サマースクール旅日記 (August.1999)
 
     
  15日(日)2週目のスタート

さぁ、今日から2週目。昨日はもう一人Ritsuko先生も福岡から着いて、日本人は総勢8人になった。もっともみんなクラスはバラバラなので、食事とお茶の時くらいしか顔を合わさないのだけれど… Adachiさんの風邪も治って、みんなそれぞれ楽しもうと張りきっている様子だ。

先週試験を受けなかったので、私のスケジュールは基本的に変わらないけれど、朝のモーブのゼネラル・クラスの先生が、ジム先生からウェンディーズに、そして午後のミックス・ゼネラルの先生がレオナに変わってしまった。残念!

ウェンディーズには今まで習ったことがなくて、ただリサイタルやイベントで「楽しいエンターテイナー」としてしか知らなかったが、気分を明るく盛りたててくれる良い先生だった。良く注意してくれるし、褒めてくれるし、しかも変なプライドがなくて、質問しても分からないときには、ちゃんと調べてきてくれる。朝っぱらから一番にランニングやホッピングのエクササイズを入れるのには参るけどね(ちゃんとウォーミングアップはすませているから、体は動かないことはないんだけれど…)。
ジム先生の「追っかけ」(もう既にグリーンを卒業してしまって、他に勉強することがない人は、カラーに関係なくジム先生が受け持つクラスを受けたがる)もいなくなって、スペースも十分。これで暖炉の角に頭を打ち付ける心配もなくなった。試験に向かっての体制は万全だ。

午後のゼネラルの先生が変わったので、今度ティーチング試験を受けるための復習に、オレンジ・インテンシブをかわりに受けてみようかと悩む。一応出てみたが、体力やスケジュールとちょっと相談。明日返事をする事にした。

夕食の時にMiyu先生から、エミリーが振付けたダンスに出て欲しいと言っているから、明日の6時にM1の部屋で、と伝言を聞く。はやくも2週目のダンスリサイタルの練習の始まりだ。日本人はあとNanami先生も誘われていて、イギリス人との8人ほどのグループダンスのようだが、楽しみ、楽しみ。

夜はジム先生のお話しが聞けるかと期待していたけれど、仮装ダンスパーティーに変更になっていた。四季を現す衣装に着替えて集合!とボードに書いてある。もちろんみんな手持ちのもので工夫するわけだが、子供達はおおはしゃぎ。宿舎のシーツを引き剥がしてまとい枕カバーを頭にかぶって「冬」になる子、この寒いのに水泳パンツらしきものにサングラスを着けて走りまわる子。大人も負けずに落ち葉を集めて張り付けてきたり、色や形でイメージするものを身に着けてのりのりだ。ダンスは土曜のディスコで少々食傷気味だったので、みんなの出で立ちをしばらく楽しんでから宿舎に帰り、書き残していたポストカードを全部書いた。