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  ほぼ時間通りに、その方ともうひとかた(こちらはだいぶ若い方)施設の方が
  食堂にやってきて、ジャンプ台まで誘導して行って下さいました。
  ドキドキしながら、彼等について行きました。本当に嬉しくて嬉しくて。
  いつも見るかたつむり型のリフトに初めて乗車させてもらいました。
  自分が乗ってみると意外と狭い車内にビックリ。なぜなら、いつもココに
  10人近くの選手が乗っているのに、広さはこれだけなんだ。と言う感想です。
  多くの選手が乗れるように、扉は閉まらないように止めてあるので
  外はまる見えです。斜面に沿ったレールの上を走るので、怖くないと言えば
  怖くないのですが、降り返ったら怖かったです…。

リフトは向かって左側にあります。10mくらい下の位置に
到着して、階段を上ってスタートゲートに向かいます。


  リフトを降りると、、スタートゲートへ向かう為の階段があるのですが、この階段は
  白馬と一緒で雪が積もらないよう、網目になっていて下が良く見えるんですよねぇ。
  高所恐怖症泣かせの階段です。
  恐る恐る階段を上って、上からの景色を楽しみました。



すっごーく見晴らしが良かったです。

  見晴らしは良かったのですが、この日は結構風が強くて、そこで風に吹かれて
  いるだけで、腰が引けちゃう状態でした。改めて、選手の皆さんはスゴイ!!と実感。
  
  せっかく上まできたので、ついでに横の台のスタートゲート付近にも行ってみよう。
  と言うことになって移動していきました。

  横の台と比べたら、危険度も多少少なそうな気はしますが、やっぱり怖かった。
  そしてさらについでに、こんな経験そうできないでしょう。ってことで、アプローチ横の
  階段を下り、ランディングバーン横の階段を下り、下まで歩いて降りました。
  手すりにしっかりつかまりながらもなんとか下までたどりつけました。
  本当にいい経験でした。

  そう言えば、最初に声を掛けて下さった方はこちらの施設の事務局長さん
  だったようです。そんな偉い方だったとは…。どうも失礼しました。


  昼の休憩を終え、14時くらいに選手の皆さんはジャンプ台に向かってきました。
  いつももう少し午後の練習の開始は遅い気がしますが、この日は
  サッカーワールドカップの「日本VSチュニジア」の試合当日でした。
  キックオフが15:30からだったので、それに合わせて練習時間(ちなみに
  この日の練習日程すべて)が変更になったらしいです。
  ジャンプ練習が始まり、今年初のジャンプ見学が出来ました。
  今季飛び始めてからまだ日が浅いせいか、時々、「ありゃ〜!!」とか
  「うお〜!!」とか叫び声が聞かれましたよ。でも、いいジャンプも
  何本か見られました。大会までに怪我のないよう、徐々に調子を上げて
  いってもらえることでしょう。たぶん。

  最初に聞いた話では15時前には練習を切り上げる。とのことだったのですが
  15:00少し過ぎるくらいまでみなさん飛んでいました。
  でも、15:00過ぎた辺りから、急いで着替えて、足早に建物に戻る選手の
  姿も見られました。特に森さんはサッカーの試合を本当に楽しみにしている
  様子が伝わってきましたよ。時計を指差しながら「始まっちゃいますよ!!」
  と言いながら、急いで帰って行きました。
  彦さんにも「試合御覧になりますか?」と聞いたところ「はい。(もちろん)」
  と回答してくれて、少し前に帰られた方(誰とはいいませんが…。)を指差し
  「あんなに急いでる人いるしねぇ」って笑顔で眺めていました。

  それから私達も観戦場所を探しました。最初は食堂で見ようと思ったのですが
  美装の純ジャンプコーチの須田さんがみえて、「こちらで御覧になりますか?」
  と聞いたところ「はい!」と答えてくださったので、ここじゃ見れない。(恥ずかしくて)
  と思い、他を探しました。別に、その場で選手やコーチの皆さんと一緒に観戦
  することも可能だったと思うのですが、私、観戦中騒がしいので、とても一緒には
  観戦出来ないなぁ。と思って退散しました。
  食堂の横に休憩所があって、そこにもテレビが置いてあったので、そちらで
  観戦させていただきました。
  観戦直後、こともあろうか、激しい睡魔に襲われ、寝てしまいました…。
  後半戦はしっかり目がさめて、開始早々得点入って大はしゃぎでした。
  2-0で勝ちました。やった〜!!って何度も叫んでました。
  選手の皆さんと観戦一緒に出来たわけじゃないけど、ひとつ屋根の下で
  同じ試合を見ていたんだなぁ。って考えたら、結構幸せだなぁ。って。
  ささやかな幸せを感じていました。

  それからタクシーを呼んでホテルに戻りました。

  ホテルで一息付いて、外に食事を食べに行き、またホテルに戻って
  この日は早々寝てしまいました。移動疲れがドッと出てしまったようです。


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