谷汲線の総合書
「谷汲線 その歴史とレール」
ローカル線からかいま見る激動の日本と世界
のご案内
日本の「原風景」―典型的なローカル線の風情をたたえていた名古屋鉄道谷汲(たにぐみ)線。
2001年(平成13)10月に多くの人々から惜しまれて廃線になったこの路線の魅力を、
約3年の歳月をかけて「歴史」「レール」「廃線跡」の角度から総合的に紹介した本が
『谷汲線 その歴史とレール』です。
この本をひもとくと、谷汲線の知られざる姿や歴史だけでなく、ひとつのローカル線を通して
日本と世界の近現代史をもご理解して頂ける構成となっています。
あなたを新たな歴史の旅へいざなう本―それが『谷汲線 その歴史とレール』です。
■本のあらまし
・タイトル :『谷汲線その歴史とレール』 |
・概要
岐阜県西部の小さなローカル線、名古屋鉄道谷汲線。この鉄道は、豊かな自然にめぐまれた、レトロな電車が走っていた路線でした。一九二六年(大正一五)に谷汲鉄道によって開業し、のち名古屋鉄道との合併を経て、二〇〇一年(平成一三)に多くの人々から惜しまれて廃線となりました。『谷汲線 その歴史とレール』は、谷汲線を「歴史」「レール」「廃線跡」の三つの面からクローズアップし、その魅力を存分に紹介した、はじめての総合書です。
序章「現役時代の谷汲線」では、ありし日の谷汲線の魅力を紹介しています。
第一章「谷汲線の歴史」では、これまで資料もほとんどなかった谷汲鉄道の会社設立から廃線までの81年にわたる歴史を、はじめて通史的に紹介しました。
第二章「谷汲線のレール調査」は、谷汲線の11km、延べ2,200本を超える全線レール調査の報告です。今から97年前のレールが実際に本線で使われていた谷汲線。ここでは、谷汲線の貴重なレールを紹介しながら、世界のレールや産業史についても理解して頂けるようにまとめました。
第三章「谷汲線の廃線跡をたどって」では、廃線後の谷汲線の姿を紀行風に紹介しています。
巻末には「谷汲線略年表」を付けました。史料としても価値のあるものです。
この本の特色は次の通りです。
・谷汲線の歴史をはじめてまとめたこととくにベールに包まれ、これまで名古屋鉄道でもわからなかった谷汲鉄道時代の歴史を掘り起こした点は、評価されています。
・徹底したレール調査を行ったこと
ある特定線区全線にわたるレール調査は、これが初めての試みです。また、わが国の輸入/国産レールについての「産業史」的考察、とくに国産レールの起源が官営八幡製鐵所ではなかったこと、1920年代後半からなぜ輸入レールがすたれ国産レールが普及したか、など従来とは異なったユニークな視点からレールを見た初の出版物として、好評を得ております。
全体を通して、谷汲線という二〇世紀に存在した一つのローカル鉄道を、日本や世界の歴史という大きな視点からまとめた総合書という特色を備えています。鉄道や鉄鋼業だけでなく、広く歴史に興味をお持ちの方にも喜んで頂ける本と自負しております。
■ご注文について
『谷汲線 その歴史とレール』は、全国の書店の他、インターネットなど多くのルートでご注文頂けます。
3月20日現在の主な状況は、次の通りです。
◆書店(店頭在庫あり)
・岐阜
自由書房主要店(本店1階、名鉄百貨店5階 他)、岐阜新聞販売店、三省堂書店JR岐阜駅店 他
・東京
書泉グランデ、八重洲ブックセンター、栄松堂書店東京駅店、紀伊国屋書店(新宿本店、新宿南店、大手町店)、ジュンク堂書店、丸善 他主要書店
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・その他の地域
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仙台店、大津店、久留米店、熊本店、長崎店、光の森店、鹿児島店
なお、全国どこの書店でも
『谷汲線 その歴史とレール』 大島一朗著 岐阜新聞社
とご注文頂ければ、約1週間程度で配本されます。
◆インターネット
岐阜新聞情報センター(出版室)
Eメール: hon@gifu-np.co.jp
◆FAX
・岐阜新聞情報センター(出版室)
Fax: 058-264-8301
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