全日本ノルディック複合合宿見学の旅(鹿角花輪)   2002.6


  随分久しぶりに合宿見学レポを書くのでやや緊張気味ですが、記憶のある限り
  皆さんに合宿の様子を伝えられるよう頑張ります。 
  お時間の都合の付く方、お付き合いいただけたら幸いです。


  鹿角へ行くのはかれこれ2年ぶり。(これが3度目だったりする)
  いつも夜行バスで東京に出て、早朝東京から東北山形新幹線に乗って盛岡に
  向かっていたのですが、今回は短い期間で効率良く合宿見学をする為に
  夕方東京に向かい、夜行バスで池袋駅から花輪に向かいました。
  バスは横3列で1席1席独立した座席で、背筋が伸びるくらいリクライニングするので
  わりと快適でした。余談ですが、乗車直後、ものの3分もたたないうちに
  「グ〜、グ〜」と車内に響くイビキをかいていた方がいて、驚きでした。
  よっぽど疲れていたのでしょうか???
  翌朝、6時過ぎくらいに花輪営業所のバス停に着いて、降りたのはいいのですが
  ココはどこ?という状態でした。パッと見渡す限り、駅は近くに見当たらないし、
  にぎやかな通りでもない。
  地図を打ち出しておいて正解でした。地図でその営業所と思われる場所を見つけ
  ひとまず予約を入れたホテルに向かいました。一旦通りに出たら、見覚えのある
  景色でした。(さすがに2回も来ているだけあって散歩に出掛けた記憶が
  よみがえってきました)
  無事ホテルに到着しました。部屋が空いていたら入れてもらおうかと思って
  フロントの方に聞いてみたのですが、悲しいことにその日は満室だったので
  ロビーで時間つぶしさせてもらうことにしました。(この時まだ6時30分くらい)
  夜行バスを乗る前に仕入れた、コンビニおにぎりをいただきました。
  その後、顔洗ったり化粧したりして、8時30分くらいまでそこで時間を過ごし、
  やっと合宿地へ向かいました。

  タクシーに乗車後「アルパスまで」と行き先を指示。(アルパスとは鹿角の総合
  スポーツ施設でもあり、選手の皆さんが宿泊している場所でもあります。)
  アルパス到着後、サッカーボールを蹴る人が一人。この方は?と思って
  よく見たら、東京美装の純ジャンプ選手の斎藤慎一郎くんでした。
  「わおっ。美装の純ジャンプの方も来てるのね。」なんて思って建物に入ると
  次は金子祐介くんにバッタリ。金子くんは、純ジャンプでは応援している選手
  なので、こんな所で偶然会えて、すごく驚きました。あちらも驚かれたようですが。
  その時点では複合選手の姿は見かけられなかったので、施設内のロッカーに
  小荷物を置きに行って、外をふと見たら、選手が山に消えて行く姿が…。
  あら〜。タイミング悪かった…。1度山に入ったら、しばらく姿は見られません。
  ボーっとしていてもヒマなので、選手が走りに行ったコースを逆から散歩に
  出かけました。(コースはなんとなく知ってるので)
  行く度に思うのですが、緑がとってもキレイなんですよね〜。森林浴してる〜。
  って感じで散歩してるだけでも気分いいんですよね。
  しばらく経つとやっと、選手の姿が見えてきてその中に彦さんの姿もいました。
  「おはようございます」と声を掛けると、相変わらず、さわやかに笑顔で挨拶を
  してくださいました。彦さんの姿見られて、ホッとしました。せっかく鹿角花輪まで
  練習を見に行ったんですもん、さすがに空振りはねぇ。良かった。
  山から戻って来て、何か集まって話をされている姿を遠くから眺めていました。
  すると、腰に巻いたドリンクホルダーを置いて、スキーのゲレンデを1列になって
  登って行かれました。結構斜度のある山をですよ。見てるだけでこちらが
  疲れてきちゃいそうでした。
  「また、山に消えちゃいましたねぇ。ヒマですねぇ。」なんて、同行された方と
  休憩所で話をしつつ、何気なく山を見ていたのですが、よ〜く目を凝らして
  見ていたら、山の上の方で、カラフルな点々が上下に動いている様子が見えました。
  「あれって選手なんじゃない?」どうやらカラフルな点々は選手のTシャツでした。
  階段でも上り下りしている感じに見えました。本当に点々くらいしか見えない
  所まで登って行かれたようです。
  しばらくしたら、カラフルな点々が下に向かって1列に並んで降りてきました。
  下の方に来たらやっと人だとわかりましたけどね。あはは。
  みんなヘトヘトになってました。
  その時点で10時30分頃だったでしょうか。まだ時間も早いので、何かトレーニング
  をされるかな?とも思ったのですが建物に入る何人かの選手を見て、終わりかな。
  とも感じられました。彦さんがみえたので、「もう午前は終わりですか?」と尋ねたら
  「はい。」とのことでした。短時間でしたが、内容の濃い練習をされていたから当然かな。
  昼食はアルパス内の食堂で、練習を終えて戻った選手から順々に取られていました。
  私達は選手の皆さんが食事を終えた後くらいに、そこでゆっくり食事をさせて
  いただきました。食事を取っている時、一人の施設の方らしき、少し年配の男性が
  私達のところに来て、「ジャンプ台、上るかい?」と、声を掛けてくださいました。
  「えっ、あっ、いいんですか?」って結局、動揺しながらもお願いしました。
  「30分後くらいにまた来るから」と言って、その方は去って行かれました。
  「やったぁ。ジャンプ台に上れるんですって。嬉しいですねぇ!!」と話をしながら
  その方が戻って来られるのを待っていました。

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