らの歴史。



 いまいましい運命という奴は、ぼくらを歯車に変えてまるでパズルを組み立てるように複雑に並べたて、ギシギシときしんだ音をたてながらも確かに回したそれで、僕たちの歴史のタペストリーを編んでいった。

 多くの人々を巻き込み、最後にはたくさんの魔法使いと魔女達の命を、まるで房かざりを作るかのようにためらう事なく奪いながら、歯車の回転を早め凄い勢いで模様を編みあげていく。


 しかし、運命は予想もしなかった新たな糸を紡ぐ。

 嵐のような襲撃は、僕たちのかけがえのない仲間の命を奪い、けれども最後の編み目を結ぶ直前でそれを編む手を止めた。

 否。

 その命を賭して、回る歯車の台座を粉々に打ち砕いた、ジェームズとリリー。


 そして残された僕らも、嵐の様な運命の波に飲み込まれた。

 疑心に翻弄されるハグリット。
 全てを裏切ったピーター。
 己を苛む後悔に文字通り胸を掻き毟るシリウス。
 何一つ、守ることも助けることもできなかった愚かなルーピン。



 時を新たにして、二人の息子であるハリーを中心に、再び紡がれようとする新しいタペストリー。

 生き延びたその邪悪な歯車は、事もあろうに新しく組み立てられていくパーツに混じって、今度こそその暗黒のようなタペストリーを完成させようと暗闇に息をひそめて静かに時を待っている。



 そして、新世代達の冒険が始まろうとする今。


 かつてあった僕たちの冒険の歴史を。

 輝かしきその勇者達の物語を。


 声高く、語ろう。
















 でっち上げあげ、ハリポタ親世代話のはじまり、はじまり。
 全ては、豪華褒賞に目がくらんだ訳で…。

 うふふ、絵、描いてね。バナー、作ってねv
 指きりげんまん、破っちゃイヤなりよv(んぎぎぎ…)


 そして、すいません、ハリポタファンな方々。

 どこか間違ってましたら、どうぞ教えていただえると嬉しいです。
 あんんまりしっかり、読んでないんデス>原作

 そして、そして。
 読んでいただきました方々に、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

                   02.3/21  冬花

 
 ふ……ふふ……ふふふふふ(怖っ)
 ○年来のお付き合いのあるリアル友、冬花様より戴いた
 (奪い取った??)ハリポタ創作でございます〜!!
 
 冬花ちゃん!君からこうやって創作を頂ける日が来るなんて全然全く
 夢にも思わなかったわ〜!!でも、その話を戴いて全然全く遠慮せずに
 「ハリポタならパパりん世代創作〜!!!!」とリクした自分も自分だけど
 
 でもでもでもでも、冒頭から見事にツボっっ!!(ぐっ)
 ステキよ冬花ちゃん(T▽T)
 
 代償……、きちんと払いきれるか自信がありません(滅)
 ううっ、でもでも頑張るからねーっっ(と、取り敢えずローンで;;)